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フォルクスワーゲン カルマンギア・コンバーチブル 1969年式
車検 2026年9月 走行 不明 備考 メーター取り替え後 1万1300マイル(約1万4600km)  全塗装(マルーン)、シート張り替え、4M、クーラー、カーナビ
長さ 405cm 163cm 高さ 133cm 重量 820kg 排気量 1580cc
取材日2025年1月

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完璧な状態で維持された個体
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今回紹介するクルマは、1969年式のカルマンギアコンバーチブルです。専門ショップで完璧にオーバーホールされた状態で購入し、購入から3年ほど所有したパーフェクトな状態。購入後の走行距離はきわめて短く1万1,300マイル(1万4600km)、購入後、手を加えたのはローダウンされていた足回りをノーマルに戻している程度です。

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深みのあるマルーンカラーの魅力
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なんといってもこのクルマの魅力は、めずらしいマルーンに全塗装されていること。
深みのあるカラーリングは、カルマンギアの絶妙な豊かな丸みのある
流麗なデザインカーブを際立たせる意味で非常に効果的です。

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1.6リッターエンジンも完調 
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エンジンは、1969年に発表されたカルマンギア最大の排気量1.6リッターです。程度のいい1.6リッターエンジンを乗せ替えて搭載しています。もちろん、下記の写真や動画見ていただけるとわかる通り、専門店で完璧なレストアをしています。
エンジンのアイドリングもきわめて、安定しており、タイミングベルト類もしっかりしており、回転ブレもありません。動画でご確認下さい。

唯一、手を入れるとするとホロを交換するぐらいですが、ビニールのリアウインドの状態も良いのでこのままでも十分。なんといっても、このモデルはコンバーチブルであり、オープンエアを楽しむクルマでありますから問題ないでしょう。

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快適性と実用性を高める装備
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さらに、快適性を高める工夫もされています。コンバーチブルには珍しく、クーラーも後付けされています。シートはあえて「合皮シート」を選択。革と違って合皮シートは汚れやダメージに強いだけでなく、座り心地を良くして長時間の運転も快適にしてくれます。革シートにくらべてメンテナンスに優れていています。特にコンバーチブルの場合、「合皮シート」を選択するのは正解。革シートは不意の雨でシミができたりしますから。

ホイールは、ホイールキャップではなく「ポルシェホイール」。走行性能を高めるだけでなく、車全体の外観をアップグレードするためのアイテムで、特にスポーツ走行やデザイン性を重視する場面で活躍します。

また、「ハロゲンランプ」は夜間の視界を確保するための必需品で、暗い道や夜間のドライブ時に道路や周囲の車をはっきりと視認できるようになります。
マルーンカラーのボディに違和感がない「ホワイトウインカー」はターンシグナルの視認性を高めるだけでなく、スタイリッシュな外観を演出します。夜間や悪天候での安全性を確保するためには重要な装備です。

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最新装備でドライビング体験を向上
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「パナソニックゴリラ」カーナビゲーションシステムと「カロッツェリア CDプレーヤー」を装備。
さらに「ボディソニック」も運転席に装備され、オープンでの走行時も迫力あるサウンドが楽しめます。

機能的な面では、「ワイパー(かんけつ)」が雨天や雪の日の視界を確保してくれます。また、「UBSジャック」はスマートフォンやUSB機器を車内で充電できるため、長距離ドライブ中にナビやデバイスのバッテリー切れを防げます。

「ステンレスマフラー」はエンジンの性能を引き出しつつ、控えめな排気音で住宅街でも静かに走行できます。

最後に、「キルスイッチ」は盗難防止や緊急時のエンジン停止を可能にする装置であり、安全性をさらに向上させます。これらの装備は、旧車をより快適で安全に楽しむための要素が詰め込まれており、ドライビング体験を豊かにするだけでなく、趣味性や所有する喜びを高めてくれるでしょう。

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カルマンギア 特徴とモデルチェンジの歴史
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名前の由来「カルマンギア」:
ボディ製造を担当したカルマン社とデザインを手掛けたギア社の名前を組み合わせたもの。

●初期モデル (1955年):

ヘッドライト: 低位置に配置。
フロントグリル: 2本ヒゲ型。
テールライト: 角型。

●コンバーチブルの登場 (1957年)。

●デザイン変更 (1959年):

ヘッドライト: 標準位置へ移動。
フロントグリル: 3本ヒゲ型に。
テールライト: 柿の種型に変更。

●エンジン・電装系の進化:
1965年: 1300ccエンジン採用。
1966年: 1500ccエンジン、6Vから12V電装化。
1969年: 1600ccエンジン採用。

●外装の進化:
1969年: 横長フロントウインカーレンズ、大型テールライト採用。
1970年: デュアルポート化エンジン。
1971年: 縦長テールライト、「鉄道バンパー」導入。

カルマンギアは、ヴィンテージカーとしての価値と、自由なカスタム文化を併せ持つユニークな車です。この二面性が、長年にわたって多くの愛好家から支持される理由と言えるでしょう。

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1969年モデルの特徴
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1969年モデルのカルマンギアは、ヴィンテージカーとしての価値と実用性を兼ね備えた魅力的な一台です。このモデルでは、まずエンジンが1600ccにアップグレードされ、トルクとパワーが向上したことで、高速道路や坂道での走行性能が格段に改善されました。また、電装系が従来の6Vから12Vに変更され、ヘッドライトの明るさやバッテリー性能が安定し、現代の交通環境にも対応しやすくなっています。

安全面では、ビートルには未採用だったフロントディスクブレーキが標準装備され、ブレーキ性能が向上。これにより、急な停止が求められる状況でも安心して運転できる仕様となっています。外装デザインにも改良が加えられ、フロントウインカーが丸型から横長の四角形に、テールライトが大きく立体的なデザインへと変更されました。これにより、洗練されたモダンな印象と視認性の向上が実現されています。

この1969年モデルは、カスタムのベースとしても非常に人気が高く、エンジンや外装、内装の改造が容易である点も大きな魅力です。ヴィンテージカーとしてオリジナルのまま楽しむのはもちろん、キャルルックやハイテックカスタムなど、個性を引き出すカスタマイズも楽しめます。

さらに、この年式のモデルは生産台数が多く、補修部品の入手が比較的容易であることも維持管理のしやすさにつながっています。1969年モデルのカルマンギアは、クラシックカーとしての美しさを楽しみながら、現代の道路環境にも対応できる優れた性能を持ち合わせている点が最大の魅力と言えるでしょう。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
330万円
画像クリックで拡大出来ます
流麗なラインの写り込みがうつくしい。 
マルーンカラー全塗装 
 
 
メッキ類も錆なし 
 
ヘッドライトガラスも曇りなし 
 
鏡面塗装の仕上がりの良さ 
この曲線も豊かさ 
フロントガラスも綺麗、ゴムのモールも交換済み 
 
 
 
 
メッキのポルシェホイール 
 
グラマラスのリアフェンダー 
 
 
 
エアを取り入れるお約束のヒンジ 
 
 
飛石 
 
 
 
ホロの補修跡 
リアウインドも透明な状態 
 
 
 
 
内装も完璧、ナビの位置もひと工夫 
手入れのしやすい合皮シートに張り替え 
 
 
 
スタンレスマフラー、1箇所凹み 
 
丁寧に仕上げられた1600ccエンジン 
 
アイドリグも異音なく安定 
  
 
 
 
 
カーステレオとクーラーも装備 


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