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ボルボ P1800E 1971年式
車検 2022年7月 走行 84,074km(メーター読み) 備考 D車、右H、OD付き4速MT、クーラー
長さ 4330mm 1690mm 高さ 1290mm 重量 1120kg 排気量 1980cc
取材日2019年8月31日

★ボルボ P1800Eに関して
1960年に登場したP1800シリーズにおいて、1970年に登場した1800Eは、フロントグリルやホイールのデザインが一新されただけでなく、エンジンに当時最新の燃料噴射システムである、ボッシュ製D-ジェトロニック燃料噴射を装備した。

トランスミッションは4速MT、OD付き4速MT、3速ATが用意され、ブレーキは全輪ともディスクブレーキであった。

搭載される水冷4気筒OHVエンジンは、2Lの排気量から、最高出力130psを発揮し、最高速度もシリーズ史上最速の190km/h、0-100km加速9.5秒の高性能車となり、1972年まで生産された。

◆当車について
D車(スカンジナビアンモータス物)、2012年4月に購入し、現在3オーナー目、取説・マニュアル関連無し、禁煙車、整備記録は現オーナー時のみあり、屋外タワーパーキングの地下保管、修復歴あり、クーラー、ETC、スペアキーあり

※型式/18B20、原動機の型式/B20、車台番号/国[01]144●●●

※シリアルナンバー/1824352W038875(以前の車台番号であり、修復の際に判読が困難になったため職権打刻に変更されています)

◆エクステリア
ボディカラーはホワイト、オリジナルと同じ色でリペイントされています。

艶は十分ありますが、両方のサイドシル部分に浮き錆があります。

また運転席のドアノブは補修されており、ドア自体も下がってしまっているため、モールの位置がずれてしまっています。
また左ドアの下側にはドアを開けた際に出来たと思われるエクボがあります。

修復歴に関しては、フロント部分をぶつけられてフロントグリルやバンパーを交換し、フロント周り及びボンネットの一部を鈑金にて直しており、ラジエーターを補修しているそうです。
修正跡は綺麗に直っていますが、フロント下部に塗装の下処理の跡が残っています。
なおフロントバンパーはリプロ物を使用していますが、オリジナルより薄くなっています。

タイヤは2014年14週製造の195/65R15で、7分山程度あります。

◆インテリア
車内はオリジナル度が高く、後付けでクーラーが取り付けられています。
オーナーさんが市販のユニットを新品で購入してご自分で取り付けたそうですが、まるで純正であるかの如く、違和感無く綺麗に設置されています。

冷媒はR134で、若干ガス抜け気味との事ですが、それでも30℃を越える気温でも良く効いていました。

オリジナルのシートは残念ながら、フロントの両シートの座面と背中部分が切れてしまっています。
ただ同じ素材の物が現在でも手に入るそうで、リペアは可能との事です。

クラッチは比較的軽く、渋滞でも苦にならないレベルです。
シフトは、4速にギアが入っている時にODのレバーを動かすと、緑のスイッチが点灯して、OD(5速)に入ります。

ダッシュボードやウッドクラックや、天井の垂れはありません。

オリジナルのラジオもAM、FM放送を聞く事が出来、電動アンテナも問題無く作動しますが、時計だけは不動です。

なお現在、カーナビが付いていますが、売却の際には外すとの事です。

◆エンジン・整備関連
エンジンはインジェクションが付いている事もあり、軽いクランキングで掛かり、アイドリングは安定、フケ上がりも良好です。

整備記録は現オーナー時のみとなりますが、直近の整備は旧いボルボ車の整備を始めた、横浜のボルボのディーラーにて行っています。

主な内容を抜粋すると下記の通りです。

【2014年6月】
・リアハブシール交換
・リアシャフトベアリング交換

【2016年6月/60,967km】
・フロントブレーキパッド交換
・リアブレーキパッド交換
・ブレーキホース交換
・右リアドライブシャフトシール交換
・右リアベアリング交換
※一部判読不明なため参考記述

【2018年7月/78,192km】
・ファンカップリング交換

【2018年11月/80,284km】
・フロント足回りブッシュ交換
・アッパーアームブッシュ交換
・ロアアームブッシュ交換
・リア足回りブッシュ交換
・トルクロッドブッシュ交換
・リアアームブッシュ交換
・ラテラルブッシュ交換
・ミッションマウント交換

なお軽整備はオーナーさん自身で行っており、オイル交換等もしています。

現状の不具合としては、ステアリングギアボックスからオイル漏れがあり、フロアに垂れている状況です。

◆オーナーさんより一言
旧い年代の車が好きで、以前は60年代のフォードのマスタングやBMWのe21、アルファのスパイダーにも乗っていました。
P1800は一度乗ってみたかった事もあり、色々探していた所、個人売買で入手する事が出来ました。

