＜シトロエン　エグザンティアについて＞

1993年にBXの後継車としてXantiaが発表されました。

デザインはBX・XMと同様、イタリアのカロッツェリアであるベルトーネのデザインであり、
BXが1970年代シトロエンの特徴であった、Cピラーを折り目なくリアノッチに繋げた
ファストバックスタイルをそのまま継承して荷室部をハッチバック化していたのに対し
エグザンティアはノッチバックの輪郭によりデザインされました。
このシルエットに利便性を図る伝統的なハッチバック機構を継承しているのが
エグザンティアの特徴です。

メカニカル面では1955年に登場したDSから続く独自のハイドロニューマチックシステム
およびハイドラクティブを搭載していました。
このエグザンティアまでが作動油に鉱物性のLHM(緑色)を使用しており
この後のモデルは化学合成のLDS（オレンジ色）に変わっています。

駆動方式はシトロエン伝統のFF方式で、サスペンション形式は前輪がストラット
後輪がトレーリングアーム式を採用しております。


＜当車両について＞

正規ディーラー車、2017年購入、オーナー歴不明、禁煙車
取説あり・整備記録は複数枚あり、事故歴・修復歴不明（現オーナー時は無し）

当車両は新西武自動車にて輸入され販売された個体ですが
元々、レーヌ・ベルト(オリーブのようなグリーン)というカラーは
新車販売カタログに記載されておらず、フランス本国から
日本へ送られるコンテナに間違えて入れられていたようです。

レーヌ・ベルトのエグザンティアに一目惚れしてハイドロ沼にハマったオーナー様(笑)
ですがお仲間よりBXを引き継ぐことになり、ガレージ整理のためにエンスーの杜への掲載となりました。
オーナー様を思いを引き継いで頂ける方へお譲りしたく思います。


＜外装＞

レーヌ・ベルトというボディカラーがとても印象的です。
現オーナー様購入してすぐに同色オールペイントをされたそうです。

ですがルーフのアンテナ付近の塗装剥がれやパネル類に小傷・凹みが見受けられます。

ホイールは15インチ純正ホイールにコンチネンタル製夏タイヤが組み込まれています。

ガラスサンルーフが装着されておりますがオーナー様購入時から不動とのことでした。


詳細はご見学時に現車確認をお願いします。


＜室内＞

モケットシートに分厚いクッションで座り心地の良いシートは
いい雰囲気をだしています。
シート裏にあるマップ入れはほつれがありました。

ダッシュボードは表皮の捲れ・デフロスター吹き出し口は割れております。

割れやすいシフトノブは交換済です。


＜エンジン＞

始動性はとても良好、アイドリングはとても静かです。
異音・オイル漏れ等も特に感じられませんでした。

足回りは現オーナー様のモディファイで
スフィアをBXブレーク用を装着されたそうです。
純正と比較してもかなりソフトな乗り心地になったそうです。


＜取材後記＞

コンディション維持のため、走行距離は伸びますことをご了承ください。

なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。


個人のため、消費税はかかりません。
リサイクル料(17,300円)及び及び自動車税の残存期間分は別途ご負担下さい。


車両は栃木県にあります。

詳細は車両見学の際にご確認ください。