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メルセデスベンツ E63 AMG ステーションワゴン (S211) 2007年式
車検 切れ 走行 23,715km 備考 初度登録年月 平成19年12月/7速AT/7G-TRONIC (AMG SPEEDSHIFT)/雨天未走行車
長さ 492cm 182cm 高さ 150cm 重量 2020kg 排気量 6208cc
取材日2025年11月


【 Mercedes-Benz E63 AMG Stationwagon S211 概要 】

── 世界最速のワゴン。その美学は、理性を超えて魂に響く。

いまなおAMGファンの間で語り継がれる、“最後の自然吸気AMG”。
それが、この E63 AMG ステーションワゴン(S211) です。
6.2リッターV8自然吸気エンジン「M156」を搭載し、AMGが完全自社設計で生み出した初のエンジンとして歴史に名を刻む名機。
この一台は、単なる高性能ワゴンではありません。
それは、AMGというブランドがまだ「職人の手仕事」だった時代の象徴です。


入魂のM156型エンジン ― “One man, one engine”

このエンジンは、一人のマイスターが最初から最後まで一基を組み上げ、
完成したエンジンにはそのマイスターの名を刻んだプレートが貼られます。
「One man, one engine」――AMGの哲学を体現する儀式的な工程です。

その精魂こめて作られたV8 DOHCユニットは、
最高出力 514ps/6,800rpm、最大トルク 64.2kgm/5,200rpm。
ターボの過給に頼らず、自然吸気でここまで引き出す狂気的なパワー。
アクセルを踏み込んだ瞬間、レスポンスは電光石火。
6000回転を超えて咆哮するV8サウンドは、まるでレーシングカーのように魂を震わせます。
この官能性は、現行モデルのターボAMGで得られるものではありません。


AMG独自の7Gトロニック×スポーツサスペンション

このパワーを受け止めるために、トランスミッションには**7段AT「7Gトロニック」**をベースにしたAMGスピードシフトが採用されています。
ステアリング裏のパドルでギアシフトするため、ドライバーの意志が、機械の鼓動と完全にシンクロする瞬間が訪れます。
足回りは、AMGが独自に再チューニングした電子制御可変ダンパーを備えた**セミアクティブサスペンション“AIRMATIC DC”。
モードを切り替えるたびに車高・減衰が変化し、
日常のコンフォート走行からワインディングでの獣のようなコーナリングまで自在に対応します。


圧倒的な存在感 ― AMGデザインとワイドトレッド

エクステリアは、AMG専用エアロとAMG5スポークアルミホイールを装着。
タイヤは前後異径の(前245/40R18、後265/35R18)ContiSportContact3で太いトルクを乗りこなせるようになっています。
フェンダーの張り出しやブレーキキャリパーの迫力は、一目で「ただのEクラスではない」とわかるほどの存在感を放ちます。
この6ポットのフロントキャリパーと大径ディスクが、2トン超えの車体を安全に制御します。
ブレーキングの安定感とペダルフィールもまた、AMGの職人技が光る部分です。


ワゴンとしての実用性と希少性

E63 AMGステーションワゴン(S211)は、後席を倒せば最大約1950Lもの広大なラゲッジスペースが現れ、
荷物を満載してもリアのレベライザー付きエアサスが車高を一定に保ちます。
ファミリーユースやロングドライブでも、その性能は一切妥協なしです。

しかも、当時の新車価格は約1,500万円超。
販売台数は非常に少なく、“本物のAMGワゴン”として国内でも数えるほどの希少車です。
自然吸気・FR・ワゴン――この3拍子が揃うAMGは、もはや二度と登場しないでしょう。


最後の“血統”を受け継ぐ一台

このS211 E63 AMGは、現代のAMGがターボ化・4WD化へと進む直前のモデル。
つまり、「機械が人間の感性に従う」時代のAMGです。
アクセルワークひとつで車が呼吸する。
それは数字やスペックでは表せない、純粋なドライビングの愉しさ。

「世界最速のワゴン」と称された理由は、性能だけではありません。
それはAMGがまだ魂を込めてクルマを作っていた最後の時代だから。
このE63 AMGワゴンは、その誇りと情熱をまるごと残した貴重な1台です。

