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| 取材日2025年11月23日 |
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| ↑↑↑上記アーカイブ動画、是非音声ありでご覧ください・・・。 30年間での走行距離は47943マイル・・・。 シャーシナンバーSCC085912LHD13678から読み取れるこの個体の素性はロータスカーズ(SCC)が1990年(L)に英国ノーフォーク州工場(H)で生産した、D13678のシリアルナンバーを持つX180 2.2L NA(08591)ニューシェイプ・スタイルのロータス・エスプリ・・・。 1980年代後半、S1からS3まで12年間継続した、ジウジアーロによる美しいウエッジシェイプは、時代の変化とともに更に要求される空力性能・・・、新しい安全性などの法規対応・・・、FRPボディの生産性などからターニングポイントが一気に押し寄せ、フェラーリにおける308から348へ・・・、ランボルギーニによるLP400からアニバーサリーへ・・・、そしてポルシェによる930から964へのデザイン変遷などと同様に“デザインを刷新しなければ時代に対応できない・・・” という状況に追い込まれていたのです・・・。 そこでロータスは初代エスプリの個性を残しながらも、この問題を解決する為に、それまでのジウジアーロによるウェッジの効いたエスプリならではのシェイプを骨格として残しつつ、ピーター・スティーブンスが造形の流れと空力を徹底的に洗い直すことでデザイン変更を実施・・・。 1987年ついに “ニューシェイプX180“ が誕生したのです・・・。 のちに93年のマクラーレンF1をデザインするなど、英国を代表する自動車デザインナーであったピーター・スティーブンスは、ジウジアーロのデザイン哲学に深い敬意を払いながらも、空気の流れ方・・・、面の張り強度・・・、そして光の受け方に至るまで丁寧に設計し直し、従来のエスプリが持っていた“刃のような緊張感”を残したまま、空気を滑らかに受け流す現代的なフォルムへと導くことに見事に成功・・・。 スーパーカーの世界が急速に丸みと空力を重視し始めた時代の中で、ロータスはエスプリを単なる過去の遺産として終わらせるのではなく、一段階進化させて次の十年へ送り出すことを選択し、1987年に発表されたX180は、“ニューシェイプ”としてエスプリの第二章を切り開いたのです・・・。 この個体は冒頭のシャーシ・ナンバーから1990年式とされる一台・・・、当時国内にはロータスの主要な輸入元は存在しませんでしたが、極小ロットで個別に輸入されていた記録が残っており、この個立も1995年に国内初年度登録がされた個体です・・・。 その後30年間、ただひとりのオーナー氏が、決して手放すことなく向き合い続けてきた、最終キャブレター搭載の1990年式ロータス・エスプリ X180・・・。 新車時より、ご自宅でありながらピットまで作ってしまったという、オーナー氏のガレージの奥でひっそりと佇みながら、その姿を崩さず、時と静寂に守られるように過ごしてきた“門外不出”の個体です・・・。 その一人のオーナー氏のもとで重ねてきた走行距離は、取材時点で47,943マイル・・・。 ご依頼を受けたご親族様のご説明では、航空エンジニアとして多忙な生活の中にあっても、このエスプリを本当に大切にしておられたそうですが、乗って楽しむ機会が限られていたという事情がこの数字の背景に感じることができます・・・。 まさにガレージの中の終わらない夢を追求されたオーナー氏・・・。 ご自宅でありながらなんと「ピット付き」というガレージの中での30年間の向き合い方は、エンジニア様としてエスプリを更に追求されたもので、オリジナルは残しながらも要所にセンス溢れる仕様となっています・・・。 まずはその変更点から先にご紹介・・・。 