希少な正規ディーラー車！機関良好、キャブレター仕様のオープンモデル

1984年式、シリーズ3（エアロディナミカ）のアルファロメオ・スパイダーのご紹介です。本車両は希少な正規ディーラー車であり、オリジナル度の高い車両となっています。

オーナー様は空力性能を意識したシリーズ3独自の大型バンパーとダックテールスポイラーに魅了され、ネットで探していたところ九州でこの車両を見つけました。

シリーズによってフォルムが少しずつ変わっているスパイダーですが伸びやかなリアのフォルムは、シリーズ3の大きな魅力だとオーナー様のお気に入りとおっしゃっていました。


車両のハイライトとオリジナリティ
・希少な正規ディーラー車

・エンジン・機関：
伝統のアルファ・ツインカム 2.0Lは、純正のソレックス・ツインキャブレターを装備。吹け上がりの鋭さと、官能的なエキゾーストノートが魅力の個体です。

・内装の魅力：
シリーズ3の前期モデル特有の、シリーズ2デザインを継承した内装が残っています。砲弾型メーターはシリーズ２からシリーズ３の前期にのみ採用されているクラシカルなデザインで後期になるとこのメーターではないそうです。

・安定した走行実績：
令和3年（2021年）の購入以来、約4年間で5,000〜6,000 kmを走行。この間、特別大きなトラブルは発生しておらず、機関のコンディションの良さを証明しています。

・重要な防錆対策済み：
旧車最大の懸念点である「錆」への対策が完了しています。専門業者により確認してもらい室内の錆は見受けられません。この年代のスパイダーとしては非常に大きなアドバンテージです。


整備とオーナー様の工夫
・内装：
現オーナー様が業者に依頼し内装カーペット張り替えを実施済です。

・後付けリバースランプスイッチ：
リバースランプのスイッチが故障しておりリバースに入れてもランプが点灯しません。こちらを修理するとなるとトランスミッションを降ろし修理となり費用がかさむためシフトノブ付近に点灯用のスイッチを後付けで対応しています。車検も問題なく通ります。

・ダッシュボードはこの年代ではよくある割れがあります。ダッシュボードカバーをかけています。

・ステアリングは希少なHellebore社製のウッドステアリングにアルファロメオの純正パッドはなかなか出回らないレアなパーツをオーナー様のこだわりで交換されています。

・シート表皮は割れなども見られず非常に良い状態です。ドアの内張も破れや垂れはありません。


外観の状態
・ボディ：
ボディ色は赤から白に塗り直しされています。オーナー様が購入前より塗り替えされており、エンジンルーム内や室内などに以前の塗装見えています。

・外観：
全体的にキズや飛び石によるくぼみなどはなく状態の良さがうかがえます。メッキ部分などは年式相応の劣化が見られます。

・スクリーン：
フロントガラスはガラスとアクリル樹脂の合わせガラスとなっていますが、端部に剥離が見られます。

・装備品：
ガラスアンテナが標準となっているモデルですがアンテナが外れているためカーラジオを聞きたい場合は後付けのアンテナ設置が必要です。当車両はオーディオレスとなっています。

・足回り：
アルミホイールはオーナー様で業者に依頼し再塗装しています。

・灯火類：
リア左テールユニットサイドマーカーレンズに軽度のヒビがあります。交換用のユニットがあるのでそちらをお付けいただけるそうです。

・オープントップ：
スパイダーといえばオープントップですが、オーナー様いわくおそらく純正だと思われ、非常に状態が良くリアのスクリーンも曇りがない綺麗な状態でした。１１月初旬の晴天の中、オープンでの乗車をしましたが気持ちの良い風を受けながらのドライブは最高の一言です。


このスパイダーは、正規ディーラー車としての信頼性と、ツインキャブの生き生きとしたフィーリングを両立しています。不安要素の大きい錆対策も完了しており、安心してお乗りいただけます。

本来は赤色が欲しかった車両ですが、現在の白もエレガントな印象で非常に気に入っています。整備記録もきれいにファイリングされ大切に維持されてきたことがわかる一台です。
今回諸事情により掲載を決められたとのことです。この整備歴と安定した走行実績を持つスパイダーは自信を持っておすすめできます。

車両は富山県にあります。個人売買のため消費税はかかりません。月割りの自動車税とリサイクル料金は別途ご負担お願いします。

記事内容はオーナー様のコメントをもとに作成したものであり整備履歴、修復歴などに関してはエンスーの杜で裏付けを取ったものではありません。