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フォルクスワーゲン TYPE1 1302S 1972年式

車検 2025年1月

走行 75,230km 備考ヤナセ物、左ハンドル、1.6リッターエンジン、4速マニュアル、ETC
長さ 408cm 158cm 高さ 150cm 重量 830kg 排気量 1580cc
取材日2023年2月14日

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◆フォルクスワーゲン・ビートルについて
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フォルクスワーゲン・ビートルは、1945年にkdFの残存部品により生産を開始、国策による公社ではなく、民間企業フォルクスワーゲン(VW)社として道を歩み始めます。
そして58年後の2003年7月にメキシコでの生産を終えるまで、単一車両としては他に類例がない2150万台が生産され、ワールド・スタンダードカーとしてその名を残します。この記録は現在も破られていません、今後も破られることはないと思います。

しかし、単一とはいうものの、改良は毎年続けられ、進化をしていきます。そのため仕様は無数にあり、区別をすることは難しいのですが大きく仕分けすると以下のように分かれます。

グループ1:リヤウインドウガラスがSPRIT WINDOW(1949−1953年)
グループ2:リヤウインドウガラスがOVAL WINDOW(1953年−1957年)
グループ3:リヤウインドウガラスがSQUARE WINDOW(1958−1966年)
グループ4:12V(1967年−1978年)

日本に正規輸入されたのは1953年モデルからです。梁瀬自動車(現ヤナセ)が105台輸入したことから始まります。「寒冷時の急な往診にも速やかにコールドスタートできる頑丈なドイツ製品」というキャラクターが開業医に好まれ「ドクターズカー」として使われる例が多かったようです。そのため、昭和30年代には「お医者さんの車」として一般大衆にも知られる存在になります。

フォルクスワーゲン・ビートルは通称名で、正式にはフォルクスワーゲン・TYPE 1と呼ばれます。TYPE 1とはフォルクスワーゲン社の1号車を示しています。

フォルクスワーゲン・TYPE 1は、その丸っこいボディと愛らしいフロントフェイス、シンプルなインパネ、空冷エンジンの独特なエキゾーストノートなど多くのエンスーの方から愛される一台です。

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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、ヤナセ物のVW1302Sモデルです。
現オーナーさんは約3年前に知り合いの車屋に依頼して、USSオークションで落札した車両です。
昔から空冷エンジンが好きだったオーナーさんは、過去に914や911を所有していた時期もあったそうです。
話はタイプ1に戻りますが、購入はしたもののエンジンの調子が良くなく、OHをすることになったそうです。
旧車の得意なショップに入庫、約2ヵ月かけて仕上げます。
やっと完成し、ドライブを楽しんで来られたのですが、次の車が来ることに、車庫整理をしなくてはいけなくなり、エンスーの杜への掲載依頼となりました。

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◆外観
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ボディカラーは、アイボリー、全体的にはきれいな状態です。
たぶん再塗装をしていると思いますが、時期などはわかりません。
塗装は一部浮きが見られます。
メッキパーツはメッキが剥がれている個所がありました。
前後のバンパーのこの年代の物ではなく、クラシックタイプとなっています。
ゴム類の状態はいいと思います。
ライト類のレンズはきれいでした。
キーはエンジンと右ドアのみ、左ドアはありません。
キーは2セットあります。
左ドアのドアロックノブの上下が渋くなっています。また左ドアウインドウガラスの動作も渋いです。グリースアップで改善されるかもしれません。
スチールホイールやホイールカバーはきれいな状態です。
タイヤは新品と交換しています。

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◆内装
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メーター、スイッチ、シート、オリジナルパーツです。
フロントシートは、ハイバックシートです。フロントシートクッション後部に破れがあり、テープで補修しています。リヤシートは、きれいな状態でした。
インパネセンターにある携帯電話トレイはオーナーさん自作のものです。
ステアリングホイールはフラット4のウッド製、シフトレバーノブもウッド製、クイックシフター付きです。

