↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
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フォード製289キュービックインチV8エンジンが生み出すビッグトルクが小柄でグラマラスなボディを超絶マッシブに加速させる・・・!「人生一度はコブラに乗ってみたい・・・!」カスタムオーダー・ワンオーナー極上コブラはまさに思いを叶える一台だった・・・!
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「人生一度はコブラに乗ってみたい・・・」
長らく米国に滞在した筆者にとってコブラは常に憧れの存在・・・。
大排気量のアメリカンV8エンジンに60年代そのままを表現するグラマラスで魅力的なボディ・・・溢れんばかりの極太タイヤを履き、ビックパワーを受け止めるクラッチはとてつもなく重い・・・、
そして・・・その風貌から描く性格的イメージは完全な“直線番長タイプ”・・・。
全て想像の中でそう勝手に思っていたのです・・・。
が・・・そんな勝手な想像は瞬時に音を立てて崩れ去ることに・・・。
オーナー様のご厚意でVTRカメラ片手に助手席へ・・・。
撮影場所までの数十分・・・、市街地からすぐに始まる群馬県では著名なワインディングを駆け上がってもらうと・・・、乗り出して一瞬でそんな筆者の勝手なコブラ像はガラガラと音を立てて崩れさり、アクセルオンと共に、背中はバックレストに・・・!そして首が完全に後ろに持っていかれる怒涛の加速を見せながら、驚くほど俊敏な動きでコーナーを・・・、それはまるで1.5Lのロードスターが峠を駆け上がるようにクリアしていく様に、「こんなにIQの高いライトウエイト超弩級スポーツが存在したなんて・・・」と目から鱗のコブラ体験をさせていただいたのでした・・・。
オーナー様が新車時カスタムオーダーで、スーパフォーマンスに発注されたのは・・・、
1960年当初ACコブラが4.3L 260cu in搭載で始まった後 1963年から64年にかけて4.7L 289cu inへと進化したスモールブロック搭載時のイメージそのままのモデル・・・。
その後のビッグブロック427 cu inと比較するとパワーの差よりも明らかに鼻先の軽さが強調されるという駆って超絶楽しい仕様・・・。
僅か1t少しの英国生まれのシャーシに融合されたアメリカンマッシブなパワーは、コブラが生まれた60年代初頭の感動を今に再燃させ、低速から周囲を圧倒する音圧と共に吐き出されるV 8サウンドと共に、底知れず湧き上がる膨大なトルクは乗るものの首を・・・魂さえはるか後方へ置き去りにして・・・、俊敏に・・・質量の二乗に比例してすっ飛んでいくのです・・・!
「これが妄想を膨らまし続けたコブラの魅力なのか・・・!」
コブラ最大の魅力、1960年代の典型的スポーツカーデザインそのままのレイアウト・・・。
AC AceをベースにアメリカンV 8エンジン搭載のためにぶっといタイヤを飲み込むべくフェンダーは超絶ワイドに変化・・・!
結果生まれた姿はまるで、60年代ル・マンの記憶を閉じ込めた美術工芸品のように美しいボディ・・・。
この美しいボディはオーナー氏の感性でさらにオンリーワン・コブラへと昇華・・・!
現オーナー氏により2016年に新車としてスーパーフォーマンス社にフルオーダーされた、世界に1台しか存在しないこのコブラは、映画ワイルドスピードの主人公である故ポールウォーカー氏が実際に所有、後に伝説的存在となる世界限定2台の「1965/シェルビーコブラFAM(Ferrari’s Ass is Mine)」をモチーフに、クルマが最も美しく見える“情熱的赤”を想像し、明るいロッソ・イタリアーノで新車時塗り上げられ、ロールバーもフラットブラックで仕上げられ、そのスタイルはオールド・フェラーリを彷彿とさせる様相を見せるもの・・・。
さらにシルバーのセンターロック・スピナーがクローズアップされるようにブラックアウトされたホイールが絶妙なコントラストを描き、オーナー氏こだわりのチョイスであるエイボン製ラジアルタイヤ(F:245/50R15、R:295/50R15)がその軽快でダイナミックな走りを予測させるアイテムとして際立っているのです・・・!
