78プラドは、トヨタが1990年から1996年まで製造した本格クロスカントリー4WDです。70系バンのランドクルーザーをベースに開発され、シャーシや駆動系、ボディーの一部を共有し、当時人気のパジェロに対抗すべく、オフロード性能と乗用車としての快適性を両立したモデルとして登場しました。
今回ご紹介する「ナナハチ」と呼ばれる78プラド「SXワイドリミテッド」は、全幅1790mmをもつワイドフェンダーモデルで、8人乗りセミロングボディーの4ドアモデル。エンジンは高出力130psを発揮する水冷直列4気筒OHCターボディーゼル、ミッションは4速ATを搭載しています。
78プラドの一番の魅力はランクル70の流れをくむ無骨でたくましいデザインと、悪路性能と乗用車としての快適性の両立に加えて、丈夫で長持ちと言われる耐久性でしょう。
車体は丈夫なラダーフレームなので、30万キロ走ったくらいではびくともしませんし、耐久性に優れたディーゼルエンジン本体は極めて丈夫。途中、ターボチャージャーや噴射ポンプなどの換装は必要になりますが、東南アジア、中東、アフリカ等では50万キロ超過も珍しくなく、過酷な使用に耐え抜き、車の故障が命にかかわるような地域でも積極的に選ばれています。
【外装】
このお車ですが、現オーナーが新車から3年落ちの中古を購入し、長い間乗られていたものですが一時的に知人に譲られ、2020年にその知人より買い戻されています。
買い戻された際に、オーナーが別に所有されているルノー・カングーの純正色のグレーでオールペイントされています。精悍で、とても魅力的なカラーだと思います。
塗装の状態も素晴らしく、新車と見まごうばかりと言えば言い過ぎかもしれませんが、とても綺麗で美車と言っても良い状態です。
傷も微細なものを除けばほぼ無いと言っても良いのですが、ただ1点だけ欠点を挙げるとすれば、リアフェンダー上部中央に凹みがあり、気が付いたものはこれくらいです。撮影していますので画像でご確認下さい。
ライト、ウインカー、フォグランプ等はLED化されており、細かな部分にも手を加えられており、センス良くまとまっています。
角ばった無骨なスタイルで、デザインをあれこれ弄っていないシンプルさと飾り気の無さが逆に「男の道具」感が出て、何とも言えずカッコ良い印象です。
タイヤは2019年製、B.F.Goodrich オールテレーンTAKO2 32X11.5R15LT。8分山程度はありますので交換は不要です。
現在、後部のスペアタイヤは外していますが、取付用のブラケットとスペアタイヤ・ホイールはありますのでお付けいたします。
【内装】
内装も一度クリーニングされているとのことで、全体的に綺麗です。
細かな欠点を挙げるとすれば、運転席座面のドア側に擦れがあることと、ダッシュボードに1cm程度の亀裂があるくらいでしょうか。こちらも画像でご確認下さい。
走行距離は多いですが、シートも特段のヘタリ等は感じられませんでした。中古として考えた場合、良いコンディションだと思います。
なお、現在は画像の通り、3列目のシートを外して釣り道具等の荷物入れを装着しておりますが、引き渡し時はシートを元に戻してお渡しいたします。
【機関】
完璧主義のオーナーはこまめにメンテナンスをされており、エンジン、ミッション、足回り等、特に問題無く快調です。走行距離が多いですが、元々がハードなオフロードでの走行を前提とした頑丈な車です。耐久性のあるディーゼルエンジンですのでまだまだ活躍してくれるでしょう。撮影場所まで運転させていただきましたが低速トルクが太く、運転席からの視界も良好でとても乗りやすく運転しやすい印象でした。
エアコンも良く冷えておりました。
【後付けパーツ】
カーナビ、フルセグTV、バックモニター。スピーカーも交換されています。
ETC車載器
【取材担当者からの一言】
本格四駆らしいスクエアでワイルドなデザイン。精悍なソリッドグレーのボディはカッコいいの一言です。8人乗りなので大人数でも乗れますし、積載量も多く便利に使え、キャンプやアウトドアでも注目を集めることだと思います。工夫次第で車中泊も可能でしょう。
また、近年は毎年のように日本のどこかで自然災害が発生しており、いざというときには頼もしい相棒になってくれると思います(そんなことが起きない方がいいのですが)。
また、中古相場も高値安定していますので、価値の落ちない車でもあります。
この雰囲気がたまらない、と言われる、感性の合う方にはお勧めできる1台です。
なお、燃費の良いディーゼル車ですが、NOx・PM法対策地域内には使用の本拠を置くことができません。
実車は福岡県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル委託料金、自動車税(月割り)がある場合は別途頂戴いたします。
以上の記事内容は、オーナーさんのコメントと取材をもとに作成したもので、わかる欠点なども含めて出来るだけ客観的に誠実に記事を作成するように努めておりますが、不具合箇所、整備履歴、修復歴などに関して取材時に完全に把握することはできませんし、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。現車の状態が最優先の現状販売となりますので、最終的にはご自身でご確認、ご判断の上、購入をお決め下さい。
ご連絡は電話、メールどちらでも構いませんが、メールでのお問い合わせはご住所、ご氏名、電話番号をご記載の上、ご連絡下さい。
【令和7年8月4日更新】
値下げしました。(340万→288万)