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ベルトーネ X1/9 1988年式
車検 2025年11月 走行 11,121km 備考 ロッソ  左H  5MT  乗車定員 2人  型式 128AS1  原動機の型式 138BS  純正エアコン付き
長さ 397cm 157cm 高さ 118cm 重量 1000kg 排気量 1500cc
取材日2025年9月

今回ご紹介しますのは1988年式 ベルトーネ X1/9です。

1988年式のベルトーネ X1/9は、元々フィアットが開発し、後にカロッツェリア(デザイン・車体製造工房)のベルトーネが生産と販売を引き継いだ、小型ミッドシップスポーツカーの最終期にあたるモデルです。

1989年の生産終了を目前に控えた時期のモデルであり、長年の改良が施された完成形として位置づけられます。

1. 車名の意味と背景
ベルトーネ(Bertone): 1982年以降、フィアットから製造・販売の権利がベルトーネに完全に譲渡されました。そのため、この時期のモデルは車名が正式に「ベルトーネ X1/9」となります。

X1/9(エックス・ワン・ナイン): フィアットの開発コードに由来し、小型車でありながら本格的なミッドシップ(MR)レイアウトを持つことが最大の特長です。

2. 1988年式(後期モデル)の主な特徴
@ スタイリングとボディ構造
タルガトップ: ルーフの中央部が脱着可能な「タルガトップ」を採用しており、オープンエアドライブとクーペの安全性を両立しています。取り外したルーフは、フロントのトランクルームに収納できます。

ウェッジシェイプ: マルチェロ・ガンディーニ(ベルトーネ)によるデザインは、低くシャープなウェッジシェイプ(くさび形)が特徴で、リトラクタブルヘッドライトと相まって、当時のスーパーカーを彷彿とさせます。

A レイアウトと走行性能
ミッドシップ(MR): エンジンを運転席の後ろに横置きに配置することで、前後の重量配分を理想に近づけており、特に卓越した回頭性や運動性能(ハンドリング)を実現しています。

サスペンション: 前後輪ともにマクファーソンストラット式の独立懸架を採用し、小さな車体ながら本格的なスポーツ走行に対応しています。

コンパクトなサイズ:(上記車検証の数値とは若干異なります。)

全長:約3,830 mm

全幅:約1,570 mm

全高:約1,170 mm

車重は1000kgと軽量です。

B パワートレイン(1.5Lエンジン)
エンジン: 主に1.5リッター(1498cc)の直列4気筒SOHCエンジンが搭載されました。

排気量: 1,498 cc

最高出力: 約85馬力前後

燃料供給: 後期モデルでは、アメリカの排出ガス規制に対応するため、キャブレターからインジェクションに変更された仕様が多く、エンジンの信頼性や始動性が向上しています。

トランスミッション: 5速マニュアルトランスミッション(5MT)が主流です。

3. 市場での位置づけ
ベルトーネ X1/9は、大衆車(フィアット 128)のエンジンと駆動系を流用しつつ、本格的なミッドシップ構造を持つという、「小さなスーパーカー」的なユニークな存在でした。

1988年式は、生産終了が迫る最終型であるため、初期モデルに比べて信頼性や装備が充実していますが、その基本設計の優秀さから、現在でもライトウェイトスポーツカーの愛好家から高く評価されています。

現在のオーナーさんが購入時にホース類、吸気系、配線の引き直し、スターターモーター、エキパイ、内張、ホイール、レンズ類を交換しています。



【外観】

2021年9月にボディーをO,Hし、純正色でオールペンされていてとてもきれいな個体です。

ウインカーなど黄色レンズはクリアレンズに変更されています。

ホイールはクロモドラの極太タイプ F:6J R:7J

タイヤはDUNLOP DIREZZA F・R 175/60R13(2020年製)

【内装】

このモデルには珍しい純正エアコン付きです。


(エアコンが純正装備されているクルマは輸入されていた10台に1台の割合だそうです。)



フィアット、ベルトーネ(当時)は電気系統が弱く、ワイパーが遅いです。

シートはフォードGT40やダットサン似のバケットシートに換装しています。


助手席後方にスペアタイヤ(テンポラリーではない本物です)が格納されています。


ガンディーニが設計したのでVEGLIA社のメーターやドアの取っ手はカウンタックと同じです。


ルーフ、ドアトリム、ダッシュボードなどとても綺麗です。

パワーウインドー、ETC、ゴリラナビ、ドライブレコーダー、バックモニター、BLUETOOTH CD Audio、サブウーファー完備。

【整備記録など】

記録簿は現在のオーナーさんの物は全て残っています。

1989年05月**日初年度登録
2011年07月29日車検 5,996km エンジンオイル、LLC、ベルト、ウォーターポンプ、前後ブレーキパッド、ワイパーブレード交換  

以上車検証と以前のオーナーの記録簿より。

以下は現在のオーナーの記録簿より。

2017年10月18日車検 7,589km エンジンオイル、オイルフィルター、ブレーキフルード、クラッチレリーズオイル交換 スピードメーターワイヤー修理
2019年09月27日車検 7,886km エンジンオイル、ブレーキフルード、ワイパーブレード交換
2021年10月19日車検 8,319km エンジンオイル、Rブレーキパッド交換
2023年11月07日車検 10,670km エンジンオイル、オイルフィルター、タイロッドエンドブーツF・R(左右)交換

購入時からエンジン本体は調子が良かったので、内部には特に手を入れていません。

現在特に不具合はございません。

【その他】

予備パーツ等ございます。
詳細は見学の時にご確認ください。

車輛整理の為出品いたします。

 

 


このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。

エンスーの杜は広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

お車は香川県にあります。

月割りの自動車税とリサイクル券のご負担をお願いいたします。
支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。
また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
250万円
画像クリックで拡大出来ます
軽量、コンパクトなスーパーカースタイル 
 
簡単にタルガトップになります 
 
クロモドラのホイールが素敵 
 
 
 
ドアスピーカーはJBL 
 
 
 
ユニークな形(レイアウト)のアクセルペダル 
社外バケットシートが良く似合う 
ルーフライニングも綺麗 
ダッシュボ-ドも特筆ものの綺麗さ 
 
 
走行距離は取材時の物 
純正エアコン付き 
 
 
 
 
 
 
 
 
バッテリーキルスイッチ付き 
フロントトランク内綺麗 
エンジンはミッドに置かれる 
エンンジン調子良い 
 
リアトランク内綺麗 
 
 
 
下回り綺麗 
 
 
 
絶滅危惧種のリトラクタブルヘッドライト 
フロント下回り 
フォグランプも綺麗 
 
 
リア下回り 
 
お付けする予備パーツ等 
F・R 175/60R13 DUNLOP DIREZZA 03G(2020年製) 


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TEL/090-8692-4144(コウサキ)

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enthu-shikoku@kxd.biglobe.ne.jp

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