| ニッサン スカイライン GT-R (KPGC10) |
1971年式 |
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| 車検 2027年9月 |
走行 不明 (72,444km) |
備考 修復歴有り/シルバーメタリック/右H/5MT/乗車定員5人/型式 KPGC10/原動機の型式 S20/車台番号 KPGC10-001*** |
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| 長さ 433cm |
巾 166cm |
高さ 137cm |
重量 1100kg |
排気量 2000cc |
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| 取材日2025年10月 |
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今回ご紹介しますのは1971年式 日産スカイライン GT-R(KPGC10)です。
1971年式日産スカイラインGT-R(KPGC10型)は、日本のモータースポーツ史において伝説的な地位を築いた、非常に重要なモデルです。
通称「ハコスカGT-R」と呼ばれ、GT-Rのクーペモデルの礎を築きました。
以下に、その特徴と主要なスペックを解説します。
1971年式 日産 スカイラインGT-R(KPGC10)解説
1. 誕生の経緯とモデルの位置づけ型式: KPGC10(Pはプリンス系のエンジン搭載車、GはGT、C10はスカイラインの形式、Kはハードトップクーペを示す)2ドアハードトップ(クーペ): 1970年10月に、それまでの4ドアセダン(PGC10型)からボディが変更されたモデルです。この2ドア化により、GT-Rの伝統であるクーペボディが確立しました。
レースでの金字塔: ベースとなったPGC10型と合わせて、サーキットでの通算50勝(諸説あり)に迫る圧倒的な勝利を記録し、「羊の皮をかぶった狼」の異名を取りました。
1971年式: クーペモデルが発売されて間もない時期のモデルであり、ハコスカGT-Rの黄金期にあたります。
2. 伝説のエンジン「S20型」KPGC10の最大の魅力は、その心臓部にあるS20型エンジンです。項目詳細型式S20型種類水冷直列6気筒 DOHC 24バルブ排気量1,989 cc燃料供給ソレックス製キャブレター3連装最高出力160 PS / 7,000 rpm最大トルク18.0 kg-m / 5,600 rpm特徴元々はレーシングプロトタイプ「プリンス R380」のエンジン(GR8型)をベースにデチューンして開発されました。当時の国産車としては非常に珍しいDOHC 24バルブ(1気筒あたり4バルブ)を採用した高回転型ユニットです。
3. 車体の特徴とメカニズム
クーペ化の利点: 2ドアハードトップへの変更に伴い、ホイールベースがセダンより70mm短縮されました(2,570mm)。これにより、車体剛性が強化され、フットワーク(コーナリング性能)が大幅に向上しました。
足回り:サスペンション: 当時先進的だった四輪独立懸架を採用(前:ストラット、後:セミトレーリングアーム)。レースでの高い戦闘力を支えました。
ブレーキ: フロントにはディスクブレーキ、リアにはドラムブレーキが採用されました。
外観: 後期型では、ワイドなタイヤを収めるために前後のフェンダーアーチが拡大され、特にリアフェンダーの「サーフィンライン」がホイールアーチでカットされているのが外観上の大きな特徴です。
トランスミッション: ポルシェシンクロ式5速マニュアルトランスミッション(5MT)が搭載されました。
4. 主要諸元(1971年式)項目スペック全長4,330 mm全幅1,665 mm全高1,370 mm車両重量1,100 kg乗車定員5名駆動方式FR(後輪駆動)
KPGC10型GT-Rは、その希少性(生産台数は約1,197台)とモータースポーツでの輝かしい実績から、現在でも日本の旧車市場において最高の価値と人気を誇る「神格化された存在」となっています。
複数のGT-R仕様を乗り継いで来られたオーナーさんが一度本物を乗ってみたくなり、2023年6月にこのお車を入手されました。
【外観】
修復歴は購入前からの物で、左前のストラットタワー周辺だそうです。
(もちろんちゃんと直っています。)
リアピラーの通風孔の意匠に当時からの経年を感じますが、それ以外は新品同様ピカピカです。
タイヤはRYDANZ REVMAX R23 F 195/50R15(2022年製)・R 205/50ZR15(2023年製)
ホイールはRSワタナベのマグネシウム
【内装】
メーターは1972年式(昭和47年式)の物に交換されています。
トランクリッドのトーションスプリングが1本欠品の様で、開けて保持できません。
前後シートをはじめ、ルーフライニング、ドアトリム、など張り替えられていてとても綺麗です。
(前席シートは純正のバケットシートです。)
特にダッシュボードの状態は特筆ものの綺麗さです。
ETC付き
【整備記録など】
エンジンはK4ヘッドのS20型です。
残っている記録簿です。
1971年11月**日初年度登録
2013年11月15日車検 64,327km ブレーキフルード、ファンベルト交換
2015年11月30日車検 65,271km ブレーキフルード、Rカップ交換 シャシブラック 防錆材 グリスアップ
2017年11月21日車検 66,152km ブレーキフルード、Rカップ、ヘッドライト(右)交換 防錆材 グリスアップ
2023年05月25日車検 67,755km 購入時の記録簿
現在オイル漏れが少しあるそうです。
【その他】
ガレージ保管です。
2年間乗って納得しましたので、次の方にお譲りいたします。
転売目的の方はお断りいたします。
このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
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状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。
お車は愛媛県にあります。
個人の為消費税は掛かりませんが、月割りの自動車税とリサイクル券のご負担をお願いいたします。
支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。
また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
| 2800万円 |
| 画像クリックで拡大出来ます |
ハコスカGT-R |
傷、錆など見当たりません |
メッキ、モール類も綺麗 |
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運転席フロアです |
前後シート張替済み |
ダッツンコンペ |
メーターは1972年式(昭和47年式)の物 |
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フレームは純正のバケットシートです |
ルーフライニングも綺麗 |
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ETCはこちらに |
センターコンソールも良い状態 |
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左前ストラットタワー周辺修復歴有り |
オイル漏れは少しあるが綺麗なエンジンルーム |
ソレ、タコ、デュアルの言葉が呪文のように思い出される |
K4ヘッドのS20エンジン |
下半分はAIにより鮮明化されたコーションプレート |
トランクリッド垂れてきます |
ガソリンタンク他トランク内綺麗 |
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足回り綺麗 |
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フロント下回り |
リア下回り |
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純正ルームミラーは外して保管 |
F 195/50R15・R 205/50ZR15 ホイールはRSワタナベのマグネシウム |
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