●搭載される1275エンジンにつきまして
モンテカルロラリーで２度の優勝に輝いているミニの歴史上最強のエンジンである1275チューンドエンジンで１１スタッドヘッド（ノーマルは９スタッド）最終７８馬力仕様。当時の航空機の素材であるニモニック780を使用してハイパワーにも対応できる強靭さと耐久性を備えたマニアの憧れであるミニクーパーＳに搭載されたエンジンです。

●今回ご紹介するお車につきまして●
今回ご紹介するお車は、８９年式ミニ・スプライト1000の走行距離３万キロの良質な個体に上記のクーパーＳのエンジンを換装した羊の皮を被った狼仕様となっています。現オーナーさんは一時抹消の状態で長く保管されています。前オーナーさんから譲り受けて以来、各部に手を入れています。

●外装●
純正色のレッドが維持されています。過去の細かなリペイント歴は不明ですが現在も良好な塗装状態を維持されており十分な艶と輝きを保っています。ルーフは一度ホワイトに塗装されていたものをレッドに戻したとのことです。細かなキズ等はございますが大きなキズやヘコミ等は確認できず全体的には良好な状態です。

●内装、電装関係●
譲り受けた際にシートは運転席、助手席ともレカロに換装されていましたそうですが、運転席シートに劣化が見られたため運転席のみセミバケットシートに交換しています。ドアトリム等の状態も良好で、天井クロスの状態も良好です。エアコンはエンジンルームの整備性を重視して潔く取り払っています。電気系統を見直して、配線の引き直しやヒューズボックスを新設してラインヒューズをまとめてあります。ヘッドライトはヘッドライトリレーを追加して明るく点灯するようにしてあります。

●機関、足回り等●
下記の通り機関、足回りを強化してあります。
・ブッシュ類を交換。
テンションロッドは強化タイプのアジャスター付きのものに交換。
・フロントはネガティブキャンパー：1.5、トー調整0。
・リヤはネガティブキャンパー：0，トー調整：0
・上記セッティングでステアリングのセンター出し。
・1275エンジン換装。（旧車に強い２級整備士の資格を持つオーナーさん先輩担当）
・エアクリーナー取り外し・配管を見直し・エアーファンネル換装。
・マフラー：ノーマル（マフラーの下がりなし、最低地上高10ｃｍ確保）。
・電磁ポンプ（設置し直し：ボディ本体との間に金属板とクッション設置）
・ガソリンタンク交換（インジェクション車についていた程度のよいもの）
・ホイール：９７年式の純正アルミ。
オーナーさん曰く、ワインディングを気持ちよく走れる仕様に仕上げてあるそうです。
エンジンは現在好調を維持しています。ミッションもシフトチェンジもスムーズで不具合はありません。撮影時もスムーズに始動しアイドリングも安定しておりました。
下回りもきれいな状態です。足回りもしっかりしており現状問題ありません。

●直近の整備履歴の抜粋●
現在一時抹消状態で保管されています。新規登録で車検取得できる状態には整備してありますのでご希望により予備検取得の状態でのお引き渡しも可能とのことでした。

コンディション維持のため仮ナンバーで定期的に動かしますので、走行距離は若干伸びますことをご了承ください。
個人売買のため消費税はかかりません。ご希望により追加料金にて予備検取得した状態でのお渡しも可能です。ご興味のある方はぜひご検討ください。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。