エスプリ専用で開発された912型2.2Lエンジンには、元来デロルト製DHLAキャブレターが標準で搭載されていますが、この個体はさらなるダイナミズムが体感できるように42パイの大口径を持つウエーバー製サイドドラフト・キャブレターが装着され、その個性を非常にダイナミックなものへと昇華されておられます・・・。 次にオリジナル・ホイールはガレージで保管しながらも、ドイツ製RHアールラッド製・フロント17インチ(215/40R17)・リア18インチ(245/40R18)変更・・・。このインチアップされたホイールに、モダンなダンロップ製ロー・プロファイル・タイヤ(DIREZZA D101)を履き、さらにロー・プロファイルされた足元にバランスが合うようにと車高調式ダンパーを装着・・・。最低地上高は確保しながらも、このエスプリをさらにワイド&ロウなイメージへと見事に昇華されておられます・・・。 ここはオリジナルこそ流石に残っていませんが、ミッドレンジの効いた大迫力のエキゾーストを響かせるマフラーも、手作業で製造〜溶接されたカスタムメイドが装着されており、刺激的なリアビューも含めて、オリジナル912型2.2L NAエンジン〜ツイン・ウエーバー42サイド・ドラフトからのパワーを数段アップする魅力的なアイテムとしてこの個体を盛り立てています・・・。 オリジナルからの変更点の最後は、ステアリングで完結・・・。 残念ながらオリジナルは現在詳細不明なのですが、純正の “Lotus A082H4035F” から、MOMO製 “レース”へと交換されています・・・。 これは当時の英国ライトウェイトスポーツで定番のアップグレードであり、操作感と視覚的スポーティさを高める選択としてはもちろん頷ける部分です・・・。 変更点は上記のみ・・・。 本個体のエンジン番号は、フロントリッド下のステッカー表記のアッセンブリー番号と、ブロック刻印の番号体系が整合しており、当時の工場出荷時エンジンが、正しく保持されている個体と判断でき、前述のシャーシナンバーとの整合性も確認できる・・・。 ごく少数作られたエスプリX180 2.2L NAの中でもオリジナルが色濃く残る一台なのです・・・! ワンオーナーのもとで30年というヒストリーが作り上げた保存状態の素晴らしさは、車の前に立った瞬間に伝わってくる素晴らしいもの・・・。 外装のFRPは、年式から想像されるような歪みや痩せ・・・、そしてロータス車特有のボディ・クラックなど粗皆無・・・! 長年ピット付きガレージ保管で守られてきた車だけが持つ“張り”と“艶”が、驚くほど残っており、観るものを驚愕させます・・・。 様々な角度と、視線の高さから刻々と表情を変えるエキゾチックなエスプリのボディライン・・・。 いつまでも眺めていられる美しいボディラインをじっくり眺めていると、光が面を滑らかに流れていき、そのエキゾチックな印象に改めて感動を覚えるもの・・・。 小排気量なロータス車ながら、欧州・・・、特にイタリアのスーパーカーと呼ばれるクルマ達とよくよく比較されながらも、その圧倒的存在感を放った次世代ロータスの旗艦車であったヒストリーに、改めて思いを寄せることができるのです・・・。 さてそんな感動を覚えながら見つめる目の前のエスプリ・・・。 冬の斜めからの光を浴びて最も美しく見える角度で眺めても、その流線を帯びた面は決して曖昧にならず、ここにニューシェイプX180の本来の造形が素直に浮かび上がってきます・・・。 ピーター・スティーブンスが施した、それまでのジウジアーロ・デザインを完全昇華させた「ニューシェイプ」は、やはりものすごく魅力的・・・! ジウジアーロの骨格は見事に残りながら、各パネルに流れる面が放つ光の受け方や、空気の逃がし方・・・、そしてその取り入れ方など観ているだけでもワクワクが止まらないもの・・・! それでいて現代のクルマには全くない緊張感さえ感じるウェッジラインが、時代の流麗さをまとったデザインは素晴らしい・・・!と思えるものなのです・・・! 目の前のオリジナルが色濃く残る個体は、まさにその“第二章のエスプリ”が本来持っていた美しさを、30年を経ても素直に、自然な形で伝えていたのでした・・・。 直近で手厚い整備が改めて行われたというこの個体・・・、現在は一時抹消中のままですが、取材時仮ナンバー装着して頂き、動画撮影の為、近隣を迫力いっぱいにドライブしていただきました・・・! エンジン型式CA912型・・・。 