「この美しいサイドから見たボディラインを遮蔽したくなかった・・・。」
オーナー様のコブラの美しさを完全昇華させる感性は排気系にまで及びます・・・。
ほとんどのコブラで装着されるサイド出しヘッダーをあえて拒み、8-4-2のレイアウトでエキゾーストマニホールドから直接リアにデュアルでストレートパイプが流れるリア2本出しを、なんと特注で装着・・・。
それは素晴らしく美しい佇まいを見せる結果を生み出し、まさに強烈に個性を主張する一台へと完全昇華しているのです・・・。
このコブラが素晴らしいのはオーナー氏の感性でこだわり抜かれたそのルックスだけではありません・・・。
このユニットを搭載したい・・・とあえて選択されたのは回頭性の高いスモールブロック・フォード製289 cu in(4.72L)V8エンジン・・・。
63年〜64年のオリジナルACに搭載された427cu inとは一味違う俊敏なハンドリングを再現した仕様そのもの・・・。
軽量なアルミボディにこのスモールブロックが組み合わされることで、鼻先は驚くほど軽くその回頭性は1.5Lライトウエイトをイメージするもの・・・。
そう!乗ればわかるのがこのコブラの真骨頂・・・!
直線番長的コブライメージは音を立てて崩れ去り、アクセルを踏み込めば、低回転から怒涛のトルクが沸き上がり、背中がシートバックに叩きつけられるような加速を見せて激走するのです・・・!
それはまさに・・・、“クラシック・ライトウェイトスポーツの真髄”と言うにふさわしい走り・・・。
それがこのコブラを駆る醍醐味なのです・・・!
オーナー氏によるカスタムオーダー・・・国内新規登録から11年経過し走行距離はわずか3600マイル程・・・。
長い年月を掛けなければ絶対になし得ないオーナー氏の深い造詣を物語る素晴らしい完全室内保管スペースにこのイタリアンロッソなコブラはまさに動くアートとして飾られています・・・。
動画でご覧いただける下回りにすら汚れひとつなく、フレームやボルトにすら塵が乗っていない、とびっきりの美しさは雨天走行未使用の室内保管でないとなし得ないこと・・・。
さらに・・・トノカバーのみ一度だけ装着されたそうですが、幌とサイドウィンドウは新車時から未使用のまま梱包材に巻かれたまま・・・。
ブラックレザー基調で非常スパルタンなインテリアなど新車感すら今なお失われておらず、観る者の脳内時系列を狂わせてしまうほど、これまで大切に保管されてきたことがありありと伝わってくるのです・・・。
ビッグトルクが軽量ボディをカタパルトから弾き出してマッシブに突き進む感・・・!
これはまさに病みつきになる味わい深いもの・・・。
もはや一般的なクルマの基準である単なる「速さ」などこのコブラを語る上では全く不必要と思えるもの・・・。
そうです・・・!このコブラが放つのは、“魂を揺さぶるマシンとの対話”そのもの・・・。
現代の速くて便利なスーパーなクルマには全く宿らない、人間とマシンが完全にシンクロするあの感覚・・・。
これに乗れば、心の奥にある封印され続けた何かがきっと覚醒することでしょう・・・!
これこそ「探しても出ない・・・偶然の出会いを待つしか無い一台・・・!」
そう・・・このコブラは、“運命の出会い”を待っているのです・・・。
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ACコブラの魂を現代に宿す、“唯一無二”の現代版コブラ・・・スーパフォーマンス コブラMk-III誕生までのヒストリーとは・・・。
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―COBRA— 現代に蘇った“真実の一台”・・・。
1962年・・・。アメリカ人キャロル・シェルビー氏が、英国製の軽量スポーツカーAC Aceにフォード製260cu in (4.3L) V8エンジンをねじ込んだ瞬間そのものが、現代に脈々と引き継がれるコブラ伝説の炎が灯った瞬間でした・・・。
その英国製俊敏なシャーシとアメリカ製ビッグパワー内燃機を搭載した車名こそACコブラ・・・
子の超絶的融合から生まれたライトウエイなボディはとてつもなく荒々しくそして速かった・・・。
まさにこのビーストは、アメリカン・マッスルとブリティッシュ・ライトウェイトの美しい衝突から生まれたのです・・・。
その翌年1963年には早くもエンジンは289?cu?in(4.7?L)へと拡大され、さらにその個性を進化させ、1965年には427cu in フォード製ビッグブロックを搭載し、さらなる進化を遂げたCobra Mk-IIIが登場・・・。
427キュービックインチという巨大なV8エンジンとパワーアップに応じて強化された専用シャシー、そのパワーを路面に伝える大径タイヤそして四輪ディスクブレーキ搭載と、それはもう“スポーツカー”ではなく、サーキットでもストリートでも無敵を誇る“IQの非常に高い、完全武装したビースト”へと進化したのです・・・。
それからの週十年の時を経て時を経た1989年・・・。
建設業界から夢を追いかけて転身したジム・プライス氏により南アフリカのHi-Tech Automotiveがコブラ再誕を志し立ち上がります・・・。
1992年にはシェルビーコブラのDNAに敬意を払い、キャロル・シェルビー公認の正式ライセンスを取得・・・。
それはヴィンテージカーの記憶をなぞるレプリカ制作では無く、ジム・プライス氏が目指したのはコブラの「再誕=リボーン」というテーマ・・・。
当時の設計図をもとに、1ミリの狂いもなく、さらに強化された鋼管シャシーとファイバーグラスボディを組み上げ、信頼性の高い現代パーツを見えないところに忍ばせ完全に進化した、オリジナルコブラの魂を現代の路上で解き放つ一台を生み出すこと・・・。
それが、「スーパフォーマンス コブラ Mk-III」なのです・・・!