購入した時の走行距離は3万km台で、手に入れてからは普段使いにも耐えられる様に仕上げていますので、トラブルは殆どありませんし、帰省や旅行等での往復1500kmのドライブも難無くこなしてくれています。

高速では120km/h程度で巡行は可能ですし、風切り音も少ないと思います。

街中でも意外と目立つ様で、声を掛けられて雑誌に掲載された事もあります。

パーツ類は今でもスゥエーデンやオランダ、アメリカ等から入手する事も可能ですし、ストックも幾つか有りますので、売却の際にはお付けします。

まだまだ手を入れたい所はありますが、家内も運転出来るAT車へ乗り換えるために売却する事にしました。

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ
オーナーさんのドライブで試乗させて頂きました。

三角窓は使用せずにクーラーを付けての走行でしたが、コンプレッサーの作動によるパワーロスは殆ど感じませんでしたし、吹き出し口から、乗車席迄の距離が近い事もあり、効き具合も良好でした

比較的トルクもある様で、市街地走行でもギクシャクせず、足回りもブッシュ類を交換している事もあり、乗り心地もマイルドでした。

最近ではボルボのディーラーでも、この手の年代の車のメンテナンスをする部門も立ち上げている様で、維持するのが困難では無くなって来ているのが嬉しい所です。

シートのヤレが残念ですが、ここをリペアすれば、全体的なクオリティは上がると思いますので、P1800をお探しの方はご検討下さい。

◆お問い合わせに際して
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。 エンスーの杜は広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。

・状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールでの価格交渉はご遠慮下さい)

◆現車確認に関して
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は「現車確認申込書」をメールにてお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。 (具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします))

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんのお仕事の関係上、日程は土日でお願い致します。

◆購入される場合(オーナーさんの希望売却価格です)
・車両代金 
・自動車税(45,400円)を、購入月の翌月より3月までの未経過分の清算をお願いします。
・リサイクル料は未預託です。
※ 個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。


【2020年10月1日追記】
現在の走行距離は89,940kmになりました。
なお、7月の車検では通常の整備とは別に
・クラッチのOH
・ステアリングギアボックスのオイル漏れの修理
を行なっています。

 SOLD
 
画像クリックで拡大出来ます
1 応年の名車、ボルボP1800E
2 オリジナルの状態を保っている
3 リペイントされ艶があるボディ
4 今だに人気の衰えないスタイリング
5 乗車スペースがコンパクトにデザインされている
6 アメ車を意識したフィンテール
7 トランクはかなりの容量がある
8 流麗なデザインのリア
9 新品に交換されたフロントグリル
10 バンパーは軽量のリプロ物
11 リフレクターの焼けは無い
12 フロント周りを修復しているが綺麗に直されている
13 フロントウインドウに石はねは無く、メッキモール類の状態も良好
14 天井の日焼けは無い
15 タイヤは195/65R15
16 サイドシルに浮き錆あり
17 左サイドのモールのずれは無い
18 両サイドの同じ位置にあるサイドシルの浮き錆
19 重宝する三角窓
20 ドア下がりでモールの位置がずれている
21 リアのウエザーストリップはコーキングされているがスペアあり
22 ウエザーストリップの状態は良好
23 給油口はキーロック式
24 アンテナは電動で上下する
25 斜め2本出しの独特な形状のマフラー
26 エンブレムのEはインジェクション装備を意味する
27 ステアリングギアボックスからオイル漏れあり
28 丸い形状の部分はジャッキポイント
29 錆は48年前の車としては比較的軽微
30 マフラーの錆は殆ど無い
31 ドア下に錆は無く、内張りの浮きは無い
32 運転席側のドアはストッパーが効かない状態
33 クーラーとカーナビ以外はオリジナルの状態
34 オドメーターの数値は確証は無いが実走行距離の可能性あり
35 時計は不動
36 OD付き4速MT、ウッドのクラックは無い
37 吹き出し口が4ケ所あるレトロスタイルのクーラー
38 踏みやすいABCペダル、カーペットも状態は良好
39 フロントシートのみにダメージあり
40 助手席はリペアで直せるレベル
41 リアシートの状態は良好
42 可倒式で荷物置き場としても重宝する
43 天井の垂れは無い
44 フードの裏側にはインシュレーターが貼られている
45 燃料タンクはべニア板の下側、錆は全く無い
46 インシュレーターの状態は良好
47 インジェクション搭載の最終型
48 エアコンの配管等はオーナーさんが実施
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