エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る


Austin Healey 100/4 BN1 1954年式
車検 2026年11月 走行 不明 備考 エンジン以外すべて1954年式、エンジンのみ1953年式 3速マニュアルトランスミッションを採用し、オーバードライブ機能  ETC
長さ 390cm 153cm 高さ 112cm 重量 1000kg 排気量 2660cc
取材日2025年1月

==============================
渾身のメンテナンスで万全のコンディション
クラシックカーラリーにいつでも出場OK
==============================

オーナー様は、数々のクラシックカーラリーの常連です。
おそらくAustin Healey 100/4 BN1でこれ以上のメンテナンスをしているクルマはないだろうとのこと。

スターターをリダクションギア式スターターモーターに交換、点火系はセミトランジスタに交換、ヒューエルポンプ及びゼネレーターは日本製に、ラジエーターには電動ファンを新設するなど要所要所に改良を重ねています。(その他書ききれないので、下記のメンテナンス履歴参照)
現代的な仕様に交換することで、日常使いにも適した快適性を実現。これらの改良は、長距離走行時の安心感を大きく高めています。

==============================
英国の認証付き
最高の状態のボディーとエンジンの組み合わせ
==============================
オーナー様はこのクルマをアメリカで見つけ、輸入しました。
なによりもそのレストレーションの緻密さに舌を巻いたと言います。

こちらも写真を見ていただきたいのですが、状態のいいボディのレストアベースの車を厳選して、全剥離塗装。そこに乗せるエンジンは、最高の状態のエンジンを別のクルマから持ってきています。

しかも2台のクルマは、それぞれ英国の認証付きの個体です。

==============================
「数年は全くメンテナンス心配がありません。」
と、言い切る自信の一台。
==============================

アメリカで完璧なレストレーションが加えられたこのクルマにさらにオーナー様が手を加え、クラシックカーラリーでの走行を前提にしたメンテナンスを施しています。

スターターをリダクションギア式スターターモーターに交換、デストリビューターはセミトランジスタに交換、ヒューエルポンプを日本製に、ラジエーター(リザーバータンク増設)、(併せてオイルクーラーも設置済み)には電動ファンを新設、ウォーターポンプ交換するなど要所要所に改良を重ねています。
現代的な仕様に交換することで、日常使いにも適した快適性を実現。これらの改良は、長距離走行時の安心感を大きく高めています。

もちろん、交換パーツのオリジナルもあり、いつでもフルオリジナルに戻せます。入手困難なこれらのパーツだけでも相当の価値があります。(写真参照のこと。全て揃っています。現車確認の時ご覧ください。)

オーバーホールしたばかりのエンジン、足回りもこの年代とは思えない快適な乗り心地です。SUキャブも2024年2月にフルオーバーホールしたばかりで、キャブレター車特有の心地良いエンジン吸気サウンド,排気サウンド、滑らか、かつ力強い加速感が楽しめます。

車庫に大切に飾っておくだけでなく、しっかりと走りを楽しんでいただける一台といえましょう。

一見程度がよさそうなクルマでもいざ所有すると思わぬ修理箇所に悩まされるといったことがありがちですが。
この車の場合、「数年は全くメンテナンス心配無しで乗れるのでは……」とオーナー様も自信を覗かせています。
いつでも長距離ラリーに飛び出せるコンディションです。

==============================
アルミ製ボンネットも本国から取り寄せ。
きちんとチリ合わせし、再塗装
==============================

この1954年式Austin Healey 100/4 BN1の流線型のボディデザインは、Gerry Coker(ジェリー・コーカー)によって設計されました。
Cokerは、空力性能を重視した美しい流線型のデザインを手掛け、この車をスポーツカー史に残る名車に仕上げました。ボディ素材についてですが、オリジナルのAustin Healey 100/4 BN1は、鋼鉄(スチール)製のボディが基本です。

ここでは、軽量化のお約束として、ボンネットやトランクフードはアルミ製に換装(100M仕様)(オリジナルも残しています)されています。とくにフロントは排気効率の良い、エアインテーク(ガラリルーバー)-処理のほどこされており、装着の時のチリのあわせ、塗装も完璧な状態です。

キャンバス製ソフトトップに張替えた幌はほとんど新品。ボディとの整合もピッタリ(雨漏り無し)とジャストフィットされているオーダーメイドです。サイドウインドはドアに差し込む形ですが、ほとんど使用していないそうです(これも板金屋さんに合わせて貰っているのでジャストフィットしてます)。

軽量化と美しいデザインを追求した装備が魅力です。さらに、オリジナルパーツがすべて保管されており、完全オリジナルの状態に戻すことも可能です。クラシックカーの美学を堪能しながら、現代的な利便性を併せ持つこの車は特別な存在です。

==============================
伝説のスポーツカー
Austin Healey 100/4 BN1のプロフィール
==============================

Austin Healey 100/4 BN1は、1953年に開催されたロンドンモーターショーで初披露され、当時のスポーツカーマーケットに衝撃を与えました。ドナルド・ヒーリーが設計し、ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が製造したこの車は、「100」という名の通り、最高速度100マイル(約160km/h)を達成できる初の量産車として注目されました。
この車両は、1953年のボンネビルソルトフラッツでのスピードトライアルで成功を収め、多くの国際記録を樹立しました。その耐久性、性能、そして美しいデザインにより、Austin Healeyは「世界最速の生産車」として知られるようになりました。
さらに、このモデルはル・マン24時間レースにも出場し、信頼性と耐久性を証明しました。これらの業績により、クラシックカー市場では極めて高い評価を受けています。

1954年式Austin Healey 100/4 BN1は、ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)とドナルド・ヒーリー・モーターカンパニーによる共同開発で生まれたスポーツカーです。このモデルは、特にそのデザインと性能で知られています。

