【 概要 】
ドイツの名車Volkswagen Type1をベースに、往年のポルシェ356の美しいフォルムを忠実に再現したレプリカのご紹介です。
そのエレガントで流麗なフォルムは、アルマゾルのFRP成型技術によって極めて高い精度で再現されています。
アルマゾルは本来、船舶を製造する企業です。船舶の船体は、外洋での長期使用に耐えるためにFRP成型・積層・研磨・塗装といった工程で極めて高い精度と強度が求められます。
そのため同社は、FRPの厚み精度、表面の平滑性、耐候性の高い塗膜との相性などにおいて、日本国内でも屈指の技術力を誇ります。
このノウハウが自動車ボディ製造に応用された結果、**「FRPなのに鉄やアルミのように滑らか」**とまで評される質感が生まれました。
本車両も例外ではありません。近づいてもFRP特有のうねりや繊維目がほとんど見えず、塗装は深みのある艶を均一に反射します。
手でパネルをなぞると、まるで金属パネルのように“すっと”滑る感触があり、その仕上げ精度の高さを指先から感じ取れます。
その丸みを帯びたクラシカルなボディラインでも特に美しさを際立たせているのが前後フェンダーの造形です。
前後フェンダーともやわらかな膨らみを持ちながら、流れるようなラインを描き、光を受けて陰影が絶妙に変化します。
後方から眺めると、通常のFRPボディに見られる歪みなど無く、左右のフェンダーが左右対称に、かつ有機的な膨らみで構成されてオリジナルの鋼板のボディのようなたたずまいを見せてくれます。
その様子はボディサイズはオリジナル356と同様のコンパクトさを持ちながら、圧倒的な存在感となり、
ガレージに収まっているときは宝飾品のように上品で、ひとたび走り出せばそのラインが生き生きと躍動し、道行く人の視線を集めます。
また本車両は機関的にもコンディション良好で、搭載されるエンジンは信頼性の高い空冷フラット4でキャブレター仕様ならではの素直なレスポンスと、独特のエキゾーストノートは、現代車では味わえない魅力です。
2009年の情報ですが、法人登録上は「自動車製造業」に分類されている石川県の会社が造船関係の会社と協力して、196台受注生産しました。との記録が見られます。
現在も営業を続けられているのでボディメンテ、シャシーメンテ等の対応いただけるのではないかと思われます。
356レプリカを探している方にとっては、外観の美しさと機関系の信頼性の両方を兼ね備えた、極めてバランスの良い個体と言えるでしょう。
「ポルシェ356の雰囲気を気軽に楽しみたい」「空冷VWの整備性と耐久性を持ちながらクラシックスポーツの魅力を味わいたい」—そんな方におすすめです。
また安心ポイントとしまして、令和4年にオルタネーター、スターターモーター交換済み、車検対応用リアホイール付きになります。
今回車両整理のための出品になります。
細かい部分は画像、動画にてご確認いただけますので、ご覧いただいてご興味持たれましたら是非一度実車見学いただければと思います。
ページに載せきれない部分を撮影したデータもありますので、確認されたい方はご連絡願います。
動画に付きましても多くアップしておりますので、掲載ページのYoutubeリンクから入っていただき”もっと見る”からリンクをクリックして確認下さい。
【外装の状態】(取材日の状態になります。)
丸みを帯びたフロントフェンダー、低く構えたノーズ、なだらかに流れるリアカウル。
アルマゾルの高精度FRPボディは、塗装との相性も良く、艶やかで深みのある光沢が維持されています。
エンブレムやランプ類もきちんとフィットし、パネルのチリも美しい仕上がりです。
これらが大量生産品のレプリカとは一線を画すポイントであり、アルマゾル製の最大のメリットと言ってよいかと思います。
またキャンバストップボディですのでクローズド、オープンのどちらも大変魅力的です。
・塗装状態は大変良い状態です。
ボディカラーはシルバー、黒いキャンバストップと最高のコンビネーションになっています。
キャンバストップの状態はすこぶる良好で雨が漏るような縫製のほつれや破れなど見られません。
取付取り外しも滞りなくできる状態です。
・フロントウィンドウはクリアで視界良好です。
ドアのスクリーンはビニールなのですが十分な視認性はあります。(画像参照ください。)取付取外しもスムースです。
キャンバストップのリアスクリーンは視界確保のため取り外されています。