この個体のドライバーのすぐ後ろには、キャブレター好きが観ているだけでも興奮する、旧世代の大口径ウエーバー2基掛けを纏ったロータス製 2.2L DOHC 直列4気筒「Type 912」NAエンジンが搭載されています・・・! このロータスが自社で開発したユニットは、ミッドシップに低重心なエンジンをと、S2以降のエスプリ専用に開発されたユニットで、カムカバーの高さから吸排気配置に至るまで、徹底的に低く設計された“低背DOHCユニット”なのが特徴です・・・。 リアの大型エンジンフードを開き、オリジナルで現存する希少なエンジンカバーを取り外すと、そこに現れる絶景はやはり感涙もの・・・。 ドライバーの背後からも見えるこのエンジンルームはまさにエキゾチックで、エンジンカバーを外して、さらにダイナミックなキャブレターの吸気音を聴きながら乗ってみたい・・・、という思いを描くほど・・・! 鋳鉄ブロックにアルミヘッドを組み合わせ、FRPボディの熱影響を抑えるための独特の熱管理思想が盛り込まれ、回せば鋭く・・・、右足を踏めば素直に吹け上がるNAならではのリニアさを存分に味わえる名機は、オーナー氏の嗜好で変更された42パイという大口径のウェーバー・サイド・ドラフトをツインで備え、レーシングマシンさながらのレスポンス感から、豪快な吸気音の粒立ちに至るまで、後の電子制御では絶対に得られない“機械が息づくあのフィーリング”が体感できるものなのです・・・! 少し冷静になり・・・、インテリアに目を向けてみましょう・・・。 ここにもまた、大切に守られてきた豊かな時間が静かに刻まれています・・・。 元来エスプリは、大きく寝かされた大型のフロントガラス越しに日光を直接受け続けるため、内装材のレザーや樹脂パーツが傷みやすいモデルとして知られていますが、長年のガレージ保管の恩恵もあり、この個体では素材そのものの強度が各部に確りと残っており、最も顕著に経年を感じるアイボリーカラーのシート類に関しても、シート本体の傷みはほとんど感じられ無い状態で残っています・・・。 写真では座面を中心に黒ずんだ状態が見て取れると思いますが、これは生産時オリジナルからレザー用顔料を使って染め上げられたレザーシートの為、再度染め直すことで本来の輝きを十分に取り戻すことができる内容になっているものです・・・。 これもご自宅ガレージ内のピットに潜り、メンテナンスをなさっておられたのだろう・・・、と感慨深く思いながら、改めて下回りをじっくり覗くと、ロータス伝統の鋼製バックボーン・シャシーが驚くほど健全な状態で残り、雨天走行中など泥水を受けることで発生する、腐食が進みやすい箇所も極めて良好なコンディションで残っていることが確認できます・・・。 まさにピット付きガレージ保管の恩恵でしょう・・・。 912エンジン後方に直結されるトランスミッションや、そこから確認できるマウント類〜ブッシュ類〜そしてまだ真新しく見える車高調付きダンパーも、実にフレッシュな輝きを放っており、“見えない部分を常に確認してこられた安心感・・・”が、この個体の健全さに直結していることを感じるのです・・・。 オーナー氏は飛行機の設計を生業とするエンジニア様で大変忙しく全国を飛び回られたお方であったそうです・・・。 クルマ以外にもギター、オーディオ、革細工など実に多趣味でおられ、物を丁寧に扱う感覚に優れた方だったと伺いました・・・。 そうした“感性”を持つオーナー氏のもとで30年間愛され続けてきたエスプリは、その扱われ方の丁寧さが車全体の佇まいに確かに現れており、生涯大切にされたご自慢のピット付きガレージでご家族によって静かに守られ続けてきたのです・・・。 第二章・・・ クラシック・ロータスに乗るということ・・・!“スーパー”と呼ばれるエキゾチックなデザインから、ロータスならではの魅惑の走りの根源をヒストリーから読み解く・・・! 