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フィアット・パンダ 1100 CLX 1996年式

車検 2026年4月

走行 175,819km 備考 ディーラー車、最終モデル、1.1リッターエンジン、5速マニュアル、クーラー装備、ETC
長さ 340cm 151cm 高さ 148cm 重量 770kg 排気量 1100cc
取材日2025年9月24日

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◆初代フィアット・パンダについて
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1979年11月にデビュー、500とその流れを組む126に代わって、フィアットのボトムレンジを担当することになったパンダは、自動車史に残る名作となりました。コストを抑える一方、様々なアイデアを駆使して極めて魅力的なベーシックカーに仕立てられました。ウインドスクリーンを含めたすべてのガラスに平面ガラスを採用、ボディも曲面を排し、機能美さえ漂う平面パネルだけで構成しました。インテリアも、特に初期モデルの取り外し自由なハンモックシートと、そのデザインを応用したダッシュボードの全幅に亘る大きな棚、左右に可動する灰皿など、実用的かつ魅力的なアイデアに満ち溢れ、決して高級ではないが極めてセンスに優れていました。エンジンは縦置き空冷直列2気筒652cc・30PS、横置き水冷直列4気筒903cc・45PSの二本立て、のちにフィアットの新世代エンジン、750ccから1100ccのFIREエンジンに換装されました。また、1983年には4輪駆動システムが与えられた4×4も追加されます。ボディ/インテリアのデザインだけでなく、基本コンセプトの立案から深く関与したジウジアーロは、現代のシトロエン2CVを目指したといわれます。しかしパンダは、2CVに肩を並べるのではなく、独立した個性を十分発揮できる存在になったのはよく知られています。

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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、最終モデルのフィアット・パンダ1100CLX、ディーラー車です。
現オーナーさんは約3年前に購入します。

フランス車好きなオーナーさんがパンダを購入したきっかけは、トミカのパンダのミニカーを買ったこと、1/1スケールが欲しくなり、購入に至ったそうです。

購入当初のコンディションがあまりよくなかったのでリニューアルしようと思い、色々と手を入れていきます。

主なリニューアル内容を以下に記します。
・部分的な再塗装(ボンネット、ルーフ、左側面一式)
・ドラレコ装着
・キーレスエントリー装着
・コンビネーションメーター内の水温警告灯を水温計に変更
・PIVOT製タコメーター装着
・フロントシートにシートカバー装着(エスニック調)
・ドアミラー交換
・シートベルト交換
・アルミホイールリペア
・フロントグリル交換(第2世代)
・フロントディスクパッド交換
・リヤブレーキシリンダー、ブレーキシュー交換
・テンションロッド、ブッシュ交換
・エンジンオイル、フィルター交換
・MTオイル交換
・バッテリー交換
・タイヤ交換
・タイミングベルト交換
・ウォーターポンプ交換
・ベルト類交換
・フロント/リヤショックアブソーバー交換
・エンジン/ミッションマウント交換
・キャンバストップ前後交換(ビニールレバーからキャンバス地へ交換)

満足のいく仕様に仕上がり、楽しんで来られたのですが、増えすぎた車を整理しなくてはいけなくなり、エンスーの杜への掲載依頼となりました。

パンダは車両重量が軽く、エンジンは1.1リッターと小排気量ながら、50馬力を発生し、軽快で楽しい車ですとオーナーさんからお話がありました。

だんだん街中でも見なくなったフィアット・パンダ、角張ったデザインが魅力的です。
旧車とまではいかなくても80年代のイタリア車を楽しみたい方にお勧めの一台です。
ぜひ、この機会にパンダをお手元に!

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◆外観
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ボディカラーは珍しいソリッドのグリーンカラーです。
一部再塗装しているのですが見分けがつかないぐらいきれいな塗装でした。
ルーフはダブルキャンバストップ、オリジナルはビニールレザーですがキャンバス地に交換しています。
運転席側のキー穴に少し変形があったのでキーレスエントリーを新設しています。
フロントグリルはオーナーさんの好みで第2世代のグリルに変更しています。
トランクルーム内の左後縁に錆穴があったため、防錆処理を行なったあとブラックテープで目隠しをしています。
ホイールはSPARCOのアルミホイール、タイヤサイズは155/65R13です。

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◆内装
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オリジナルを保った、清潔感のある内装です。
前後のシート、ドアの内張りなどはきれいな状態でした。
フロントシートにはエスニック調のシートカバーを取り付けています。
シートカバーで室内はお洒落な雰囲気となっています。
ルームミラータイプのドライブレコーダーを装備、フロントとリヤにカメラを設置しています。リバーズ(後退)用のカメラも設置していますが手動でコネクター入れ替えが必要となっています。
希少な移動式の灰皿が残っていました。
オーディオはBluetooth対応のCDデッキに交換、フロントスピーカーにはオーディオ用サラウンドスピーカーを装着しています。
リヤトレイ割れがあったため、DIYで補修しています。
間欠ワイパーキットを取り付けたのですが作動しないそうです。(原因は不明)
クーラーはよく効くそうですが、ヒーターはゆっくりゆっくりと効いてくるそうです。

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◆機関
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1.1リッター4気筒SOHCエンジンを搭載、5速マニュアルトランスミッションとの組み合わせです。
直近の整備記録をみますとタイミングベルト、ウォーターポンプの交換をしています。
白煙はでませんし、エンジンの調子もいいのですが、エンジンオイルの消費があります。(1000Kmで700から800ml)
トランスミッションですが4速から3速のシフトダウン時にシンクロが弱い感じがあります。
その他のシフトポジションでは感じません。

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◆足回り
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足回りは整備を実施しています。
ブレーキパッド、ブレーキシュー、サスペンションブッシュ、ショックアブソーバー(モンロー)、アッパーマウントなどを交換しています。

