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サンビーム レイピア SU 1959年式
車検 2025年9月 走行 89,230マイル(メーター数値) 備考 右ハンドル 4MT 並行車 ショートサーキット仕様
長さ 408cm 152cm 高さ 126cm 重量 1070kg 排気量 1490cc
取材日2025年7月25日

「太陽の光」という名を与えた時から、物語は始まった
1899年、イングランドの片隅で、ジョン・マロック・ブラミンが自転車メーカーとして「Sunbeamland Works」を創業する。自転車の製造において、品質の高さと美しい仕上げを重視し、光沢のある黒塗装に「サンビーム(太陽の光)」という名を冠した。やがてペダルはエンジンへと変わり、モーターサイクルへ、そして自動車へと進化を遂げる。サンビームは常に「美しさと速さ」を信条としており、1901年には自動車としてのサンビームを製作、やがてレースへの舞台に躍り出る。1920年代に入るとサンビームは国際的なレースに参戦、また、ランドスピードレコードにも挑み、スピードの象徴として英国の誇りと情熱をその車体は表現していた。だが、栄光の影に経済の荒波が押し寄せる。過酷な時代はサンビームの存在を追いやるかのごとく、1930年代ルーツ・グループの傘下に身を委ねる格好となり、かくしてサンビームは「レーシングスピリット秘めた光」から「日常をスタイリッシュに彩るスポーツ」へと歩みを変えることとなった。

ルーツ・グループの傘下に収まったサンビームは、かつてのレーシングブランドとしての輝きを、より身近な形で蘇らせる使命を担うこととなる。そこで1955年にモーターショーにて登場したのがレイピアである。ヒルマン ミンクスをベース、そこに流麗なルーフライン、気品のあるテールフィン、それはどこかアメ車の華やかさをまとっていた。それもそのはず、デザインはアメリカ人のレイモンド・ローウィが率いるチームである。レイピアは細身の剣の意味、洗練と軽快、それはサンビーム再生の象徴とも言えよう。

レイピアの本質はちょっと洒落た実用スポーツ、MGやトライアンフほど生粋なスポーツではなく、より日常に寄り添いながら、秘める非日常を味わえる、そんな立ち位置であろう。しかし、走りはラリーでの活躍を見れば、走れるサンビームであるのは明らか、そこをクローズアップし、非日常を味わうための仕様としたレイピアがあった。

1959年式の今回のレイピアはシリーズ2です。エンジンは1494cc OHV レースシーンでも実績を増やしてきたモデルです。それを彷彿とさせるかのような、ひと目見てサーキット仕様のルックスです。聞けば日本での初年度登録が平成14年、それ以前はナンバーをつけず、サーキット専用車だったそうです。ただひたすらに走ることだけを求められてきた身でしたが、現在はナンバーが付き、車検もクリアし、日常に溶け込む中でその存在感を示しています。

外装はホワイトにテールフィンの赤の差し色がよいアクセント、メッキパーツを残しながらも、深リムの白くペイントされたスチールホイールが雰囲気を上げます。ボディにヤレは全くなし、それも当然のこと、元の塗装を全剥離しその後オールペン、テールフィンにはエンジのカラーを入れたのがよいアクセントです。メッキパーツは外さずに残してあるのは、英国車としてのレイピアノのアイデンティティーを表しており、これらも美しい輝きを放っています。

内装はカーペットが取り払われ、フルバケットのドライバーシートにガッチリと組まれたロールバー、消化器にキルスイッチと走りの舞台をサーキットに定めた仕様を今も纏っています。以外はオリジナルを残しており、赤を基調とした鮮烈な印象です。各シート傷みはありません。オリジナルの助手席、後席を見るとタイトさはなく、柔らかな優雅さを放っています。運転席に座らせていただきましたが、この年代としてはキャビンに広さを感じました。大きなグラスエリアは視界も広く、デザインとして開放感があり、レイピアはロータスやMGといったライバル車と一線を画す存在であるのが感じ取れます。そこにレース仕様の装備、そのギャップに味わい深さがあります。