===========================
仕様: 卓越したデザインと性能
===========================

===エンジン性能===
•搭載エンジンは2.6リットル直列4気筒で、最大出力は90馬力を発揮。

•商用車やロンドンタクシーでも使用されていたエンジンがベースとなっており、非常に高い信頼性と耐久性を備えています。

===トランスミッション===
•3速マニュアルトランスミッションを採用し、オーバードライブ機能が搭載されています。

•オーバードライブにより高速走行時のエンジン負担(3速od/100km,h/≒2600rpm)
が軽減され、よりスムーズなドライビング体験が可能です。

===デザイン===
•Gerry Cokerが設計した流線型のボディデザインは、空力性能を意識したスタイリングが特徴です。

•特徴的な可倒式ウインドスクリーンは、走行時の空気抵抗を減らし、最高速度をさらに向上させる工夫が施されています。

===生産台数===
•1953年から1956年の間に14,634台が生産され、BN1はその初期モデルとして特に希少価値が高いです。

===レースでの実績===
•この車両は、1953年のル・マン24時間レースに参加し、トップクラスのパフォーマンスを記録しました。

•ラリーや耐久レースでの成功により、モータースポーツ史に名を刻みました。

==============================
メンテナンス履歴
==============================

===AUSTIN HEALEY 1954 100/4 BN1===

•エンジン オーバーホール 2024/2

•クラッチ本体 ディスク レリーズベアリング交換 2024/2

•SUキャブ (2set) フルオーバーホール (2024/2)(予備オーバーホールキット有り)

•オリジナルラジオコア予備

•ラジエター用 電動ファン新設
*電圧計(ボルトメーター)新設
•オイルクーラー(大型)新設

•ラジエター リターンタンク(リザーバータンク)新設
*ヒーターコア取替済
•リダクションギア式スターターモーターに交換

•ガソリンポンプ(国産品)に交換

•点火装置デストリビューター(セミトランジスタ)に交換

•ガソリンフィルター(電磁ポンプ社製)に交換

•ステンレス製マフラー エキゾーストマニフォールド&マフラーに(サイド出し)(オリジナルマフラー有り)ワンオフ製作品

•アルミ製 ボンネット(ガラリルーバーフィッティング付き+ボンネットレザーベルト=ワンオフ裏側フェルト縫込み付)に交換(オリジナル スチール ボンネット、ボンネットレザーベルト、取付金具有り、オリジナルタイプ)

•アルミ製 トランク フードに交換(オリジナル スチール トランクフード有り)

•ソフトトップ グレー色 キャンバス生地で制作(オリジナルトップ(黒色ビニール製有り))

•BRANTZ製ラリー コンピュータ新設(10km走行時の誤差=8mのみ、スピード表示正確=スピードメーターに同じ表示に改造)(電源直接化に変更)

•オドメーター (12&38)交換(電気式に改良)

•タイヤ 新調 195×1000km前後走行、ほぼ新品状態(スペアタイヤ有り)

•AM, FM ラジオ新設(アンテナ共)(USB接続可)取説あり

•ドライバー&パッセンジャーシート 4点式シートベルト新設

•同上座席(2座)用シートヒーター新設(シート座面、背もたれ)。(シートオフ付き、国産品取説あり)

•サイドミラー&リターンクローム式丸根付きミラー(キャスト金具付き)に交換

•オリジナル オーナーズマニュアルハンドブック有り(当時物=付属品)

•オリジナル ジャッキセット+工具セット有り(当時物=付属品)

•BRITISH MOTOR INDUSTRY HERITAGE TRUST(認定証)
•1953年製エンジン および 1954年製ボディーシャーシーそれぞれで取得登録。

•バンパーレス(前後)タイプにアップグレード(オリジナルバンパー前後とも有り)(パッシングライト+トグルスイッチ付)

•オリジナル ビニール黒色トノカバー有り

===その他===
•沸点 190°Billionクーラントに入替え(車検点検整備時)

•継続車検 取得(〜R7.11月)

•ETC設置済

===追加メンテナンス情報===
•オリジナルサイドウィンドー(JUST FIT 加工済み)

•AUSTIN HEALEY マーク付高級マットに交換(オリジナルマット+ゴムマット有り)

•AUSTIN HEALEY ロゴステッカー貼付け サイドドア部分(両サイド)

•LEDヘッドライトに交換+ルーカス P700 レンズに交換+ワンオフ一体型ストーンガード取付

•シリコンプラグコードに換装(オリジナルプラグコード有り)

*バッジバー付オリジナルバンパー有り

*パッシングライト=トグルスイッチ、新設

*FM.AMラジオ(USB付)新設

*ブレーキホース(四輪)ステンレスメッシュホースに交換(オリジナルホース有り)

===備考===
バッジ類等は全て両面テープにて貼付しておりボディーに穴開けはしておりません。
在庫のオリジナル部品、スペア部品は全てお譲りします。
数々のラリーイベントにも全て、自走(往復)にて参加、完走を果たしております。

※オリジナルパーツ多数付き


個人売買の為に車両本体に消費税はかかりません。
車両は東京都台東区に御座います。
自動車税、リサイクル税別途。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
1288万円
画像クリックで拡大出来ます
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 本部
TEL/080-6868-9898(カツヤマ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
katsu@redking.co.jp

新規掲載開始より48時間、見学(購入希望)予約を受け付けます。
購入希望の方が複数いた場合は、現状の価格から入札になります。

※購入、商談については、早いもの順ではありません。
詳しくは、こちらをご覧ください。

※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが報告されています。
担当者より24時間以内に返信が無い場合は、お電話でお問い合わせください。

※メーラーが開かない場合は、メアドをコピーしてください。


  エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る   上に戻る