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トライアンフ TR-3 1956年式
車検 2026年6月 走行 30676マイル(メーター読み) 備考 中古並行、左H、4速MT、ウェーバーキャブ
長さ 384cm 150cm 高さ 128cm 重量 970kg 排気量 1991cc
取材日2025年1月10日

トライアンフTR3は、1955〜1957年に、英国のスタンダード−トライアンフ社によって生産された、2シーターのロードスターです。

TRとはトライアンフ・ロードスターの頭文字で、52年にプロトタイプのTR1が発表され、翌年よりTR2として生産を始めました。

TR3はTR2のマイナーチェンジ版となり、より大型のキャブレターを装備してパワーアップをはかり、ブレーキも改良されました。 ノーズの先端にグリルを配したのが特徴で、さらに後期型のTR3Aになるとヘッドライトが後退し、グリルがワイドになっています。

TR3は、スタンダード社製2リットル直4OHVエンジンを搭載し、4速マニュアルトランスミッションが組み合わされました。 性能は当時のスポーツカーのトップレベルで、特にアメリカ市場で人気を博すことになります。

丸目のヘッドライトに、流れるようなフェンダーライン、そして左右ドア上部の大きな切れ込みが特徴的。 まるで戦前の車のように前輪位置を確認できることから、クラシックカー競技において重宝される存在となりました。

TR2およびTR3は、年代がそこそこに古い(50年代)割にはメンテナンスが比較的容易で、競技向き、初心者からベテランまで広い層に支持されるクラシックカー界の定番となりました。

◆当車について◆
2009年1月に国内登録の中古並行車、オーナー歴不明、取説・マニュアル関連なし、禁煙車、整備記録なし、事故歴・修復歴不明、ETCあり

※型式/不明、原動機の型式/TS、車台番号/国〔01〕041●●●、シリアル番号/TS12520L0

◆エクステリア◆
15年ほど前にボディーをフレームOFFしてフルレストアしております。 以降、雨天未使用、ガレージ保管されていましたので、レーシンググリーンのボディーは艶もあり、キレイな状態を保っています。

外観は、基本的にノーマルです。 フロントにルーカス製のフォグランプを後付けしてあります。

フロアはアルミ製の縞鋼板で仕上げ、ミッションカバー(センタートンネル)もアルミでワンオフ制作してあります。 また、運転席にはフットレスト、助手席には足を踏ん張る為のアルミ製のバーが増設されています。

エンジンルーム内では、キャブにフレッシュエアーを引き込む為のアルミ製エアーダクトを、下回りにはアルミでマフラーの遮熱版を製作してあります。

下回り・フレームもレストア時に仕上げてありますので、とてもキレイですが、ボルト等の鉄製パーツに多少錆があります。 

白系色の幌とサイドスクリーンは購入時のままで使用していませんでした。 多少の縮みはありますが、キチンと装着できます。 右リアスクリーン上部に10cm程の切れがありましたので使用される場合は補修が必要です。

トノカバーはブラックで、問題なく装着できます。 トノカバーを付けて乗る事が多かったそうです。

ホイールはセンターロックのスポークホイールに変更してあり、タイヤはミッシュランXZX 165-SR15を装着、生産年は不明ですが山は5分山程度残っていています。

◆インテリア◆
内装も基本的にノーマルで赤の革シートにヒビはあるものの、酷い状態では無かったので、購入時のままだそうです。 とても70年前の状態には見えませんので、途中でリフレッシュされているかもしれません。 

フロア全体とミッションカバー(センタートンネル)がアルミ製で制作されているのと、ラリー用の距離計(Map shot)を装備しているので、室内はレーシーな印象です。 

また、当時はシートベルトはありませんでした。(車検はこのまま通ります)

ステアリングはクラッシックなMOMO製のウッドステアリングに、シフトノブはWRCのイメージを追求した「RAZO」のレジンスポーツノブに変更されています。

◆エンジン・整備関連◆
とても寒い日の取材でしたが、エンジンは一発始動で、アイドリングは安定していて、フケ上がりもスムーズです。

動画でカタカタ音が入っていますが、エンジンの異音ではなく、ボンネット支持棒がエンジンの振動でカタカタ鳴っている音です。

ショップオーナーがクラッシックカーラリーやイベントに参加する為、15年程前に購入し仕上げた車両で、不調箇所は適時対応して来たので、現在は不具合は無く、好調をキープしています。

取材時に同乗させて頂きドライブしましたが、約70年前の個体と聞き少しばかり心配しましたが、走り出したらそんな心配は吹っ飛び、エンジンのフケ上がりも良く軽快な走りでした。

◆ショップより一言◆
クラッシックカーを何台もレストアして来ましたが、その中でも運転する楽しさはナンバーワンです。

クラッシックカーラリーやイベント走行に参加する為に仕上げた個体で、直近15年程乗り続けてきましたので、クラッシックカーラリーの入門には最高の一台です。

是非お探しの方はご一報ください。

◆お問い合わせに際して◆
・当車両は神奈川県三浦市にあります。

・このページの車両は車の売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、掲載車両はショップ様の依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、ショップ様のコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。

◆購入される場合◆
・車両代金 
・諸経費
※ オートローン使用できます。

580万円
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往年の名車 『トライアンフ TR-3』 
ドアからリアフェンダーへのデザインが秀逸 
 
 
 
 
 
 
ルーカス製フォグランプ 
 
 
 
丸みを帯びた形状のリアフェンダー 
 
新品に交換後、古いオイルを馴染ませました 
白系の幌 
サイドスクリーンも付きます 
フロント下回り 
けん引フックに曲がりあり 
フロント足回り 
 
リア下回り 
リア足回り 
 
 
 
MOMO製ウッドステアリング 
シートのヒビ割れ 
 
オーバードライブスイッチ 
 
 
アルミ製ワンオフ・ミッションカバー 
 
 
アルミペダル&ワンオフのフットレスト 
ナビゲーターの踏ん張る為のアルミ製のフットバー 
 
 
ウェーバーキャブ 
 
 
トノカバー 
 
この状態で走る事が多い  
 
ETC車載器 
幌の切れ 
 
車載工具 
 


この車両のお問い合わせは

株式会社 岡部商会(自動車部)
神奈川県三浦市南下浦町上宮田2042
TEL/090-1553-7906 担当:タジマ
営業時間:9:00〜18:00/定休日:木曜日


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