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◆メンテナンスについて
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以下の整備記録がありました。
◆2022.03 車両購入
<<車両の状態>>
・初年度登録1996年8月、正規輸入車両
・ボディカラーグリーンカラー No.365A(VERDE PALMA)
・アルミホイール装着(sparco)
・マフラー社外品装着(Supersprint)
・スポーツペダル装着(アクセル、ブレーキ、クラッチ)
・リヤガラスにスモークフィルム貼り付け
・FIATマークの入ったクーラー装備
・オリジナル灰皿有
◆2022.04 車検
◆2022.06 リニューアル完了 163,303km
・Frブレーキパッド交換
・Rrブレーキシリンダー、ブレーキシュー交換
・ブレーキフルード交換
・テンションロッド、ブッシュ交換
・エンジンオイル、フィルター交換
・MTオイル交換
・バッテリー BOSCH 5k 交換
・タイヤ交換 155/65R13 MICHELINE Energy Saver4
・タイミングベルト交換
・ウォーターポンプ交換
・ファンベルト、エアコンベルト交換
・Frショックアブソーバー交換(モンロー)、アッパーマウント交換
・Rrショックアブソーバー交換(モンロー)
・ドライブシャフトアウターブーツ左右交換
・エンジンマウント交換
・ミッションマウント交換
・マフラーゴム交換、Rrマフラー修理調整
・ヘッドライト左右交換(注:右車線通行用のため車検時に調整必要)
・ウィンカーレンズ左右交換(クリアからオレンジへ変更)
・キャンバストップ前後交換(ビニルレザーからキャンバス生地へ変更)
・キャンバス骨組み前後腐食の為、交換
・フューエルエレメント交換
・ミラー型ドラレコ装着(リヤカメラをリヤウインドウとバンパーに装着し、任意にコネクター差し替えで切り替え可能)
・キー連動のアクセサリーシュー取付け
・フロントスピーカー取付け
・オーディオ交換Bluetooth、CD対応(Carrozzeria DEH-5600)
・リヤトレイ割れ補修
・ダッシュボードメーター内の水温警告灯を水温計に変更(水温計はパンダ4WDメーターより移植)
・温度センサーは警告灯用から水温センサー用に交換
・キーレスエントリー取付け(ロックマン)脆弱な鍵穴の為、破損防止も兼ねる
・PIVOT製タコメーター取り付け
・本革を純正ステアリングに巻いたのをヤフオクで入手(未使用品)
・フロントシートにシートカバー装着(破れはないがオリジナル保護)
◆2022.07 一般整備
・ドアミラー左右交換
・シートベルト左右交換(中古良品)
◆2022.08 一般整備
・アルミホイール4本リペア(sparcoステッカー装着)
・センターキャップはオリジナル割れの為、sparco代用品取付け
・フロントグリル交換(第2世代デザイン)、交換前の第3世代フロントグリルは保管
◆2022.09 一般整備
・エンブレム交換、補修(バックドア)
◆2022.12 一般整備
・ボディ再塗装(ボンネット、ルーフ、左側面一式)
◆2023.03 一般整備
・運転席シート底のシートスポンジを支えるベルト6本交換、スポンジ追加
◆2024.04 車検整備
・ブレーキオイル交換
・ヘッドライト入替え(車検のため、左車線通行用に仮入替え)
・ウォッシャー出ず修理、ウォッシャータンク清掃
・シートベルト警告灯、不灯修理
・ナンバー灯右、不灯修理
・バック灯、時々不灯修理
・フロントディスクパット交換(低ダストタイプ)
◆2025.06 一般整備
・Rrマフラー吊りゴム交換

<<付属品の紹介>>
・日本語取扱説明書
・整備記録簿
・イモビライザー対応のイグニッションキー(保管用)
・イモビライザー登録カード
・燃料キャップ用スペアキー
・フロントグリル(オリジナルの第三世代デザイン)
・ステアリング(sparco要修理)、ステアリングボス
・ソフト99にて調色済みのボディスプレー塗料 2缶
・ソフト99にて調色済みのタッチアップ塗料 2個
・ボディ再塗装した際のタッチアップ塗料 1個
・交換前のエンブレム
・FIATエンブレム(未使用品)
・パンダ4WD用のメーターパネル(水温計抜き取り済み)
・間欠ワイパー装着取説(CD)
・アルミホイール用cromodraステッカー(煩雑になるので貼っていません)

屋根付き車庫に保管。

車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 115万円
画像クリックで拡大出来ます
角張ったフロントフェイス
デザインはジウジアーロです
ガラスエリアが広いので取り回しが楽です
シンプルなリヤスタイル
ヘッドライトRH
ヘッドライトLH
前後のアンダーボディ部
交換したドアミラー
テールライトLH
テールライトRH
ダブルキャンバストップ、キャンバス地のため、高級感があります
左右のジャッキポイント部
SPARCOのアルミホイール
コックピット
PIVOT製タコメーター
コンビネーションメーター
インパネセンター部
間欠ワイパースイッチは新規で取付け、しかし不動(原因不明)
希少な移動式の灰皿
フロアコンソール部
ドライバーズシート
パッセンジャーシート
リヤシート
右クォータートリム周辺部
左クォータートリム周辺部
各ドア
ABCペダル部(スポーツペダルパッド付)
 
エンジンルーム
 
ボンネット裏
エンジンオイルパン部
トランスミッション下部
トランクルーム
リヤトレイ割れ、補修跡
トランクルーム内の左後縁のブラックテープ(目隠し)
 
ボディカラーコード
テールゲート裏
各サスペンション部
エキゾーストマフラー(SUPER SPRINT)
ストックパーツ類
フロントグリル
取扱説明書など
キーは2本あり


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp

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