街中では静かに、郊外では獣のように。
そして後席に乗せた家族を快適に目的地まで送り届ける、
そんな“矛盾の美学”を成立させた唯一のワゴン。

Mercedes-Benz E63 AMG Stationwagon(S211)
――それは、便利さのためではなく、「走る歓び」のために存在するワゴンです。


本車両は車検が切れており、走行はされておりませんが雨天未走行に加えてシャッター付きガレージに保管され、時折エンジンに火は入れられていますので機械的には安心できます。
外装はしっとりとした艶があり大変綺麗な状態です、内装もシートやドア、天井の内張り、フロアに敷かれているカーペットの状態ともに綺麗に保たれています。
下回り、足回りは打痕は特に見られず問題なさそうに見受けられます。
この度車種整理のため出品となっております。

画像、動画にてご確認いただけますので、ご興味持たれましたら是非一度実車をご覧いただければと思います。
細かなところを撮影したデータもありますので、確認されたい方はご連絡いただければ別途お送りいたします。
動画に付きましても多くアップしておりますので、本ページに掲載の動画からYou Tubeに入っていただき、”もっと見る”からリンクをクリックして確認下さい。



【外装の状態】(取材日の状態になります。)

・雨天未走行車です。
・ガレージ保管のボディは大変状態が良く、光沢を維持しています。
・フロントグリルやバンパー類もダメージはなく、ヘッドライトやウインカーはクリアな状態を保っています。
AMG5本スポークアルミホイールが足元を引き締めています。
各ウインドウのシール類も非常にコンディションの良い1台です。
・車のサイズは全長 492cm 全幅 182cm 全高 150cm 車両重量 2,020kg


【内装の状態】(取材日の状態になります。)

・内装は大変良好な状態を保っています。
ブラックレザーシートは適度な張りと艶を維持し、深みのある質感がそのまま残っています。
運転席・助手席ともに使用感は少なく、型崩れや大きなスレは見られません。
後席も同様にコンディションが良く、ファミリーユースからビジネスシーンまで快適にご利用いただけます。
・ウッドパネルも割れや退色はなく、上質な雰囲気を演出しています。
インパネまわりのスイッチ類、シフトノブも使用感が少なく、丁寧に扱われてきたことがうかがえます。
・フロアカーペットやラバーマットは清潔感が保たれ、荷室は大型のトレイがセットされており実用性も抜群です。
天井のサンルーフまわりや内張りも大きな汚れ・たるみはなく、全体的に非常に整った印象です。
・左右ドア内張りきれいな状態です。


【機関の状態】(取材日の状態になります。)

・エンジン仕様 M156型 6.208cc V8 DOHC(自然吸気)
 最高出力   約514PS(507hp)/6,800rpm
 最大トルク  約63.2kgm(630Nm)/5,200rpm
 使用燃料   ハイオクガソリン
・変速機    7G-TRONIC(AMG SPEEDSHIFT)
・エンジン自体も始動からアイドリングまでスムースで特に異常見られません。(動画でご覧ください。)
・ボンネットを開けると純正カバー類を整然と配した姿が現れ、金属部や樹脂部に過度な汚れや劣化はなく、日常的な手入れが行き届いていることが感じられます。
吸気系配管やホース、電装配線類、補機類ともきれいな状態で、非常に良好な印象を与えるエンジンルームです。


【下回り、足回りの状態】(取材日の状態になります。)

・サスペンションは
 フロント、リアともにAMGチューニングAIRMATIC DC(可変エアサス)
 動作確認も取れております。
・タイヤは前後異径の(前245/40ZR18、後265/35ZR18)ContiSportContact3で、全輪とも溝は十分です。


【 計器・電装系 】

・メルセデス・ベンツに共通する美点のひとつが、この視認性に優れたメーターパネルです。
大径でセンターにシンプルに配置された速度計、他には時計とタコメーターのみですが、逆に言えば余計な心配しなくても安定した性能が発揮できる証です。
走行距離はメーター読みで23,715kmほどです。


【 整備関係 】

・整備メンテナンスは基本全て純正パーツをし用意しております。
ブレーキパッドのみ社外品の高性能ノンダストパッドを使用しております。
・「ステアリングアングルセンサー」交換。
・「エアサス」エア漏れ四輪とも対策部品。
・新車時からの部品初期不良となっていたオイルクーラー交換(ニップル部分のアルゴン溶接不良による)
・雨天未走行車です。


