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ミニバンのコンセプトをいち早く実現した歴史的なモデル
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VWフォルクスワーゲン「Vanagon」(ヴァナゴン)のご紹介です。
アメリカ版カタログによると「Vanagon」という名称は
「Van+Wagon」でつまり、
「大きな室内スペースを誇るワンボックス型でありながら、
セダンのような快適性や運動性能を兼ね備えている」
いわゆる、ミニバンのコンセプトをいち早く実現した画期的なモデルでした。
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VW T3 空冷ビートルの流れを引き継ぐリアエンジン フラット4
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「ヴァナゴン」は、
VWのラインナップの中で、「トランスポーター」と呼ばれ、1950年代からの伝統が息づくモデルの3代目にあたるモデル。現行モデルはT6で6代目に当たり、水冷のフロントエンジンとなってます。
特にこちらの3代目のT3「ヴァナゴン」はリアの水平対向エンジンの最終モデルで、
ドイツで生産された最後のリアエンジンとなります。
T1初代ヴァナゴン(アーリーバス)は1950年に登場、ビートルのコンポーネントを生かした空冷フラット4リアエンジンという当時の先進モデルとして成功をおさめました。
1967年T2にモデルチェンジ(ベイウインドー)し、2代目は各部の強化と改良を重ね、
エンジンは空冷のまま2リッターに拡大。
そしていよいよ今回紹介するT3(ヴァナゴン) 1979年ー1992年の登場です。
T3(ヴァナゴン)は設計が見直され、エンジンは、水冷に。
しかし、リアエンジンはそのままで継続されました。
ちなみに、ヴァナゴンは北米仕様の名称で、この3代目T3の通称となっています。
ヤナセでは、当初カラベルと呼ばれていました。
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全モデルが水冷フロントエンジンの時代に、どうしてリアエンジン?
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空冷リアエンジン・モデルの生産は、1979年にはビートルも終了。 '80年代のVWは全モデルが水冷フロントエンジンの時代になると思われました。
しかし、1980モデルとしてデビューしたヴァナゴンは、あえてビートルと同じ
空冷リアエンジンでした。
さらにT3では、ヴァナゴン専用の水冷のフラット4の専用エンジンを開発。
重量配分がほぼ 50:50であること。
水平対向エンジンなので、荷台のスペースの下にエンジンを収められ、
カーゴスペースを確保するのに、最適であることなど、
リアエンジンというレイアウトが様々な面で優れているからです。
広い運転席空間と荷室。高い登坂能力。ハンドリング性能。
つまり、ベイウインドーまでのメリットをそのまま受け継ぎ、 妥協することなく究極のリアエンジン・
ワンボックス車を作り出したのでした。
その結果、ヴァナゴンは現在でも実用できる名車となったのです。
1990年代 までフラット4リアエンジンだったという、
空冷VWの名残りを、大いににとどめたモデルとして多くのファンに愛されています。
●エアコンは天井から吹き出すタイプ、後部座席も快適です。
●足元はVW製のホイールキャップ
●側のミラーはトラックミラーが着いていたらしいのですが、通常のドアミラーに交換
●内装はファブリックですが、破れも、気になるヤレなくきれいなオリジナルの状態。カーテンがよく似合う内装です。
●ダッシュボードの割れありません。
●純正フロントグリル、前期タイプVWエンブレム、純正サイドステップ
純正トラックミラー(左側)おつけするそうです。
●前オーナー時代から屋根付き車庫保管でボディの錆は見当たりません。
●機関好調で、今まで大きなトラブルはありません。
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機関・足回りについての主なメンテナンス。
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・燃料タンク 交換
・エアフローO/H
・燃料ポンプ交換
・フューエルフィルター交換
・ACCバルブ清掃
・スロットルボディ清掃
・フューエルレギュレーター交換
・マフラー修理/塗装
・エアコンのガスのバルブはR134aに変更
・エアコン高圧ホース交換
・エアコンコンデンサホース交換
・ハブベアリング交換
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その他 細かいメンテナンスを実施
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●2022年
クーラーガスチャージ R134 圧力チェック
LLC冷却水漏れ修理 サーモボディ Oリング交換
パワステ フルード漏れ修理 ホース類一式交換
ATオイルパン 内部洗浄 フィルター交換
フロントディスクキャリパー ホイールシリンダーリペア
ブレーキフルード
タイロッドエンド交換
ボールジョイント交換
ステアリング センター出し調整
●2020年
燃料タンク交換 ホース類一式配線引き直し
フューエルポンプ交換
●2019年
インジェクションシステム 点検修理一式
O2センサー交換
プレッシャーレギュレーター交換
エアフローメーター交換
ドライブシャフト 分解ブーツ交換
■掲載記事内容について■
掲載記事内容は、オーナー様のコメント等お伺いした内容と見聞したものを元に作成したもので現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
整備履歴、修復歴など記事内容に関しては、全てエンスーの杜で確認及び裏づけを取ったものではありません。
分かる限りの欠点も書いてありますがオーナー様の伝達忘れなどもあります。
中古で購入されたオーナー様の中には、モデル年やグレード、仕様などを勘違いされている方もおります。事故の有無などはパッと見で分からないこともありますし、オーナー様ですら知らない修復歴・事故歴などもありえますので掲載記事の内容はあくまでも参考にして頂きご検討をお願い致します。
■現車確認に関して■
現車確認については、オーナーさんも多忙な為、購入を前提とした上でご連絡をお願い致します。
個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、「現車確認申込書」をお送りしますので、基本的に「現車確認申込書」の内容にご承諾頂いた方のみとさせて頂きます。
「現車確認申込書」は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整させて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所は、お申込み頂いた方だけにご案内致します。)
現車状態等のコメントは、あくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、取材時から月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。
■購入される場合■
個人売買の為、消費税、諸費用はかかりませんが、月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。リサイクル料は、未預託です。
ご購入については、ご自身で納得行くまでご覧になり、またオーナー様ともお話し頂き、最終的には、自己責任でご購入されるようにお願い致します。
現状渡しのノークレームとなります。
名義変更に必要な、譲渡証明、委任状、印鑑証明、売買契約書など名義変更にひつような書類は
エンスーの杜で用意いたします。
購入する車両の名義変更(移転登録)は、購入者さんご本人に行っていただきます。
購入する車両の陸送等(積載車)の手配は、購入者さんご本人に行っていただきます。
車検の無い車の車検取得費用は、購入者さんの負担になります。
現車は、東京都にあります。