1960年台・・・、メルセデス・ベンツの様な大企業が、計画的にレースに出て市販車の魅力をアピールするのとは対照的に、小規模なフォーミュラー・カー専門コンストラクターであったロータスは、レースでの好成績から資金を経ては、レース参加のために時折市販車を作ると言う、全く真逆の視点からロード・カーを極めて少数生産していたコーリン・チャップマン氏率いる孤高のメーカーでした・・・。 実際に公道を走れるロータスを幸運にも手に入れる事が出来た、当時の限られたエンスージアストに、通常のロードカーでは体験できない極上のドライビング・エクスペリエンスをもたらしていたのが当時のラインナップ・・・。 そんな稀有な誕生ストーリーを背景に、今日ビンテージ・ロータスに触れる度に・・・「当時よくぞこのクルマを市販したなぁ・・・」と感じざるを得ず、その稀有な存在に乗ってみると、やはり心から感動を覚えるのです・・・! 当然の事ながら、当時さながらに各部に確り手が入り、仕上げられたビンテージのロータスに触れる事は、他のプロダクションカーに触れるのと一種違った感が明確にあり、過去にさかのぼり、過ぎ去った時代の美学をタイムマシン的に体験できるもので、「ビンテージ・ロータス・エスプリに乗る・・・」と言うこの最も明確な体感方法は、1970〜90年代英国のエンジニアリング・造形・フィーリングを凝縮した、コーリン・チャップマンの美学・哲学そのものに触れることが同時に体感できる、クルマ好きにはたまらないものでしょう・・・! その根底に横たわっていたのが、創業者コーリン・チャップマンの設計哲学・・・。 彼が残した “Simplify, then add lightness.”(シンプルにせよ、そして軽さを加えよ) という信条は、ロータスのすべてのロードカーに脈々と受け継がれ、ここにビンテージ・ロータスに乗る全てが凝縮されているようです・・・。 馬力や豪奢さではなく、軽さがもたらす応答性こそがクルマの本質である・・・。 この揺るぎない思想があったからこそ、今日においてもロータスは異彩を放つ存在であり続けていると言えるでしょう・・・。 エスプリは、その思想を“ミッドシップ・スーパースポーツ”という新たな領域に落とし込んだ最初のロードカーでした・・・。 鋼製バックボーン・シャシー、FRPモノコック、ミッドシップ専用の低重心・低背・軽量DOHCユニット・・・。 どの構成を見ても、そこにはチャップマンの「シンプルにせよ、そして軽さを加えよ」という理念が色濃く息づいています・・・。 そしてジウジアーロが手がけた最初のウェッジ・スタイルから約15年・・・。 1987年にロータスはエスプリのデザインを未来へつなぐ大転換期を迎えます・・・。 デザイナーは英国が誇るピーター・スティーブンスへとバトンが渡され、そこから生まれた新しい造形思想は 前述のように“ニューシェイプ”と呼ばれました・・・。 直線基調のシャープなウェッジを持ちながら、エッジのひとつひとつはより滑らかに、より空力的に磨き上げられ、ただ速いだけではなく、ロータスらしい“軽さの美学”を纏ったスーパースポーツへと昇華していきます・・・。 シャシー構造はS3で確立した仕立てを基礎としつつ、組み付け精度や素材の改良によって、より高いしなやかさを持つ“英国らしい軽快さ”を残したところに、ロータスというブランドの想いを見る感がします・・・。 この“ニューシェイプ”こそが、80年代終盤から90年代のエスプリを象徴する姿であり、後年のターボSE、スポーツ300、V8へとつながる進化の出発点でした・・・。 そしてその系譜の初期に位置する、最後のキャブレターを纏った一台が、今回ご紹介する エスプリ X180 なのです・・・。 この“ニューシェイプ”が生まれた1980年代後半──時代はすでに電子制御の導入、豪華装備の肥大化、車重の増加、ブランドの工業製品化が加速度的に進む局面へと移行していました・・・。 他メーカーのライバルたちがどんどん豪華に肥大化していく・・・。 そんな中でもロータスは、ただひとつの思想だけは曲げませんでした・・・。 それは「軽さは、速さであり、美しさであり、哲学である」 というコーリン・チャップマンの遺言そのものです・・・。 