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取材日2020年12月1日 |
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程度良好なカルマンギアのコンバーチブルです。 ビートルの愛称で親しまれたタイプ1から派生した様々な車種の中でも、とびきり美しく仕立てられ多くのファンを生み出したのがカルマンギアです。 1955年にデビューし、その後コンバーチブルの追加、タイプ3ベースのモデルやブラジル法人独自モデルのTCといったバリエーションを展開しつつ長きにわたり生産され続け、1974年にラインオフされたのち、ゴルフベースのシロッコに引き継がれることとなりました。 ビートルベースなので動力性能は平凡ながら、その購入・維持のしやすさと出色のデザインが相まって、世界的に、とりわけ北米市場において大きな人気を得るに至りました。 イタリアのカロッツェリア・ギアがデザインし、ドイツのコーチビルダーであるカルマンが架装を手掛けたその流麗なボディは、今なお多くの人を魅了し続けています。 ●● プロフィール ●● こちらのお車は、現オーナーさんが2016年に埼玉県の専門店にて購入したものです。 昔から憧れていていちどは乗ってみたかった車だったとのことで、白のコンバーチブルという点にこだわって探し購入したとのことです。 購入当初はエンジンの不調等いろいろ苦労があったとのことですが、エンジン載せ替えを経て現在では安心して乗れる状態になったとのことです。 上記のような重整備を含め、メンテナンスは都内有名専門店に出しています。 保管はシャッター付きガレージになります。 ●● 外装 ●● 基本的にノーマルです。 塗装面は艶やかに保たれ、灯火類や幌等の日焼けは感じられません。 ダークブラウンの幌はスレ等もなく、スクリーンの透明度も高い状態です。 目立つような大きなキズや凹みはありませんが、リア周りにはよく見ると板金したであろう箇所の経年劣化が見られ、塗装浮きやパテ跡、クラック等が散見されます。 クラックはフロントエンブレム近辺等、他の箇所にも若干見られますが、一見した時の美観を損ねるような目立つものはありません。 ホイールキャップも基本的にはとてもキレイですが、右後輪のものだけは若干のキズや凹みが見られます。 メッキも基本的にはとてもキレイですが、ドアノブ等、部分的に若干のプツプツが見られる箇所もあります。 ●● 内装 ●● こちらも基本的にノーマルです。 シートの表皮は幌と同じダークブラウンに張り替えられており、若干の小キズがある程度でとてもキレイです。 おそらく社外品のルームランプが付いています。 また、運転席側のみヘッドレストが装着されています。 ダッシュボード下の目立たない位置にCDデッキ(KENWOOD U393)とETCが設置されています。 トランクルームの奥側に、オーナーさん自作の化粧ボードが設置されています。 不調箇所としては、 ・時計とラジオは不動(6V仕様) ・ウインカーが、右に上げた際に戻ってきてしまう ・幌の骨組みが、運転席側の1箇所に溶接の剥がれた部分がある が挙げられます。 助手席側に設置された吊り下げ式クーラーはOKとのことです。 ●● 機関・足回り ●● 前述のように購入後、エンジンを載せ替えています。 その際、SCATハイパフォーマンス1600ccロングブロックエンジンに換装しているので、耐久性・信頼性もノーマルより向上しています。 基本的には好調ですが、デスビとフューエルポンプから若干のオイル滲みがあります。 現オーナーさんになってからの主な整備履歴としては、 @2016/8 ・24ヶ月点検 ・エンジン載せ換え(SCAT 1600cc ロングブロックエンジン) ・クラッチ修理(プレッシャープレート、スラストベアリング、メインドライブシャフトシール等交換) ・F/Rミッションマウント交換 ・トーションアーム用ボールジョイント(アッパー&ロアー、ブーツ含む)交換 ・ブレーキフルード交換 ・ホイールシリンダーOHキット交換 @2017/2 ・右ドアストライカー交換(リペアKIT) ・ウインドウクランクハンドル交換 @2018/9 ・24ヶ月点検 ・ブレーキフルード交換 ・ホイールシリンダーOHキット交換 あたりが挙げられます。 マフラーは社外品(メーカー不明)です。 エンジンフードのバネにはヘタリが見られ、開けておくためにはつっかえ棒が必要です。 ●● インプレッション ●● ひと目見て塗装やメッキの艶やかさが美しく、コンディションの良さがが伝わってきます。 リア周りにある塗装のクラックから、おそらく以前ヒットさせ板金したであろうことはわかりますが、いかにも予算と愛情をかけて維持されてきたであろうことが伝わってくるようです。 カルマンとカロッツェリア・ギアのコラボレーションからなる美しいスタイリングを味わうにはコンディションが良くないと魅力半減となりますが、その意味ではこの個体はじゅうぶんにその美しさを堪能できる状態にあると言えるでしょう。 幌もキレイで、スクリーンの透明度も高い状態です。 骨組みの溶接が1箇所外れていますが、実用上は大きな問題がなかったのでそのままにしているとのことです。 助手席にて試乗させていただきましたが、エンジンは滑らかに吹け上がり、空冷VW独特のビートを奏でながら、軽快で心地よい走りを味わわせてくれます。 社外マフラーのためややサウンドは大きめですが、幌を下ろしてそのスポーティーなエキゾーストノートと風を感じながらのドライブは、タウンスピードでも楽しさが溢れています。 美しいスタイリングと心地よいサウンド、オープンエアの爽快な走りを兼ね備えたカルマンギア コンバーチブルは、基本的にビートルと同じメカニズムなので維持に困ることもないですから、日常的に使える最高の趣味車と言っても過言ではないでしょう。 ●● その他 ●● ヘインズのメンテナンス&リペアマニュアル(日本語版)をお付けします。 色調の微妙な違いやクラック等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。 ●● まとめ ●● 世界的な人気車であるカルマンギアはクーペが定番ですが、コンバーチブルも根強い人気がありますので、売り物自体は探せば出てくる状態にあると思われます。 とはいえ、現存数もだいぶ少なくなってきているため、自分好みの仕様となるとなかなか見つからないかもしれません。 コンディションが良いカルマンギア コンバーチブルを探していて、この白外装/濃茶内装が気に入った、あるいは欲しかったという方にとっては打ってつけの個体と言えるのではないでしょうか。 オーナーさんは現在もとても気に入って乗られていますが、他にも乗ってみたい車があるとのことで、車両入れ替えのため売却を希望されています。 お車は、東京都練馬区にあります。 個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(10,770円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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