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◆機関
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エンジンはOH後、400キロぐらい走行しています。
4速マニュアルトランスミッションとの組み合わせです。
機関は良好です。

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◆足回り
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フルノーマルの状態です。特に不具合はありませんとお聞きしています。
◆足回り仕様
フロントサスペンション形式:マクファーソンストラット
リヤサスペンション形式:トレーリングアーム
ブレーキ形式:ドラムブレーキ

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◆メンテナンスについて
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残っているメンテナンス記録簿を以下に記します。
◆2023.1 車検整備
◆2021.7 一般整備
・フォーミュラーステアリングホイール加工取り換え
・エンジンオイル交換
・ホーンリレー交換
・クイックシフト交換
・フロントハブベアリングセット交換左右
・シフトノブ交換
◆2021.4 一般整備
・シリンダーキット交換
・バルブガイド交換
・インテークバルブ交換
・エキゾーストバルブ交換
・ステムシール交換
・オイルポンプ交換
・プッシュロッドチューブ交換
・ガスケットset交換
・クランクベアリング交換
・ダウエルピン交換
・クランクシール交換
・ワイヤーホルダー交換
・ワッシャー交換
・ヒートイクスチェンジャーパイプ交換
・ヒートイクスチェンジャー交換
・キャブレターOHキット交換
・エンジンケース、クランクシャフト交換
・シリンダーヘッドOH
・バルブスプリングセット交換
・バルブスプリングリテーナー交換
・プッシュロッドset交換
◆2021.1 車検整備
・マフラー交換
・テールパイプセット交換
・テールパイプクランプ交換
・エキゾーストクランプ、ガスケットキット交換
・ヒーターチャンネル交換
・テールレンズ交換
・フロントフラッシャーレンズ交換
・テールライトガスケット交換
・フラッシャーガスケット交換
・ヒーターホース交換
・フロントブレーキホイールシリンダー交換
・リヤブレーキホイールシリンダー交換
・ブレーキシューセットF,R交換
・オイルエレメント交換
・デスビポイント交換
・ワイパーグロメットセット交換
・イグニッションスイッチ交換
・ウレタンスウェイバーマウントブッシュ交換
・ブレーキリザーブタンクキャップ交換
・リザーバーホース交換
・ワイパースイッチ交換
・サンバイザー交換
・フラッシャーリレー交換
・ヘッドライトリレー交換
・ラジオブロックオフプレート装着
・パイオニアオーディオ装着
・パイオニアスピーカー装着
・タイヤ交換(BS 165/80R15)
・タイヤチューブ交換
・ETC取り付け
・フューエルリターンホース交換

シャッター付き車庫に保管。

車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD
画像クリックで拡大出来ます
可愛らしいフロントマスク
リヤスタイルもいいですね
フロントサスペンションはマクファーソンストラット
 
サイドビュー素敵です
左サイドリヤビュー
右サイドリヤビュー
 
フロントレンズ類
フロントバンパー裏
リヤバンパー裏
メッキパーツ類
テールライトLH
テールライトRH
エンブレム
ルーフドリップ部
ドア部
ドアヒンジ部
ルーフドリップ部
リヤウインドウガラス周辺部
ドアエッジ部
サイドシルアンダー部LH
サイドシルアンダー部RH
ホイール+タイヤ
コックピット
コンビネーションメーター
自作の携帯電話ラック
 
CDデッキ
シフトレバー
フロントシート
リヤシート
後席の内張り、リヤスピーカー
リヤシェルフ部
天井
ABCペダル
 
ドアトリムLH
ドアトリムRH
フロントラゲージルーム
スペアタイヤ
ヤナセバッジ
フロントフード
エンジンルーム
ソレックスキャブ(34PICT-3)
エンジン番号
エンジン下回り
リヤエンジンフード
エキゾーストマフラー
各サスペンション部


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp

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