★ボルボ240ターボに関して
1974年から1993年までの約20年間で累計300万台近くを生産した240シリーズは、その安全性からも空飛ぶレンガという愛称で親しまれ、モデル寿命の長い歴代ボルボ車の中でも代表的モデルとなりました。
モデル末期には今では当たり前となったエアバッグやABS等を装備し、常に最先端の安全性を維持して信頼性を確保してきました。
当初OHVのB20型とSOHC2.1LのB21型と2種類のエンジンでしたが、1981年に2.1Lターボチャージャーを付けた240ターボが登場します。
240ターボの2.1Lエンジンは最高出力155psを発生し、0-100km/h加速は約9秒、最高速度は195km/hを実現。セダンとエステートに搭載され、240ターボエステートは当時世界最速のステーションワゴンとなりました。
市販された240ターボは現在でも高い評価を受けていますが、モータースポーツでの活躍が大きく影響しています。
1974年以降はヤナセから引き継いだ帝人ボルボが販売していましたが、1986年にはボルボジャパンが輸入することになります。
当該車両は帝人ボルボ時代の希少240ターボになります。
元々とても丁寧に維持されてきた個体ですが、現オーナーさんが更に手を入れて日常使いにも問題ないレベルに仕上げた個体です。
◆当車について◆
ディーラー車、2016年8月に購入し、オーナー数不明、取説・マニュアル関連有り、禁煙車、整備記録有り(1stオーナー及び現オーナー分)、ガレージ保管、事故歴・修復歴不明、ETC有り、スペアキー有り、純正サンルーフ付き
※型式/E−AB21、原動機の型式/B21、車台番号/YV1AX4742E1954●●●
以下、オーナーさんから頂いた車両詳細をそのまま記載させていただきます。
◆エクステリア◆
・手に入れてから、気になった細目を補修したので良好です。但し、若干の色違いの箇所は有ります。
・リアマフラーを隠すスカートがもともと付いていませんでしたが、リアマフラーを耐熱ブラック塗装にしていて目立たないので、余程のマニアでない限り、殆どの人は気が付かないと思います。
・樹脂製バンパーには擦り傷や欠けがあったので、前後とも新品を輸入して自分で交換しました。
◆インテリア◆
・ステアリング・ホイール(ナルディ・クラシック。ジャンクのオリジナル有)、ダッシュボード・カバー(純正のダッシュボードにはクラックがあります)、フロントウインドウのエア吹き出し口の金網(自作)以外はほぼオリジナルです。
・シートの破れや綻びは無く、擦れも極わずかです。フロアマットも、雨天用のプラスチック製を含めてオリジナルです。
・オリジナルのステアリング・ホイール(ジャンク)はお付けします。ホーンボタンを押さえるプラスチック部品が壊れているので、そこを直せれば使用可能と思われます。
・交換用のオイルフィルタ、エアクリーナー・エレメントをお付けします。
◆エンジン・整備関連◆
・以前のオーナーが、本国仕様と同様にインタークーラー付きに改造していました(日本のディーラー車はインタークーラー無でした)。加給圧は上げていないと思われます。
・2016年に私が入手した時は、長期間動かしていなかった関係でエンジンが不調でしたが、徹底的に整備しました。
・普通に走れるようになった後は、@エキゾーストパイプ+中間サイレンサー+エンドサイレンサー交換、Aラジエター交換、ファンシュラウドに改善を加えました。240はノーマルでも水温上昇が泣き所と言われますが、ラジエター交換後は炎天下でも全く問題ありません。
・更に、Bエアコン修理、Cエンジンマウント+ミッションマウント交換、DATオイル+フィルタ交換、E燃料ポンプ交換、F助手席パワーウィンドウ修理等を行っています。
・現在の不具合箇所としては、フロントウインドウ(助手席側)に飛び石による傷がありますが、入手してからの車検は、毎回問題なく通ってきています。
・フロントウインドウのモール、リアウインドウのモール、運転席・助手席サイドガラスの水切りゴムに、経年による劣化がありますが、雨漏りはしません。
◆オーナーさんより一言◆
・40年経っても、走る、止まる、曲がるに関する高い信頼性。整備さえすれば蘇ります。オイル漏れもありません(若干の滲みはあります)。
・コーナリング性能は意外にも良好です。4気筒エンジンをフロントアクスルの後ろよりに載せているのと高いボディ剛性の賜と思われます。本国では未だにクラシックカーのラリーイベントで多くの240を見かけます。
・四季を問わず普通に仕事に使えます。実際に関東一円の顧客で、電車よりもクルマで行った方が早い場合は、このクルマを使用します。
・長距離を運転しても疲れません。仕事に使えるもう一つの理由です。
・程よいパワー。ノンターボの240はいかにも緩慢ですが、当車はストレスなく加速します。かと言ってスポーツ・ターボのような過激さとは無縁です。
◆エンスーの杜取材担当者のコメント◆
取材時の第一印象は、隅々までパリッとしていて程度の良さが伝わってきました。
良く見ると外装は若干肌質の差があるものの、内装、特にシートの表面は10万キロ以上使用しているとは思えないコンディションです。
エンスー車を多数所有されているオーナーさんですが、全てを車検付きで、且つ一台一台とても良好なコンディションで維持されており、当該車両もそのうちの一台として、日常の足に使用可能なレベルに仕上げてあります。
人気の衰えない240シリーズは、最近では20万キロ程度は普通になってきていますので、まだまだこれからの個体です。
しかも希少な左ハンドルのターボです。
お探しの方にはかなり突き刺さるのではないでしょうか。
【2024/7/19更新】
車検更新しましたので、2026年8月満了となります。
価格は据え置きですので、実質値下げとなります。
また、オーナーさんから以下のコメントをいただいております。
『エアコンは効いていたものの、コンプレサー(2018年に交換した社外品)本体からのわずかなガス漏れがあり、OHも考えましたが、費用と信頼性を考慮して、別の新品社外品に交換しました。
引き続き、季節を問わず、普通に用事や仕事に使える状態です。勿論、ドライブに出て、ノーマルの240では味わえないトルクと俊敏さを楽しむことも可能です。』
引き続きご検討宜しくお願い致します。
◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。
・状態等のコメントもあくまで2023年12月1日の取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。
・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールでの価格交渉はご遠慮下さい)
◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。
・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)
・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。
・オーナーさんのお仕事の関係上、日程は応談でお願い致します。
◆購入される場合◆
・車両代金
・自動車税(51,700円)を、購入月の翌月より3月までの未経過分の精算をお願いします。
・リサイクル料(10,610円)の全額負担をお願いします。
※ 法人名義ですが消費税込みの価格になります。
支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。