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MG -B GT 1970年式
車検 2025年11月 走行 4,589マイル(交換前メーター数値 81489マイル) 備考 右ハンドル 3AT 並行車
長さ 389cm 152cm 高さ 125cm 重量 1070kg 排気量 1790cc
取材日2025年7月25日

そのブリティッシュスポーツは、ファストバックスタイルにより自由と安心感を手に入れた
1960年代、英国の情熱をまとった2シーターオープンスポーツ、MG−Bが誕生する。流麗な低いボディと丸型ライト、クロームグリルは英国流の美しさを表し、加えてオープンボディで風を肌で感じながらの自由なドライビングが楽しめるロードスターである。低く切り立ったフロントガラスにより格別な開放感を手にしているが、一方で暑さ、寒さ、雨にはいささか敏感であるのも事実。季節や長距離を走るには耐候性は少なからず影響するものである。
そこでMGはこの問いの回答として派生モデルを企画するのである。
それはMGBのボディにファストバックルーフを与え、リアをハッチバック化すること。それにより耐候性、居住性、さらには剛性が上がる、こうして1965年に生まれたのがMGB GTである。
ハッチバックの採用は当時としては異例であり、かなり先進的であったと言えよう。先進的であるのにさらにトピックスを加えるのであれば、リアセクションのデザインをかのピニンファリーナが担ったところ。当時イギリスと言えば端正で紳士的なデザインのイメージ、一方でイタリアは流麗な曲線を用いて情熱的、官能的なデザインが特徴で、その哲学や文化に違いがあったように聞く。そこを融合させ、いや、あえてギャップを利用したかのようなデザインにより、MGB GTはスタイリッシュなクーペとしてその地位を確立するのである。

グランドツアラーの位置付けられたとなれば、長距離や日常使いのしやすさがオープンモデルとの違いと見る向きが多いことであろう。ダイレクト感のあるスポーツ性、陽と風を浴びる非日常を味わうのとは少しベクトルの異なるGTとしては、イージードライブができるのはさらにアピールしたいところ、そこでクラッチ操作が不要なオートマモデルがGTにも存在した。
ミッションにはボルグワーナー製3速ATが用いられ、エンジンもAT用にトルク特性が調整されていると言われる。生産台数は約1700台とされており、現存する個体は少ないはず、ここ日本での市場にはなかなか出回らない希少性が高いモデルと認識する。

その希少なATのMGB GTをご紹介いたします。
1970年式、こちらも珍しい右ハンドル仕様です。まずは実車を前にした印象から。ルックスはMGBのクーペ版ですが、リアセクションをよく見ると曲線を用いてデザインされており、大変にスタイリッシュに映ります。前述のように割と控えめなのが英国流、しかしエンブレムひとつ見ても割と大胆に、らしからぬデザインがされているのが見て取れます。フロント周りはMGBのそれで、英国の伝統を守るかのようなメッキグリルと直線基調とのギャップを感じつつ、英伊混血の妙が興味深く映ります。加えて大変に希少な3速AT、グランドツアラーとしての性格であるならば、ATはマッチしているのかもしれません。

前オーナーは、かねてよりGTのATモデルを探し、市場に出るのを待ち侘びていたそうで、こちらは英国から直接輸入したそうです。手にしてからは相当に大事にされていたのでしょう、それは内外装の状態から推測できます。
ボディカラーはプリムローズ・イエロー、艶やかでヤレをまるで感じません。メッキパーツも輝きを放っており、英国クラシックを味わうには申し分ないコンディションを見せます。さらにホイールはクロームメッキのワイヤーを備えており、ペイントのオリジナルから雰囲気がグッと上がります。センタースピンナーもあるそうなので、お好みで装着してください。

シートは革を張り替えております。ヘタリもなく、座り心地も快適です。ダッシュやスイッチ類にも経年をまるで感じません。衰えの影のない内装は、快適さとともにクラシックの魅力を広げてくれることでしょう。ステアリングは現在モトリタが備わりますが、オリジナルもあります。

ここでポイントをひとつ、現代車では当たり前ですが、クラシックではキーを何本も持ち歩かなければならない個体をよく見かけますが、こちらのMGB はドア、トランク、イグニッションがこの1本で完結、それは利便性以上の意味を持つ気がします。

機関は本来のスペックを発揮できるよう、整備を施しています。さらに熱対策として電動ファンを追加しています。バッテリーはオリジナルの6V×2を12V1個に変更しています。油脂類の汚れのないエンジンは見目麗しく、美しさを湛え、さらにSUツインの光を纏い、走りとともに眺める悦びをも与えてくれます。

