今回ご紹介するのは日産レパードJ.FERIEになります。

1992年に登場し、この1995年式がその最終期にあたります。
当時の日産がグローバル市場、特に北米を意識して開発した意欲的な高級セダンで、車名に冠された「J.FERIE」はフランス語で「祝日」という意味です。ゆとりと上質さを追求した個性的なモデルでした。

最大の特徴は、当時の日本車では極めて異例であった曲面主体の流麗なスタイリングです。これは日産の北米デザインスタジオ（NDI）が主導したデザインであり、北米では「インフィニティ J30」として高い評価を得ました。

リアエンドが緩やかに盛り上がる「ダックテール」形状を採用。トランクリッドの処理は、従来の直線的な日本車セダンとは一線を画し、国内では「賛否両論」を巻き起こしました。
バブル期の開発思想を受け継ぎ、グレードによっては上質な木目パネルや本革シートを惜しみなく使用したりと、居住空間と高品質な素材で、移動を「祝日」のような特別な時間に変えることを目指した様です。

機能としては日産が誇る４WSシステムのHICASやトラクションコントロール、オートクルーズを装備していたり、助手席側のシートには中折れタイプのリクライニング機構を持たせるなど様々なギミックが取り入れられていた様です。

近年、世界に挑戦した意欲作として再注目され、その独創性と豪華な装備によりまた注目が集まっている様です。

オーナー様は走行8000�q位の状態で購入されずっと今まで所有されて来られました。ツーオーナーになります。


【機関・足回り】
取材時、走行に関して異音や変な振動は感じられませんでした。

エンジンも一発始動で問題ありません。

４リッターV8エンジン搭載で力強い走りは健在です。

オーナー様の好みでリモコンスターターを後付けされています。
障害物が無ければ500ｍほど離れていてもエンジン始動可能との事です。

前後のブレーキローターは交換済みとの事です。

足元はゴールドのＷＥＤＳＳＰＯＲＴＳのアルミホイールに換装されています。

HICAS装備との事で走行安定性も高そうですね。


【外装】
所々に年式相応の擦り傷やクリア剥げ等見られます。

アルミホイールの一部に小さいですがガリ傷が見られました。

フロントガラスに1�pほどのひび割れが確認出来ました。
オーナー様に伺ったところ補修キットにて補修されているとの事で車検は問題なく通っていたとの事ですが、管轄の運輸局で違うと思うので要確認です。

右前のウインカーレンズに劣化が見られます。左側は綺麗な状態です。

リアスポイラーとＢピラーにクリア剥げが見られます。

ボディ全体はまだ艶が有り、年式を考えると綺麗な状態を保っています。

以前、左前のドアに腐食が見られたとの事で、一度補修されているとの事です。

フロントバンパーのみ再塗装されているとの事です。

ヘッドライトはＬＥＤ化されています。


【内装】
助手席のシートに一部シミが見られました。

運転席の一部に破れが有ります。

ステアリングやシフトノブなど年式相応の擦れは感じられます。

全体的に走行距離や年式を考慮しても綺麗な状態を保っている方だと感じられます。

助手席側のみ背もたれの肩の辺りから中折れする２段階のリクライニング機構があります。これは当時のキャッチコピーでもあった「美しい妻と、一緒です。」の言葉通り、パートナー優先の考え方なのでしょう。


当車両は現在宮崎県に有ります。

個人のため諸費用等かかりませんが自動車税（月割り)とリサイクル料（￥14,430）のご負担をお願いいたします。

陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。


【お問い合わせに際して】
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