自然を遊ぶ。家族で泊まる。デリカという選択。
“都内唯一級”の希少キャンパー、再び脚光。
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ガソリン仕様で都内のディーゼル規制を回避
貴重な三菱デリカスターワゴン「ジャスパー」
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今回ご紹介する1993年式の三菱デリカスターワゴン「ジャスパー」は、都内(国内でも)では珍しいガソリンエンジン仕様です。
当時、デリカのユーザーのほとんどがディーゼルを選択しました。
しかし、2003年10月に東京都が「環境確保条例」が施行されたことで状況が変わりました。
この条例では、PM排出の多いディーゼル車の都内での使用が禁止されたのです。
その結果、1997年以前のディーゼル車は使用不可となり、DPF装着や新型車への代替が求められるようになりました。
一方で、今回ご紹介する「ジャスパー」はガソリン車であるため、この規制の対象外です。
現在でも都内で登録・走行が可能な希少な車両となっています。
さらに、純正ルーフテントを備えたオプションのガソリン車は極めて珍しく、もしかしたら都内に1台しか存在しない可能性もあります。
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タフなエンジンと機関
専属メカニックの丁寧な整備が行き届く
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この車両は、走行距離はすでに16万kmを超えていますが、専属メカニックの丁寧な整備が行き届いており、コンディションは非常に良好です。
プロジェクターライトは、車検時に光軸調整が効かない個体も多く見受けられますが、本車両は新規にユニットを一から作り直し、光軸調整が正常に作動する状態に修復されています。
なお、エンジンは13万kmを超えたタイミングでオーバーホールが実施されており、安心して乗り続けられる状態が保たれています。
エンジンやミッションをはじめとする機関系は、アウトドアモデルだけあって、タフに設計されています。
整備性も良く、必要な部品の供給も比較的安定しているガソリン仕様のため、長く安心して乗り続けられる点も大きな魅力です。
旅の途中でトラブルに見舞われても、素直な構造と整備しやすさが、オーナーに安心をもたらします。
外装には年式相応の経年劣化が見られます。
塗装のハゲや細かな傷はありますが、4WDとしての使用環境を考えれば十分に許容範囲と言えるでしょう。
むしろ、この風合いがアウトドア車両としてのリアリティと味わいを感じさせてくれます。
無理にリペイントせず、この“使い込んだ証”を残す選択も一つの楽しみ方かもしれません。
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到着してすぐにワクワクが始まる
展開3分!ルーフテント
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「ジャスパー」のポップアップ式ルーフテントは、アウトドアをより快適に楽しむための優れた装備です。
設営は非常にシンプルで、キャンプ地に着いてからほんの3分で広げることができ、 さらに、テントの展開は雨天時でも濡れることなく操作可能。ルーフ上で完結するため、設営中に身体が濡れる心配が少ない構造となっています。
手間をかけずに快適な睡眠スペースを確保できます。
使用しないときにはコンパクトに収納できる設計となっており、車体のルーフに取り付けることで、車両全体のスペースを効率的に活用できます。
また、通気性にも優れているため、夏場のキャンプやバーベキュー、自然の中でのレジャーにぴったりです。
さらに、このテントは雨や風にも強く、天候の変化にも対応可能です。
内部空間も広く設計されており、家族や友人と一緒に使用しても窮屈さを感じません。
こうした優れた特性により、ジャスパーのルーフテントはアウトドア愛好者から非常に高い評価を受けています。
特に設置の手軽さとコンパクト性が人気の理由であり、「家族でのキャンプに最適」との声も多く聞かれます。
テントを展開しても車内に荷物をしっかり収納できる設計となっており、実用性も申し分ありません。 過酷な環境下でも安心して使用できる点から、オフロードや自然の中での利用においても、その真価を発揮します
ルーフテントの内部の写真ではやや空間が狭く見えますが、実際には十分な広さがあり、快適に就寝できるスペースが確保されています。
ぬいぐるみ等を使って空間感を伝えるよう工夫された写真も掲載しています。
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夜もぐっくり安心、クマも怖くない高さ
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ルーフテントは地上から距離を取れる構造のため、クマなど野生動物との遭遇リスクを軽減できます。
加えて、展開時には車内の高さが増し、立ったまま移動できる快適な空間が生まれます。
雨天時でも快適に過ごすことができ、広々とした居住性が確保されます。
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どんな地形でも冒険心をくすぐられる
ワンボックスなのに本格4WDの走破性
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1993年式デリカスターワゴンは、オフロード性能を意識した設計であり、プロントのアプローチアングルは28度。
後部のクリアランスであるデパーチャーアングルも28度です。
これらのアングルは、同時代のパリダカールラリーで活躍したパジェロの性能に近いものがあります。
急な斜面や障害物に対してより高いクリアランスを持っています。
また、デリカ「ジャスパー」は7人乗り3列シートを備えつつも、ルーフを広げて室内空間を大きく広げられるためファミリー向けのオフロード活動にも適しています。
ファミリー向けでありつつも悪路走行を念頭に入れた構造が特徴で、特に長いサスペンションストロークによってショックを吸収し、オフロード時の快適性を高める効果があります
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家族や仲間との思い出が何倍にも膨らむ
非日常を楽しむ特別な一台
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快適な車内空間、頼れる4WD、そしてルーフテント。
この3つの装備がそろえば、旅先でも「家のようにくつろげる時間」が手に入ります。
オーナー様は、お孫さんとのドライブやキャンプを この車両には折りたたみ式の補助シートが装備されており、シートベルトを追加装着すれば8人乗り登録も可能です(車検証上は7人乗り)。また、シートアレンジは多彩で、向かい合わせの対面配置、全席前向き、フラットベッド仕様、3列目の前後スライドといった自由度の高い設計となっています。
たっぷりと楽しまれたそうです。
さらに、道なき道を進める走破性と、好きな場所をそのまま寝床にできる自由さ。
日常では味わえない、自然とのふれあいがそこにあります。
雨の日でも快適に過ごせる工夫、野生動物を避ける安全性。
ファミリーキャンプからひとり旅まで、あらゆるシーンにフィットします。
「今日はこの場所が我が家」。そんな非日常を日常に変える。
それが、都内に一台かもしれない“ジャスパー”の真価です。
【1993年式 ジャスパー仕様一覧】
• 車名・型式:三菱 デリカスターワゴン「ジャスパー」
• 年式:1993年
• エンジン形式:4G64型 直列4気筒SOHC ガソリンエンジン
• 排気量:2,351cc
• ガソリン×オートマの組み合わせは希少で、現存する車両は極めて限られています。
• 最高出力:115馬力/5,000rpm
• 最大トルク:18.6kgm/3,000rpm
• 駆動方式:パートタイム4WD(ハイ・ロー切り替え式)
• トランスミッション:4速AT
• サスペンション形式:前 ダブルウィッシュボーン式、後 リーフスプリング式
• アプローチアングル/デパーチャーアングル:28度/28度
• 全長×全幅×全高:4,485mm × 1,695mm × 2,090mm
• ホイールベース:2,240mm
• 車両重量:1,810kg
• 定員:7名
• 特別装備:純正メーカーオプション ポップアップ式ルーフテント