なお、後席は純正のまま残していますが、車検証上は2人となっていますので、ご注意ください。

機関、足回りとも整備をしています。
内容としては
■ラジエターコア交換
■キャブレター分解、清掃
■オルタネーター修理
■スターター修理
■オイルクーラーホース交換
■左右フロントキャリパーシール交換
■左右リアホイールシリンダー交換
■全輪ブレーキホース交換
■クラッチマスターシリンダー、レリーズシリンダー交換

街乗りにも対応しつつ、サーキット走行も楽しめる仕様です。
エンジンはキャブがウェーバーに換装されています。メッキのタペットカバーもクラシカルな印象を与え、古き良きレースへ向けチューニングが施されたかのような表情を見せます。
今回試乗はなりませんでしたが、エンジンをかけると変更されたキャブの吸気音が一気に気分が上がります。元来荒々しさの少ないエンジンですが、排気音からも明らかにスポーツ性が高まっており、走りの楽しさを予感させます。
スタイリッシュなデザインの中に、秘めた走りへの情熱を表す、このスタイルはレイピアだからこそ叶う唯一のものかもしれません。日常と非日常をつなぐためにクラシカルスポーツクーペとして、存在感際立つ1台です。

レーシーなレイピアは現在埼玉県さいたま市にあります。

本車両は法人名義ですが車両価格には消費税が含まれます。購入の際には諸費用が別途かかりますので、詳細は下記までお問い合わせください。

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エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様が把握している範囲でのコメントと事故歴の有無含めて取材しております。
この中にはオーナー様が知り得ない事柄もあり、またエンスーの杜でその裏付けをとったものではないため、コンディションや走行状況も担当者の主観によるものです。
本記事は2025年8月22日現在の状態を掲載しております。それから時間の経過とともに写真や記事の内容に変化が生じる場合がございますことをご承知おきください。

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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
550万円
画像クリックで拡大出来ます
1959年式 レイピアシリーズ2 
分割されたグリルがレイピアの特徴 
外観はほぼオリジナルを維持 
スタイリッシュなデザイン 
流れるようなテールライン 
赤の差し色がテールフィンを際立たせる 
厚みがあるボディは高剛性にも貢献 
メッキパーツは美しい輝き 
フロントグリルは英国らしい端正さを感じる 
フロント周りにもアメ車の影響を感じる 
模様らしきものは天井が写り込んだもの 
メッキモール、ワイパーもキレイに整えられている 
細く長いオーナメントもデザインの特徴 
リア周りはアメ車の影響を受けているのがわかる 
ドアハンドルからも高級感がある 
レーシーな砲弾型のドアミラー 
ラウンドしたRガラスは室内に明るさをもたらすデザイン 
この辺のラインはエレガントさを感じる 
メッキモールによりフィンが映える 
フィンは小ぶりながらもメッキで引き立つ 
タイヤサイズは前後とも185/70-13 
深リムの鉄チンも雰囲気がよい 
ドアを開ければ一気にスパルタンな印象に 
フルバケに4点ベルトの運転席だけは現代的 
ステアリングはナルディを選択 
フルバケも傷みはない 
小ぶりながら操作のしやすいペダルレイアウト 
サイドブレーキは右手で引く 
ドアの開閉時に感じる重厚感はライトウェイトスポーツのそれとは違ったフィーリング 
三角窓も健在 
丸型メッキリングの伝統的な英国車のメーター 
水温計のみノンオリジナル 
手のひらにすっぽりと収まるサイズのシフトノブ 
クロームの取手がよいアクセント 
大きく鎮座するキルスイッチがサーキット仕様の名残 
パッドが張られたインパネは高級クーペらしさを感じるところ 
助手席はオリジナル 
足元には消化器を備える 
縁のパイピングがエレガントさを演出 
天井はオリジナルのまま、クラシカルなルームランプを残す 
ガッチリと組まれたロールバー 
リアシートも高級感がある 
フードをあげると割とロングノーズであるのがわかる 
クロームのタペットカバーが目をひくエンジン 
シリーズ1から出力アップされたエンジンはラリーマスターと呼ばれていたそう 
キャブはウェーバーの2連 
深さのあるトランクはかなりの広さを持つ 
フード単体で見ても流麗さがわかる 
キルスイッチデカールが競技車両であった証 
視界が広く、開放感のあるデザインもレイピアの特徴 


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