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◆フォルクスワーゲン ゴルフIIについて
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ビートルの後継車として、1974年に登場したのが「ゴルフ」です。水冷直列4気筒エンジンをフロントに積み、前輪を駆動させるFFモデルでした。
当時、国産車とは一線を画した性能、質感、スタイリングで好評を博します。

そして初代ゴルフのデビューから9年後の1983年にフルモデルチェンジが行われ、ゴルフIIが誕生します。（ボディサイズが若干サイズアップ）

搭載エンジンは1.8リッターガソリンエンジンと1.6リッターディーゼルエンジン、どちらも低速からトルクのある特性のため、市街地から高速にいたるまで力強い走りをします。
トランスミションは3速オートマチックまたは5速マニュアルの設定がありました。

サスペンションは、フロントがスラット式、リヤはトレーリングアーム式とオーソドックスな足回りですが、十分なストロークがあり、乗り心地もよく、しなやかな足回りとなっています。また、ステアリングフィールは軽量なボディが影響し、切った通りのハンドリングを実現しています。

スポーツグレードには「GTI 16V」の設定があり、1.8リッターDOHC16Vエンジンから125馬力を発生しました。
1988年モデルからはヘッドライトが4灯式に変更、1990年モデルからはバンパーが大型化されました。
そして1992年、ゴルフIIIにバトンを渡します。

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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、1989年モデルのフォルクスワーゲン ゴルフII Ci、右ハンドルの3速オートマチック車です。

現オーナーさんは、約31年前に購入します。
ツーオーナー車、走行時以外は車庫内保管の車です。

この車両、元々のグレードはCiなのですが、オーナーさんの好みにより以下のモディファイを行っています。
・外装を4ドアGTI仕様に変更（バンパー、フェンダー、エンブレムの純正パーツ）
・前後シートを本革仕様に換装（アーバンエリートの純正パーツ）
・ステアリングホイールを本革仕様に換装（アーバンエリートの純正パーツ）
・ドアトリムを本革仕様に換装（アーバンエリートの純正パーツ）
・ワイパー左ハンドル仕様に変更
・4灯式ヘッドライトに変更
・フロントグリルスポイラー装着（社外品）
・リヤスポイラー装着（社外品）
・BBSアルミホイール装着
・フロントディスクローターは穴あきスリットタイプ＋エンドレスブレーキパッド
・リヤドラムブレーキはゴルフIII用200ミリドラムに交換
・ステンレスマフラー（C/Aスポーツエキゾーストシステム）
・前後ともビルシュタイン製ショックアブソーバー装着

コツコツを仕上げてきたそうです。
ゴルフI、IIフリークの方が好まれる仕様となっています。

また、一番感じるのは内外装のきれいさです。
購入時から車庫保管、その効果があり、外装、内装などは経年劣化が少ないと感じました。

本来ならずっと所有していきたい車ですが、オーナーさんの生活環境の変化により、売却を考えるようになり、この手の車の掲載が多い、エンスーの杜への掲載依頼となりました。

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◆外観
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ボディカラーはマリーンブルー、クリアもあり、オリジナル塗装できれいな状態です。
下回り足回りも錆がほぼなく、ホットワックス（防錆ワックス）もまだ出てきます。塗装を磨けば相当綺麗になると思います。
フロントグリルは4灯式のGTI用に変更、GTIのエンブレムも装着しています。
フロントグリルスポイラー（社外品）を装着しています。
前後のフェンダーアーチはGTI用のものを装着しています。
前後のバンパーは赤のラインが入ったGTI用のものに交換しています。前後とも左コーナー部に少しキズがありました。
ワイパーは左ハンドル仕様に変更しています。
キーはスペアを含めて3本あります。
アルミホイールはフォルクスワーゲン純正のBBS製ホイール、タイヤサイズは185/55R15です。過去に装着していたABT製アルミホイール（タイヤ付き）がありますので付けて頂けるそうです。

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◆内装
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内装はファブリック仕様なのですが、オーナーさんの好みにより「アーバンエリート」グレードの本革シート、本革ドアトリムを装着しています。
運転側のシートヒーターは効かないそうです。
ダッシュボードに割れはありません。
キーはスペアキーを含めて3本あります。それとイグニッションキーシリンダーには常時キーを差し込んだ状態にしています。これはキーの抜き差しでイグニッションキーシリンダーが摩耗するのを防ぐためです。
ヘッドライトスイッチは時々接触不良あり、再度スイッチを入れ直すと点灯するそうです。スピードメーター内の電球を交換しています。
メーター内の冷却水警告灯が点灯することがあるそうです。レベルセンサーは交換済ですがゴルフではよく見られる症状とお聞きしました。
デジタル時計にドットの欠けはありません。
オーディオはUSB入力端子付き1DINサイズのAVメインユニットです。
エアコンは現在冷房が効きません（エアコンはヤナセで後付けされたパナソニック製のエアコンです）。エアコンガスを充填しても抜けてしまうようです。
真夏に乗るのは厳しいようです。
燃料を満タンに入れるとガソリンの臭いがすることがあるそうです。そのため燃料は2/3から半分くらいにしているそうです。