■登録識別情報等通知書
・初度登録 平成19年12月
・登録年月日 令和7年2月
・車両側の車台番号と車検証の車台番号は合致しています。


【 お問い合わせに際して 】

・車両は奈良県にあります。
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様の依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
・記事内容は担当者が取材時間の中で、オーナー様のコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
・状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。
・掲載していない取材写真も揃えてありますので、ご覧になりたい箇所ありましたらお問い合わせください。
・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。
・エンスーの杜のご利用が初めての方には、詳細にご説明したものをメールにてお送りしますので、お問い合わせの際にお申し出下さい。
・個人売買の為、消費税などかかりません。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
850万円
画像クリックで拡大出来ます
運転席側フロントビュー(左ハンドル車です)
運転席側サイドビュー、リアオーバーハングの長さからラゲッジスペースの余裕が見受けられます
運転席側リアビュー
助手席側リアビュー
助手席側フロントビュー、雨天未走行車ですので大変きれいな外装状態です
フロントビュー、現代の目で見ればとてもモダンな顔つきです。出す時代が早かったのでしょうか
サンルーフ、ガラスの状態は良好です
ルーフの塗装状態も良好です
ルーフラック、ピラーが太く耐荷重はかなりありそうです
ボンネット、ヘッドライトの影響で有機的なラインを描いています。映り込みから塗装状態の良さが伺えます
歪み無く、とてもクリアな状態のフロントガラスです。モールの状態もとても良好です
運転席側ドアウィンドウ、クリアです。パワーウィンドウの動作もスムースでした
助手席側ドアウィンドウ
リアウィンドウ
バックドア開口部は広く使い勝手が優れているのがわかります。ウェザーストリップはとてもいい状態を保っています
リアラゲッジルームはトレイがセットされておりきれいに使われています
ヘッドライトユニット
リアエンドは空力を考慮した整流のためのハイマウントストップランプ込みスポイラー
フロントエアロは目立つ傷見られません
運転席側ドアライニングの様子、皮革部分、ウッドパネルともにきれいな状態です
コクピット全景
センターコンソール回り
ダッシュボード上面はヒビ割れ見られません
中央にフルスケール320のスピードメーター、左に時計、右にタコメーターが配された情報がぱっと一目でわかるメーターパネルです。走行距離はメーター読みで23,715km
シフトノブ回り、ウッドパネルが奢られておりさすがEクラスと言った趣です
ドライバーズシート、とてもきれいな状態です
座面は通常使用による弛みが出ていますが、張りやコシは十分ありますこと座って確認できました
パッセンジャーズシート、とてもきれいな状態です
リアシート、使用感なく大変綺麗な状態です
助手席側フロア、大変綺麗な状態です
後席足元のマット
エンジンルーム、大排気量エンジン搭載のためさすがのEクラスエンジンルームも隙間があまりありません。ホース・チューブ類、ケーブル類は目視では劣化は見られませんでした
エンジンルーム、ウェザーストリップ類きれいな状態です
エンジンルーム、AMGロゴ入りカバーは結晶塗装様の表面処理になっています
大容量のラジエーターフィンは詰まりなくきれいな状態です
ボンネット裏もきれいな状態です。大排気量エンジンの排熱にさらされているインシュレーターも劣化見られません
もちろんハイオク仕様です
給油口もきれいに保たれています
マフラーカッターのメッキ状態
フロントタイヤトレッド面、溝は十分残っています。他のタイヤもほぼ同等の状態です
リアタイヤ、ContiSportContact3 265/35ZR18を履いています。サイドウォール部、ショルダー部ひび割れ見られません。フロントは異径の245/40ZR18になります
スリット入りドリルドのディスクローター、ブレーキパッドは社外品の高性能ノンダストパッドを使用しています
前から見るフロントサスペンション、アーム類、ブッシュ類、リンク類、オイルライン等すべてが整備されてきれいな状態です。
後ろから見るフロントサスペンション
ナックル回り
リアサスペンション、ドライブシャフトブーツにグリス漏れは見られません
フロント下回り
フロントエアロパーツ下回りも大変きれいな状態です
スペアキーあります
ガレージ保管です


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TEL/090-2779-3823(シバサキ)

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