掲載いただきましたのは、昭和42年式クラウンです。
もともと国産クラシックカーがお好きなオーナー様は、この博物館級レベルの状態の良さが決め手となり本個体を購入されました。
黒のソリッド外装色が、より重厚感をかもし出してます。

外観は、５７年の歳月が経過しているとは思えないほどかなりきれいな状態です。
現オーナーさんが今から8年ほど前（定かではない）にドアモールより下部を塗装されています。板金無しの塗装のみです。
この年式ですと気になるのはやはり車体のサビですが、ほとんどございませんで、サイドシルやドア下部も非常にきれいな状態です。
ただボンネット先端中央に一部サビ浮きが見受けられました。

内装もかなりの状態です。
伝統高級絹織物シート表面の肌触り、デザインともに素晴らしく、クッションもヘタリ無く座り心地は最高級です。肌触りもデザインも現代の本革調ＰＶＣたる高級車を完全に凌いでます。
ピラー端部のモールにはなんと新車時のビニールが貼られたままになっております。
なお購入先のショップからは実走行と申し送りされています。

現在、運転していて不具合は感じてないそうです。
２年ほど前に燃料ポンプとホースを交換されています。
助手席にて試乗させていただいたところ、エンジンもスムースに吹けあがり走行中の異音なども無いことは確認できました。

長らくクラシックカーも楽しんできたもののそろそろ卒業かな、ということで今回掲載いただくこととなりました。

車両は石川県金沢市近郊にございます。