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◆機関
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1.8リッターガソリンエンジンと3速オートマチックトランスミッションとの組み合わせです。走行距離が多いのは高速道路の移動が多かったそうです。
エキゾーストマフラーはC/Aスポーツのステンレス製マフラーを装着しています。
◆エンジン仕様
・種類：直列4気筒OHCエンジン
・総排気量：1780cc
・最高出力：105ps(77kW)/5400rpm
・最大トルク：15.1kg・m(148.1N・m)/3800rpm

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◆足回り
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前後のショックアブソーバーはビルシュタイン製に交換しています。（中古品）
フロントディスクローターは穴あきスリットタイプ＋エンドレスブレーキパッドに交換、リヤドラムブレーキはゴルフIII用200ミリドラムに交換しています。
セッティングは硬め、市街地走行では多少突き上げがありますが、高速では安定した走りですとお聞きしました。
◆足回り仕様
・ステアリング形式：パワーアシスト付きラック＆ピニオン
・サスペンション形式(前)：マクファーソンストラット（スタビライザーバー付）
・サスペンション形式(後)：トレーリングアーム
・ブレーキ形式(前)：ディスク
・ブレーキ形式(後)：ドラム（リーディングトレーディング）

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◆ストックパーツ
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ストックパーツは全てお付けできます。
・右ハンドル用ワイパーモーター
・コンピューター（予備）
・リレー等電装パーツ（予備）
・ドア内張りパーツ（Ci用）
・テールライト4セット（ハーフスモーク2セット、オリジナル2セット）
・ABTアルミホイール（ホイールボルト16本あり）

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◆メンテナンスについて
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以下に今までの整備内容（抜粋）を記載します。
◆1993年5月7日
・ABTアルミホイール購入
◆1993年5月18日
・フェンダーアーチモール取付け
・リヤスポイラー取付け
・フロントスポイラー取付け
・グリルスポイラー取付け
・４灯グリル取付け
◆1994年3月
・フロントディスク研磨
・ＡＴオイル交換
・ブレーキオイル交換
・フユーエルフィルター交換
・エンジン調整
・ヘッドカバーパッキン交換
・ベルト交換
・パワステオイル交換　
◆1996年4月　車検　51,888km
◆1996年6月25日　57,224km
・アイドルバルブ交換
◆1997年10月18日
・ブレーキローター交換
・パッド交換
・プラグ交換
◆1999年2月8日
・フロント＆リヤショック、ブッシュ類含め足回り一式交換
・エンジンマウント交換
・4輪アライメント調整
◆2000年
・トランスミッションオイルパンパッキン交換
・ATF交換
・Vベルト3本交換
◆2004年11月　120,900km
・アクセルワイヤーボーデンケーブル交換
◆2005年10月
・シート交換配線
◆2006年　130,228km
・タイミングベルトテンショナー交換
◆2010年2月
・タイミングベルト交換
・Vベルト3本交換
◆2010年9月
・ステンレスマフラー交換
◆2012年5月
・リヤブレーキ200mmブレーキドラムに交換（ゴルフIII用）
◆2012年11月
・ヒーターコア交換
◆2013年6月
・フロントビルシュタインショック（中古）交換
・リヤビルシュタインショック（中古）交換
◆2015年6月
・ATオイルパンストレーナーガスケット交換
・ATF交換
◆2016年3月　167,856km
・ラジエーターアッパー＆ロワーホース交換
・バイパスホース交換
・ブローバイホース交換
・ヘッドフランジ／サイドフランジ水温センサー交換
・ウォーターパイプサーモスタット交換
・フロントハブベアリング交換
・ボールジョイント交換
・タイロッドエンド左右交換
・ロワーコントロールアームブッシュ交換
・スタビライザーリンクキット交換
・エンジンマウント交換
・燃料ポンプ（BOSCH製）交換
・インタンクポンプ交換
・フユーエルフィルター交換
◆2019年7月　178,769km
・フロントブレーキパッド交換（ENDRESS製）
※以降の整備の記録を探すことができなかったそうです。

取材後の整備があります。
◆2024年1月18日　193,635km
・ラジエター交換
・Vベルト3本交換
・左右フロントシートフレームマウント交換

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◆オーナーさん談
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外観は純正4ドアGTI仕様ですが右ハンドル、ATです。ABTアルミホイールセットも含め、ストックパーツは結構ありますのでお付けできます。冷房は効きませんが、ボディのコンディションはいいと思いますので、エアコンの修理をしようと思える方、レストアベースと考えている方にとってはいい個体だと思います。
また、車重が1000kgで重量税が安いので維持費も抑えられます。
現状のままでも楽しめる車だと思います。
我が家に来て2024年で31年目です。本当は継続所有していたいのですが、家族構成の変化ため、なくなく売却することを決意しました。
車両コンディション維持のため週末等は乗っています。
31年所有していますと愛着がありますので、同じく車庫に保管される方のところに、嫁いで頂けますとありがたいです。

車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。