●フォルクスワーゲン・カルマンギアについて●
フォルクスワーゲン・カルマンギアは、ドイツのコーチビルダーであるカルマンが企画して、イタリアのカロッツェリア・ギアの原デザインに基づいてボディを生産、これにフォルクスワーゲン量産車のコンポーネンツを組み合わせる合作により誕生した車です。
芸術的な曲面デザインで構成されたボディを持つ流麗なスタイリングが特徴的です。
パワートレインやバックボーン・プラットフォームシャーシの基本構造はフォルクスワーゲン・タイプ1と同じで、水平対向4気筒の空冷OHVエンジンをRRレイアウトで搭載しています。
●今回ご紹介するお車につきまして●
他にもエンスー車を所有されているオーナーさんは4年ほど前に専門店より手に入れられました。
希少なカブリオレであることや、より曲面デザインが美しく角型テールレンズを持つ初期型であることが決め手でした。
幌を新品に張り替え、油温計、電圧計、ETC等が追加されております。
雨天未使用で、運転時は常にオープンにしてステアリングを握り、非日常的な至福の時間を楽しまれてきました。
今回、車両整理のため、売却を検討されています。
●外装●
鮮やかなスカイブルーの外装はオープンボディにとてもマッチしています。オフホワイトを基調とした内装のコントラストも秀逸です。
何度かリペイントはされていると思われますが、地下駐車場で保管されており塗装には艶があります。塗装の浮きは数カ所に見られますが、全体的に良好な状態を維持しております。
幌は新品に張り替え済みでリヤスクリーンもクリアな状態です。
バンパーや下廻りに錆びが見られる箇所がございますが大きな腐食等はございません。
画像では伝えきれないところもございますので、現況は現車をご見学の際にご確認ください。
●内装、電装関係●
オープンにして、見せることを前提にしたオフホワイトとスカイブルーのコントラストが大変美しい内装です。
まるで、ソファーのような座り心地のフロントシートはレザーと布地のコンビです。残念ながら、運転席、助手席とも布地の座面の部分や破れがございます。
布製の後部座席には破れはございません。
ホワイトの細めの大径ステアリングはやや塗装のひび割れが出ております。
ドアトリムやダッシュボードは良好な状態です。
初期型は電装関係が6V仕様ですが、12V仕様に変更されています。
純正ラジオは鳴りません。社外オーディオ、スピーカー、ETC、油温計、電圧計を追加しています。
メーターは、マイル表示で現在47000マイル超です。オーナーさんは実走行と聞いてらっしゃいますが、確証がございませんので走行距離は不明と表記させていただいております。
●機関、足回り等●
水平対向4気筒の空冷OHVエンジンは、好調を維持しており、始動も問題なく、アイドリング時に異音もなく、安定しております。
現代車と比べて、決して静かではありませんが、古き良き心地よいエンジン音です。
1600ccにアップされた排気量は必要十分で、優雅なドライブを支えてくれます。
●取材者私見●
撮影場所までの移動時に助手席で同乗走行させていただきました。
シートベルトもヘッドレストもないふかふかのソファーのようなシートに最初は戸惑いましたが、走り出したらまさに別世界でした!
オープンボディと映画のワンシーンに登場するような内外装とやや低めのフロントガラスの解放感が、いやがおうにも気分を高めてくれます。
取材日はちょうどよい暖かさでまさにオープンカー日和で至福の時間を過ごさせていただきました。
できたら景色のよい海岸線をゆっくりと流してみたいお車ですね。
曲線美のもっとも美しいタイプTの初期型で、貴重なカブリオレ、スカイブルーの外装とオフホワイトの内装のコントラストも大変美しく、しばらく眺めていても飽きないでしょう。
ぜひ一度所有されて体験されてみてはいかがでしょうか?
お探しの方は、ぜひご検討ください。
コンディション維持のために定期的に走行しますので、走行距離が多少増えることをご了承ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
【令和元年8月更新】
価格を引き下げました。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。