ヘッドライトカバーも大変クリアな状態です。
・キズ関係はフロント下回りバンパー回り、リアカウル等見られますが、車体色と相まって目立たない状態です。(写真では分かりにくいと思いますので、実車で確認ください。)
【内装の状態】(取材日の状態になります。)
・シートは擦れは見られず張りのある状態です。
・ダッシュボードはオープンカーではありますが、日焼けや樹脂の劣化は見られません。
・ドア内張は左右とも大変きれいな状態で、開閉確認時も特にガタや軋みはありませんでした。
・フロアマットを使用されています。
・幌の内側の状態は劣化見られず概ねきれいな状態です。
・フロントラゲッジスペースはガソリンタンクとバッテリーに占められ荷物は入りませんが状態はとてもきれいです。
・リアシートにあたる部分のスペース(本車両は2人乗りです)は使用感なくきれいな状態です。
【機関の状態】(取材日の状態になります。)
・エンジン型式はBZですので VWブラジル製の1,582ccになります。
主にブラジルのType2(Kombi=バン)向けエンジンと思われますので載せ替えの可能性が高いです。
・普段から折を見てはエンジンを掛けられますので、機関的には好調そのものです。
動画を確認いただくと分かりますが、アイドリングは安定しています。(動画で確認ください。)
吹け上りも良好です。
【下回りの状態】(取材日の状態になります。)
・サスペンション形式は
フロントが上下2段式トレーリングアームのフロントサスペンション、ショックアブソーバーはKONI
リアがスイングアクスル式サスペンション、ショックアブソーバーはKONI
・ブレーキ形式は前後ともType1オリジナルのドラムブレーキとなっています。
・サス周りはグリスにじみが見られます。
・ドライブシャフトはブーツにグリスにじみが見られます。
・タイヤはフロントとリアでサイズが違います。
フロントタイヤが MICHELIN PiLOT Preceda 195/60 R15 88V
リアタイヤが MICHELIN PiLOT Preceda 215/60 R15 94V
ともに溝は十分残っていますがトレッド面にひび割れ発生しています。2003年42週目生産品です。
【 計器・電装系 】
・計器類はイグニッションオンで問題なく立ち上がります。
・Nardi Classicのウッドステアリング、センターにタコメーター、左には速度計、右には水温計、燃料計を配した視認性に優れたメーターパネル。走行距離はメータ読みで 59,030kmになります。
・ヘッドライトの点灯状態問題ありません。
・令和4年にオルタネーター、スターターモーター交換済み
■車検証記載事項
・初度登録年月 平成3年4月
・[走行距離計表示値] 57,000km 令和6年6月
・[旧走行距離計表示値] 51,100km 令和4年6月
・[その他検査事項](1)製作年月、昭和43年
車台番号3桁目が「9」ですので1969年モデルイヤー(1968年8月〜1969年7月生産車)となり製作年月と合っています。
※車検対応用リアホイール付きになります。
【 お問い合わせに際して 】
・車両は奈良県にあります。
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様の依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
・記事内容は担当者が取材時間の中で、オーナー様のコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
・状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。
・掲載していない取材写真も揃えてありますので、ご覧になりたい箇所ありましたらお問い合わせください。
・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。
・エンスーの杜のご利用が初めての方には、詳細にご説明したものをメールにてお送りしますので、お問い合わせの際にお申し出下さい。
・個人売買の為、消費税などかかりません。リサイクル費用10,200円のご負担と月割りの自動車税(1.5リットル超〜2.0リットル以下 45,400円の月割り分)のご負担をお願い致します。
(国内初度登録が 平成18年のため、自動車税の重課が課せられます。)