最大の特徴であるオートマも、スムースな変速をしていける状態です。

オドメーターが動かなくなったため、前オーナーがメーターごと交換しています。交換したメーターは保管していますので、距離は現在のものにプラスしたものが新車からの積算距離です。

非常に珍しいATのMGBの走りを知るために、助手席にて試乗しました。
ドアを開け乗り込むとアイポイントは低く、革と金属との芳香とでも申しましょうか、一気にクラシカルの世界に引き込まれます。腰を落とすとシートはやさしく、モノトーンに所々光る金属が英国の伝統を感じます。キーをひねれば1.8リッターOHVが低い音を奏で目覚めました。重めのクラッチを踏んで、と行きそうですが、そうですこのクルマはATです。シフトをドライブに入れるとガツっと入ります。アクセルを踏んでいけば当然シフトアップしていくのですが、現代のクルマのような無音の切り替わりではなく、機械仕掛けのようにわずかな間を置きながら、回転の伸びとともに段を重ねていきます。Bシリーズエンジンはスペックこそ控えめながら、ロングストロークの中低速のトルクが豊かな特性ですのでATとのマッチングもよさそう。街中を走るのも楽チンで、このまま郊外へなんていう気分にさせてくれます。シフトチェンジからの解放は、時にスポーツ性を感じられないと嘆く方もいらっしゃるかもしれません。それでもOHVらしい鼓動とSUキャブからのかすかな吸気音、体に伝わる振動、耳で体でクラシックらしさは十分に味わえるので、アドレナリンを出さず、速さを追わず、古き良き機械らしさを深く噛み締める、ATはそんな味わいを楽しみたい方への器だと感じました。

希少なオートマのMGB GTは現在埼玉県さいたま市にあります。

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この中にはオーナー様が知り得ない事柄もあり、またエンスーの杜でその裏付けをとったものではないため、コンディションや走行状況も担当者の主観によるものです。
本記事は2025年8月22日現在の状態を掲載しております。それから時間の経過とともに写真や記事の内容に変化が生じる場合がございますことをご承知おきください。

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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
520万円
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1970年式 MGB GT 
鮮やかなカラーはプリムローズイエロー 
前は英国、後ろはイタリアの混血車 
メッキパーツと丸目ライトの英国車らしい面構え 
ファストバックスタイルが特徴的 
英国GTの美しいシルエット 
塗装の傷みは皆無 
フォグランプもクラシカルな味わい 
このセクションのデザインはピニンファリーナ 
メッキのワイヤーホイールがよく似合う 
ランプレンズも良好 
どのメッキパーツも輝きを放つ 
三角窓も健在 
キレイなマッドフラップは気品すら感じるアイテム 
リアガラスはポップアップ式 
塗装の状態を見ると大事にされてきたのがわかる 
エンブレムはイタリアチック 
タイヤサイズは165HR14 
当時の純正のガラスのシリアルナンバーが残る 
オープンベース故のフレームレスウィンドウは軽快な印象 
ガラスモールもしっかりしている 
確かなジャッキポイントはコンディションのよさを物語る 
サビや汚れのない下回り 
モトリタもよく似合う 
傷みのない内装のおかげで快適にクラシックを味わえる 
スミス製のメーターは視認性、輝きとも美しい 
スイッチ類も見た目だけではなく操作性も良好 
メッキをあしらったATセレクター 細部にまでクラシックの味わいを宿す 
レザーは張り替えており、未だその芳香が車内に漂う 
黒の内張にメッキがいいアクセントに 
MGのロゴの入ったサイドシルプレートに周囲が映り込む 
ドアにガタ付きはなく、確かな手応えで閉まる 
柔らかい座り心地のシートはGTを名乗るにふさわしい 
マップランプもしっかり点灯する 
2ペダルの光景が大変に珍しい 
屋根があることで剛性、快適性、安心感が増している 
ミニマムながらリアシートがあるのもGTならでは 
MGBからのインパネ周りはGTにスポーティさを残す 
Bタイプは頑丈さに定評があるエンジン 
SUツインも美しく輝く 
渋い輝きのタペットカバーもいい雰囲気 
フードの裏側もサビはない 
電動ファン等、冷却性も上げている 
開口部が広く使い勝手のよいトランク 
床下にはワイヤーホイール付きのスペアタイヤが収まる 
開ければ高い利便性、閉じれば美しいボディラインが現る 
油圧ダンパーとは違う手動感のある開閉動作がクラシックの味わい 
軽快で品のあるサウンドはこのマフラーから 
トリップが壊れて交換したメーターは保管している 
お付けするスペアパーツ群 


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