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取材日2025年4月10日 |
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↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。
「時々これで皆んなを乗せて近所にお昼に食べに行くんだよね・・・」とさりげなく笑顔満面語られるこの道51年のプロメカニックのベテランオーナー様・・・。 本日ご紹介する「1944年式ウイリスMB・・・」この一台は、単なるレストア車ではありません・・・。 添付のドロップボックスファイル(※)に取材時撮り止めた一部のファイルと資料を開示しておりますが、フルレストアの過程は、詳細な記録と大量の写真・・・、米国から取り寄せて使用したNOS(ニューオールドストック=当時物新品デッドストック)の部品番号まで克明に残されています・・・。 フルレストアのベースになったのは、オリジナルのコーションプレートにシリアルナンバー「326127」が鮮明に刻まれている1944年式の個体・・・。フレームにはオリジナルのシリアルナンバープレート(MB326127)、ボディガゼットにはオリジナルボディーナンバー(47988)が明確に確認することが出来、オリジナリティの高さもまた際立つ一台になっています・・・。 足回りにはフルレストア時よりさらに貴重になった絶版NOSパーツをはじめ、走行に関わるベアリングなどの部品には信頼のおける日本製部品を使用・・・。ブレーキ・マスターシリンダーやクラッチ系、ステアリングシャフトに至るまで確かな手が入っています・・・。 フレームはサンドブラストで旧塗装と錆を完全に落とし、防錆塗装で仕上げられたもの・・・。 時代考証も入念にオリジナリティが非常に高いのが本個体の大きな特徴・・・。 そして機関部分・・・。 ミッションも同様にほとんどすべてがNOS品で組み上げられ、ギア抜けやシフトレバーの遊びも皆無・・・。 過去12年間の間、この個体を大切に乗ってこられたベテラン・メカニックオーナー様・・・。 このように歴代オーナー氏の情熱と愛情をたっぷり受けたこの1944年式ウイリスMBは、単なる古いミリタリー・ジープではなく、歴史を背負い未来へ受け継ぐべき博物館級“動く歴史遺産”と呼べる一台へと完全昇華を果たし、ただ美しく貴重な存在だけでなく、80年前の当時を彷彿とさせる“確かな走り”を今も実現する、唯一無二の稀有で燻銀のオーラを放ち、日々向き合うオーナーの計り知れない情熱は観る者に感動さえ巻き起こすのです・・・。
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1942年から1945年まで生産されたウイリスMB(通称ジープ・正式名称は米軍トラック・1/4トン・4×4)はフォードGPWと共に、第二次世界大戦中に製造され実戦投入された軍用車両です・・・。 1937年、アメリカ陸軍は国内の自動車メーカーに、軍隊に機動性を持たせる目的の新車両の仕様を公募します・・・。 ところが 1941年10月になると、ウィリス1社のみではアメリカ陸軍の要望する台数まで生産が追いつかないことが明らかになり、フォード社も生産を請け負う事に・・・。その結果、製造ライセンスを取得したウイリス社の「W」を車名に入れ、フォードが生産する米国軍用新型車両は「フォードGPW」となり、第二次世界大戦中ウィリスMBは36万3千台、フォードは28万台ほど“米国軍用車両ジープ”を生産するに至ったのです・・・。 3速マニュアル・トランスミッションを駆使、およそ時速100kmで荒地を巡航・・・、50cmの深さの川を渡り、最大60度の坂を登る驚異的な機動能力を持ち、赤外線暗視用投光器や夜間管制灯など、戦闘中に航空機から車両が発見されない様にしながら味方との車間や位置を把握する為のブラックアウト・ライトシステム・・・、トレーラーライト、スパークプラグ干渉抑制、シールドスプリングシャックルなどを標準仕様として持つウィリスMBは、ありとあらゆる状況においてその威力は絶大である事を示したのです・・・。 米軍は陸軍のみならず海軍〜空軍そして海兵隊と全ての軍でこのジープを採用・・・、中でも陸軍の歩兵連隊には平均145台が供給され、ヨーロッパ戦線の当時敵対国ドイツ兵などからは「米軍では一人一台のジープが支給されている・・・」と囁かれた程です・・・。 ジープは部隊の輸送、偵察任務、銃火器の牽引、ケーブル敷設、森林の伐採、消火ポンプ、野戦救急車、トラクターとしての利用、補給用トレーラーの牽引、水や燃料、弾薬の運搬、などありとあらゆる任務を万能にこなし、ジープの平らなボンネットは司令官の地図テーブル、日曜日には牧師の野外での祭壇、兵士のポーカーテーブル、さらには野外手術台など、想像できる全ての事に使われたのです・・・。
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今回“WW-II〜Korean War”含みウイリスMBについて海外文献など徹底してリサーチし知り得た事ですが、1945年に第二次世界大戦が終結した後、アメリカは他国に渡った何千台ものウィリスMBやフォードGPWの残りを処理する必要があり、その多くは余剰車として売却されたり、民間用として他国にそのまま残されたり、あるいは単に大西洋や太平洋に船上から投棄したそうです・・・。 今回ご紹介したウイリスMBは特徴的に車体の外側ではなく、運転席の下に給油口があります、これは当時米兵に喫煙が流行っていたための安全策だったとか・・・、それも軍用・民間のジープを見分けるのに役立ちそうな情報でした・・・。 また夜間の修理が必要な場合、ヘッドライトを反転させてエンジンを照らすことができるようになっていたと言うのもとても興味深い事実です・・・。 12年間・・・日々の移動で楽しみ、時折ミリタリーイベントなどに自走で参加するなど心からウイリスMBがあるライフスタイルを楽しんでこられたオーナー様・・・。誰にでも訪れる人生ステージの変化でやむなく・・・まさに断腸の思いで手放す想いでおられます・・・。 そして次のこの素晴らしい個体を大切にしてくれる情熱に溢れる新オーナー様との出会いがあって初めて本当に「この人ならば譲り渡しても大丈夫・・・」と決意されることと思います。 徹底したフルレストア〜12年間に及ぶプロメカニックの愛情をたっぷり受けて、80年超の時を超えて現在に蘇った博物館級の完全動体個体・・・! 「こんなのもあるんだよ〜!」と銃火器(勿論モデルガン!)〜当時物の資料〜ウエアなどミリタリーアイテムの数々を楽しげに披露頂くベテランオーナー様・・・。そんな素敵なお話しもとても楽しい、至高の1944年式ウイリスMB実車見学に是非群馬県までお越しください・・・。
この大変貴重な「1944年式ウイリスMB」は現在群馬県にあります。 個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。 【お問い合わせに際して・・・】 過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。 本記事内容は、2025年4月10日(木)曇天下午後1時00分より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。 何卒宜しくご検討下さい。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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450万円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
画像クリックで拡大出来ます | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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新規掲載開始より48時間、見学(購入希望)予約を受け付けます。
購入希望の方が複数いた場合は、現状の価格から入札になります。 ※購入、商談については、早いもの順ではありません。 詳しくは、こちらをご覧ください。 ※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが報告されています。 |
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