バンデンプラスプリンセス、よく省略されてバンプラと呼ばれています。バンデンプラス社はイギリスのコーチビルダー。かつてはロールスロイスやベントレーのボディを作っていました。ベビーロールスと呼ばれ、外装にはメッキのグリルやドアハンドル、内装にはカーペットを敷き詰め、さらに贅沢なウォールナッツをふんだんに使用、肘掛を供えた本革シート、リアシートにはピクニックテーブルまで装備されております。コンパクトサイズながらショファードリブン(運転手付き)の仕様で、アン皇女も乗って居られた、プリンセスの名に恥じない超高級車でした。当時の販売価格もミニの3倍もしました。エンジンはミニと同じものが搭載されていますが、サスペンションは、エアサスの様なゆったりとした乗り心地のハイドラステックサスペンションを搭載。最近コンパクトで高級な車が注目を集めておりますが、バンプラは30年以上前にこのようなコンセプトで作られました。
1974年式おそらく最終のバンプラマーク3です。ある車雑誌の編集者が以前のオーナーの様です。整備マニュアルがしっかり整っています。
22年にご購入されてから色々と手を入れられました。国内2オーナーでしょう。初年度登録は平成13年 シリアルナンバーはVAS229955Mですので総生産台数23.734台中13.447台目の個体になります。
トラブルは有ったもののきっちり直された車です。
エクステリア
年式を考えると良いコンデションです。モールなどもしっかりしています。
トラフォーガーブルーに塗られたこの車。バンプラに似合ったレトロな色です。
メッキも悪くないと思いますが 画像でご確認ください。
タイヤハウスも綺麗です。
インテリア
天井もしっかりしていて、シートは使い込んだ感はありますが良い状態だと思います。ルーカススイッチ イエガーの時計 ピクニックテーブルが良い味を出してます。追加で 電動ファンを付けられてまして動作は手動です。使う事は無いそうですが・・・。(車は避暑地に有ります)
エアコン ヒーター共に問題ありません。ドライバーズシートだけ バックスキンで張り替えています。
機関
オイル漏れはありません。エンジンは一発始動。安定したアイドリングです。本日エンジンに火を入れましたが クランキングしたと思ったら すぐかかりました。
整備記録
22年3月
リアヒルシリンダー交換 ブレーキホース交換 ドライブシャフトブーツ交換 ボールジョイント交換 リアハブベアリング交換 ロアアームブッシュ交換 タイロットエンドブーツ交換 ストップスイッチ交換 床錆び部分修理 ボディー錆び部分修理 室内水漏れ修理 運転席シート皮張り替え サスペンション車高調整 ガラスコート
22年9月
ハンドル位置調整 サイドブレーキ調整 ラジオ電源取り直し ラジオアンテナ取り付け マフラー修理 ワイパー調整
23年11月
エンジン脱着 オートマOH ベベルギア補強 オートマバルブボディーOH及び強化対策 サーボOH デフOH オイルポンプOH 強化ツールキットに交換 ブレーキマスター キャリパー ホースOH及び交換 エンジン回りガスケット及びオイルシール交換 シフトレール交換 トルクロッドブッシュ強化 エンジンマウント交換 ラジエター及びホース交換
24年2月
ウォーターポンプ交換 フォグランプ配線修理
26年5月
ファンベルト クーラーベルト プラグ交換 エレメント部オイル漏れ修理 フロント リアブレーキパット交換 冷却水水漏れ修理 キックダウンコントロール交換
28年5月
エンジンルームクリーニング ベルト類プラグ交換 エアーエレメント交換 ブレーキ調整及び清掃 ガソリンホース交換
かなり大事にされてきた個体です。
※ボンネット ルーフにクリアの剥げが有ります。
ホイルはガリ傷あります。フロント リアバンパー エンジンフードの脇 トランクフード などに浮錆が有ります。助手席はシートの破れが有ります。木調の部分も割れは有ります。ダッシュボードも割れが有ります。グリルには石はねが有ります。 画像をご確認ください。
車は山梨に有ります。
個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。