だからこそニューシェイプ期のエスプリには、他のどのスーパースポーツにもない“ロータスならではの独特の気配”が宿ります・・・。 ボディラインのすべてが空気を切り裂くために描かれ、フレームの一本一本が軽さのために配置され、キャビンの低さも、視界の広さも、驚異的なハンドリングの鋭さも、すべてがチャップマンの魂をロードカーに落とし込むための“道具”となっていると感じていただけるでしょう・・・。 ご存知の通りエスプリは決して派手な馬力で乗り手を圧倒しようとするクルマではありません・・・。 むしろその逆で、余計なものをすべて削ぎ落とし、必要な要素だけで世界と対峙する孤高の存在です・・・。 ゆえに、ニューシェイプのエスプリに触れた瞬間に感じる“あの芯の通った軽やかさ”は、単なる性能値では語れない領域へとドライバーを誘っていきます・・・。 それは軽く、鋭く、そして驚くほどしなやか・・・。 ミッドエンジンに最適化された低重心の912型エンジンとツイン・ウエーバーキャブレターの豪快な吸気音とともに、空気の壁を抜けるように加速し、エスプリ特有のびっくりするほどシャープな回頭性と安定した高速直進性を両立させ、軽量FRPボディの乗り味に唯一無二の面白さを感じていただけることでしょう・・・! 今回ご紹介する時代を感じさせない90年式の個体でさえ、すでに製造から35年が経過・・・。 昨今世界のスーパースポーツがどんどん肥大化し、電子制御に支えられた重量級のハイパー・グランド・ツアラーへと歩みを進める中で、軽さを信じ、軽さで戦い、軽さで美を示そうとしたロータスの孤高の哲学は、二度と再現されることの無い貴重なものになりつつあります・・・。 このニューシェイプ・ロータス・エスプリとは、その哲学が“最後に輝いた時代”の証そのもの・・・。 そして、このX180はその夜明けを告げる最初のモデルとして、ロータス史に確かな存在感を刻んだ一台なのです・・・。 第三章・・・ 1990年式 ロータス エスプリ X180筆者の取材後記・・・ ファインダー越しに覗くエスプリは本当に美しかった・・・! どのポイントから画角を切り取ってみても、実にフォトジェニックなデザインは溜息もの・・・。 我を忘れて撮影した枚数は実に200枚超え・・・、夢中になって四方走り回り撮影する自身の姿に、今から50年前の小学5年生の頃・・・、父親に必死にせがんで借りたハーフサイズのオリンパス・ペンというフィルムカメラで必死に追いかけ撮影した、ジウジアーロの猛牛やピニンファリーナの跳ね馬・・・、工学博士が作ったシュツットガルトの紋章がついたエキゾチックなクルマ達を思い出しては、自身の姿をオーバーラップさせていました・・・。 筆者撮影〜編集の動画でもご覧いただける様に、取材当日は仮ナンバーをご準備いただき912型エンジンが綺麗に吹け上がるゾーンまで・・・、空いたカントリーロードでエスプリの走りを官能させていただきました・・・! それは・・・やはりネオ・クラシックな・ロータスならではの魅惑の世界観に溢れる素晴らしいもの・・・! ツイン・ウエーバーがドライバーの背後で奏でる吸気音に痺れ・・・! ロータスの真骨頂であるダイレクトなハンドリングは、タックイン時などノーズが向きを変えたかと思うとスッと車体が回り込み、足回りは決して硬くは無いがほとんどロールせずに・・・、コーナーをオーバースピードで突っ込んでも顔色一つ変えずに余裕でクリアしてしまい・・・!ノンターボ4気筒2.2Lエンジンはダイレクトに吹け上がり、軽さが加えられたボディを思う存分楽しめる領域でドライバーを昇天させる・・・! それが実にしなやかに・・・、S1から始まりニューシェイプへと時代を経てはるかに洗練された、まさに地球上のクルマで他に似ることが全くない・・・“唯一無二なネオ・クラシック・ロータス”ならではの走りで無中にさせてくれるものだったのです・・・! フォーミュラー・カーから派生した特殊な構造を持ち、極少量生産も背景に異彩と言う名のオーラを振り撒いてきたロータス・エスプリの数々も、今日ではすっかり絶滅危惧種・・・。 