希少な本国仕様のビトゥルボスパイダーです。

マセラティをこよなく愛するオーナーさんが、気に入って所有してきました。

平成31年に車検が切れた後に一時抹消し、現在も定期的にエンジンをかけ、良好な状態を維持されています。

取材時も、仮ナンバーで出して頂きました。同乗させて頂きましたが、街中でもスムーズにエンジンが吹け上がり、気持ち良いドライブでした。

外装はソリッドのアイボリーです。前のオーナーさんが塗装された思われます。
目立つ傷や、色あせなどはありません。元色はブルーだったようで、エンジンルーム内にその面影が見られます。

幌は、モーデナ・カンパーニャで入手したネイビーの生地で張り替えられています。
リアのスクリーンはやや曇っています。（室内側は既存アルカンターラ使用）
オーナーさん自身、幌やスクリーンが痛むのでほとんど開けないそうです。

ヘッドライトは、貴重なイタリア本国仕様（キャレッロ）ですがスタンレー（左通行日本仕様）に戻してのお渡しになります。

ホイールは、ビトゥルボクーペ初期型（マグネシウム）が付いていますが、純正ノーマルアルミに戻してのお渡しになります。(タイヤかなり古いです。)

ウインカーやエンブレムなども、オリジナルの状態残っており、ネオクラシックのマセラティが好きな方には、垂涎の一台かと思います。

トリノナンバーは外させて頂きます。

内装もオリジナルです。ベージュなのでどうしても汚れは目立ちやすいようです。
シートには年式相応にクラックがありますが、クッション自体はしっかりしています。

木目のステアリングも痛みなくきれいな状態です。

メーター回りの木目も、クラックは出ていますが年式を考えればきれいな状態を維持していると思います。

室内時計は動作します。室内にキルスイッチが後付けされています。
社外のCDラジオがありますが、使用しないので動作の確認はできていません。（電源は来ているとのこと）

エンジンは一発でかかりますし、街中も普通に走行できるコンディションです。
マフラーはアンサーです。

現在の不具合は
・エアコン/ブロアーファン不調
・スピードメーター、トリップメーター、オドメーター不動

オーナーさんコメント

カーポートの下でシート2枚掛けで保管しておりますので外装の状態はかなり良いと思います。
前期(デトマソ時代)のスパイダー（2.5L）は222時代のザガートスパイダー(2.8L)とは一線を画するデザインで、
ボディラインのエッジの立ち具合が全く異なり素晴らしいデザインです。

当時ザガートのエンブレムは付いておりませんが車体番号からモーデナ(当時ミラノのラインもあり)のラインで製造された貴重な個体(キャブのスパイダーが日本に何台残っているか？)だと思います。

日本での初年度登録は1988年（昭和63年）ですが、車台番号を見るとイタリアでの製造は1987年です。
私が所有してからはほぼ雨天未走行で使用頻度も年間数回でした。禁煙車です。

車は兵庫県にあります。
個人の為、消費税はかかりませんがリサイクル料（134600円）のご負担をお願いします。