●レンジローバー バンデンプラにつきまして●
オンロード・オフロードを問わない高い走行性能をもちながら、「4WDのロールスロイス」と呼ばれる、快適性とラグジュアリー性を兼ね備えるランドローバーのフラッグシップモデルが『レンジローバー』です。
クラシックレンジとも呼ばれる初代レンジローバーは1970年にデビューし、1994年に2代目のセカンドレンジが発売された後も1996年まで併売され続けました。
スクエアなボディ、丸目2灯というオーソドックスなデザインは、時代や流行に左右されない魅力があり、デザイナーや音楽家、ファッション関係などの方たちに高く支持されています。またメルセデスGクラスと並び、かつては富裕層がこぞって所有したステイタスシンボルでもあります。
日本で正規販売されたクラシックレンジは、90年〜93年までの前期モデルと94年と95年の後期モデルに分かれます。後期モデルでは、価格が大幅に見直された反面、エアコンがいまの代替えフロンを使う今のエアコンタイプに変わっており維持しやすくなっています。
当初は2ドアモデルだけでしたが、1992年に、 4.2リッターエンジンを搭載したロングホイールベースモデル(日本名バンデンプラ、ホイールベース108インチ)が追加されました。バンデンプラの後部座席は大人が足を組めるくらい足元が広く、大変快適です。
●今回ご紹介するお車につきまして●
後期モデルの94年式のレンジローバー バンデンプラです。
現オーナーさんでスリーオーナーになります。
3年ほど前に同車種を探されていたオーナーさんが、専門店からちょうど免許返納により同車種の売却を検討されていた前オーナーさんのお車を紹介されて入手されました。前オーナーさんはなんとバンデンプラ2台持ちだったそうで1台を部品取りとして、より程度のよかった本車両に移植して同専門店によりきちんと整備した上で入手されたとのことです。その後も同店でメンテされており現在も好調を維持しております。走行距離こそ多めですが、歴代オーナーさんがキッチリお金をかけて、メンテされ、大事にされてきた様子が伺えます。トラブルの多いエアサスのみ予防整備でコイル式に交換されていますが、外装内装機関を含め大変オリジナル度が高いお車です。
●外装●
光の加減で色が異なって見える純正色のモスウッドグリーンの外装色です。
歴代オーナーさんが屋内保管で大事にされていたようで年式から考えれば非常によい塗装状態を維持されています。リペイント等はされていないので、細かな傷等は散見されますが、全体的に良好な状態です。現在はガラスコーティングが施行されており光沢があります。その他モール類は部分的には劣化や退色がみられる箇所がございますが、全体的には良好な状態を維持されています。
●内装、電装関係●
明るいベージュ色の本革シートも経年劣化や使用によるスレや破れはございますが、概ね良好な状態です。補修によって綺麗に仕上げられるレベルかと存じます。
天井は前オーナー様により、張り替えられており綺麗な状態です。
内装ウッドパネル部分は経年劣化によりところどころヒビが入ってきている箇所がございます。
オーディオはカロツェリアの社外オーディオに変更しております。
純正オーディオは保管されていないとのこと です。
エアコンは問題なく効きます。
解放感を演出するサンルーフや各パワーウインドーも正常に稼働しますが、時々後部座席のパワーウインドースイッチの反応がにぶいことがあるそうです。
●機関、足回り等●
タイヤは半年程前に4輪とも交換済みで山は十分あります。
トラブルの多いエアサスはコイル式に交換しています。取り外したエアサスも正常に作動しており、保管してありますので、エアサスに戻すことも可能です。
エンジンは好調を維持しており、取材時も一発始動でエンジンのアイドリングは安定していました。
オーナーさんは仕事でもプライベートでも普段使いに使用されているため、専門店にて定期的にメンテナンスして好調を維持しているそうです。
●主な整備履歴(記録簿から確認できるもの)●
直近の整備履歴は次のとおりです。
すべてではありませんが、記録簿が保管されておりますので詳細はご見学時にご確認ください。
(2019年9月)
12ヶ月点検
エンジンオイル、オイルエレメント交換、LLC交換、ブレーキフルード交換
(2020年3月)
リヤデフ(中古品)交換、Rブレーキローター、Rブレーキパッド交換、
サスをコイル式に交換
(2020年6月)
アイドリング不調修理
ステッパーモーター洗浄、イグニッションコイル交換、エンジンオイル交換
(2020年11月)
エンジン始動不調点検
フューエルポンプ交換、フューエルストレーナー交換、フューエルレギュレーター交換、各部パッキン、フューエルホース、ホースバンド交換、タイヤローテーション、
(2021年2月)
オルタネーター(リビルト品)交換、ベルトテンショナー交換、W/Pプーリー(中古品)交換、給油パッキン交換、タンク〜給油パイプネックホース交換、エンジンオイル交換(フラッシング含む)
(2021年9月)
車検
エンジンオイル、オイルエレメント交換
デフオイル交換
Fブレーキパッド、ローター交換
F右ハブベアリング&シール、ワッヤー交換
右FABSセンサー交換
スパークプラグ全交換
プラグコード交換
バッテリー交換
プロペラシャフトグリス給油
ワイパーブレード交換
●取材者私見●
撮影場所の某公園の駐車場に置いても、ひときわ存在感を放つ風格はさすがといった感じです。現行車と違った普遍的なデザインですね。
オーナーさんは仕事でもプライベートでもお使いになられているそうです。
視点が高く、スクエアなボディ形状のため運転しやすく移動が大変快適になるとのことです。
日常使用されているため、若干走行距離が伸びますことをあらかじめご了承ください。
オーナーさんも大変気に入っており、まったく不満がないのですが、他にも乗ってみたい車ができたため、車庫事情により、売却を検討されています。
このまま日常の足としてお使いになられてもいいし、さらに外装、内装を仕上げて動態保存されるベースとしても申し分ないコンディションです。
クラシックレンジも現存する個体数が少なくなってまいりました。普段乗りにも使用可能なコンディションのお車はなお少ないかと存じます。走行距離こそ多めですが歴代オーナーさんによりキッチリメンテされて好調を維持しております。またお引き継ぎいただける方にはメンテをお願いしている専門店をご紹介して引き継ぐことも可能ですので、今後のメンテナンスの面でもご安心かと存じます。
お探しの方はぜひご検討ください
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割り分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。