その生産台数を改めてリサーチしてみても・・・ エスプリ S1(1976-1978)生産台数:994台 エスプリ S2(1978-1982)生産台数:1,149台 エスプリ S3(1982-1988)生産台数:3,041台 そしてこの912型エンジンを搭載したNAのニューシェイプX180に関しては、推定1489台・・・、右ハンドルに限定すると970台前後という超希少さ・・・! 当時正規の輸入元も持たず個別に輸入されたヒストリーや、発売からすでに30年が経過し、国内に現存する個体数も激減していることでしょう・・・。 「このままガレージで眠らせるより、新しいオーナーのもとで再び走ってほしい・・・。」というご親族様の想いから今回掲載の決断に至ったニューシェイプのロータス・エスプリ・・・。 30年という時間を静かに受け継いできた一台は、直近で受け渡す万全の整備も完了して、新しいオーナー氏の「ビンテージ・ロータスがあるライフスタイル」を大きく豊かなものにする準備が整っています・・・。 30年間の想いの籠った1990年式ワンオーナーのロータス・エスプリ X180 2.2L NAが存在した・・・!門外不出でオーナー氏の人生を豊かに彩ったシャーシ〜エンジンマッチングのオリジナル個体は、魅惑のニューシェイプで乗る者〜観る者万人を魅了する一台だった・・・! ガレージで時を忘れて夜な夜な眺めて過ごす大いなる楽しみ・・・。 週末早朝ひっぱり出して近所の山道を30分流すだけでも心が十分に洗われる・・・。 それをひたすら続けると・・・、感性がさらに養われ、エスプリ無しでは人生が語れない程になり、決して抜けられない泥沼にいることにも気づかれるはずです・・・(笑)。 それほど魅惑的ロータス・エスプリの官能的世界観は素晴らしい・・・! 30年大切にされてこられたオーナー氏の想いに触れる、脳天直撃の実車見学に・・・ 是非群馬県までお越しください・・・。 この「1990年式ロータス エスプリ X180 2.2L NA」は現在群馬県にあります。 個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。 本車両購入に際しての自動車税の月割り精算(抹消中の為不要)並びにリサイクル預託金精算(¥13,230)は購入者様にご負担お願いしております。 【お問い合わせに際して・・・】 このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。 エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。 過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。 本記事内容は、2025年11月23日(日)晴天下午前13時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様インタビューしたものを元に執筆作成したものです。 かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものでは無く状態等のコメントも、あくまで取材時の天候状況及び筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。 なお個人間での取引となりますので冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提として検討頂けるお客様のみ」とさせて頂きます。 何卒宜しくご検討下さい。 |
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| 以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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| 500万円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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