現代においても一台一台作り上げられる作業工程はすべてハンドメイドによるもの・・・。
そのクオリティの高さは既に世界中のエンスージアストから折り紙付きで、さらにオーナーの好みに応じて、エンジン、排気系、サスペンション、そしてカラーすらもオーダーできるのが特徴的・・・。
現在では約600名を超える熟練職人と、25,000m
におよぶ設備を有し、世界最高峰のリボーン・コブラを製造する“キャロル・シェルビーの遺志継承工場”とも言える存在にまで完全昇華・・・。
彼らが手がけるスーパーフォーマンス・コブラは、単なる見た目の再現ではなく、現代技術による新造シャシー、強化サスペンション、そして妥協なき品質管理によって、「走れる伝説」として世界中のコレクターから高い評価を得ているのです・・・。
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2016年式 スーパフォーマンス コブラ Mk-III 取材後書き・・・
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コブラに憧れ続けた筆者の脳天を直撃し、目から鱗が落ちるように感動した一台が、この2016年式289cu inスモールブロックV8エンジン搭載のイタリアンロッソなコブラでした・・・。
コンピュータが車の動きを制御する現代スポーツカーに人々が毒されて既に数年が経過・・・。
“ドライバーが全てを操作し五感で操る歓び・・・”がまだ残っている世界がここには間違いなく存在するのを実感しました・・・。
取材後がら延々と心に焼き付いているのが・・・あのV8エンジンの低音ブーストサウンド・・・。
ただひたすらグラマラスで美しすぎるボディラインに息を飲み続け夢中で撮影した筆者がおりました・・・。
アクセルを軽く踏み込んだだけでも体感できる、身体中の血液が逆流するような昂ぶり・・・。
“クルマと対話する歓び”を感じながら束の間のひとときを全力でコブラを味わう・・・。
なんと素敵な時間なことでしょう・・・!
そして、印象的だったのは・・・
オーナー氏の感性で表現されたこの個体ならではのギミック・・・。
それは、あの情熱的なイタリアンロッソの中に、1960年代フェラーリを思わせる「色気と遊び心」が静かに漂っていたということ・・・。
オーナーがあえて取り付けた“跳ね馬”のエンブレムには、皮肉や誇張ではなく、深い造詣と愛情が詰まっているのだと、実際に触れて初めて感じることができたのです・・・。
(※全てテープ固定で、もちろん取り外しも可能です)。
フォード製289キュービックインチV8エンジンが生み出すビッグトルクが小柄でグラマラスなボディを超絶マッシブに加速させる・・・!「人生一度はコブラに乗ってみたい・・・!」カスタムオーダー・ワンオーナー極上コブラはまさに思いを叶える一台だった・・・!
“走る芸術”をガレージに置き・・・その息吹を常に感じること・・・。
心さえ豊かに変貌させるその深い意味合いを、ぜひあなたの人生で確かめてみてください・・・。
この大変素晴らしい「2016年式スーパフォーマンス コブラ Mk-III 」は現在群馬県にあります。
個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
本車両購入に際しての自動車税の月割り精算(年額¥88,000)並びにリサイクル預託金精算(¥6,860)は購入者様にご負担お願いしております。
また陸送等は同様に購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の法人業務でも、自社所有積載車でのクラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。
【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。
本記事内容は、2025年5月2日(月) 午前10時00分より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。
かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものでは無く状態等のコメントも、あくまで取材時の天候状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。
なお個人間での取引となりますので冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提として検討頂けるお客様のみ」とさせて頂きます。
何卒宜しくご検討下さい。