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トヨタ セリカ リフトバック 2000GT(RA28) 1976年式

車検 2025年1月

走行 不明(メーター読み:88,143km) 備考 ディーラー車、2.0リッターDOHCエンジン、5速マニュアル、エアコン、フルレストア、ETC
長さ 437cm 162cm 高さ 128cm 重量 1120kg 排気量 1960cc
取材日2023年6月5日

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◆初代セリカリフトバックについて
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セリカ(だるま)は1970年10月23日に誕生、発売はおよそ1カ月後の12月1日でした。キャッチフレーズは「未来からきたクルマ セリカ」です。

その3年後の1973年4月にテールゲートを持った3ドアファストバックのリフトバック(LB)が追加されました。同時に従来からのセリカにも2000ccエンジンが搭載されました。リフトバックは71年秋の東京モーターショーに参考出品されたSV-1の市販化モデルで、スポーツカーを持たなかったトヨタにとって、もっともそれに近いモデルとして登場したものです。

”セリカ”とはいうのはスペイン語形容詞です。「天体の」、「神秘の」、「神々しい」などの意味があります。また、セリカのシンボル・マークは「龍」です。神秘的な美しさをもちながら天空を駆ける「龍」のイメージ。海外のセリカフリークはこの「龍」の事をもちろん「ドラゴン」と呼んでいます。

セリカリフトバックは、DOHCの18R-G型をはじめ2000ccのパワーユニットはコロナ・マークIIから、トランスミッションとともに流用しています。また、セリカと同様に「フルチョイスシステム」が導入されました。これによってセリカ・シリーズはボディ、内装、エンジン、トランスミッション、そしてボディカラーや細かな装備品などをフルチョイスと称して自由に組み合わせ、膨大な数のバリエーションを持つこととなり、セリカという車の位置付けとは別にそれから以降のトヨタの販売戦略を大きく変えたことは有名です。

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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、1976年モデルのトヨタ セリカ リフトバック2000GTです。
衝撃吸収板バンパー、テールライトが3スリットタイプの後期モデルです。

現オーナーさんは、後期モデルのセリカリフトバックをずっと探していたそうです。やっと見つけた一台がエンスーの杜で掲載の個体、見学と同時に購入となったそうです。
話を聞くとオーナーさんは小学生の頃にセリカリフトバックを見て、一目ぼれ、それ以来いつかはオーナーにと思い続けてきたそうです。
念願かなって、オーナーさんは楽しいカーライフを過ごしてきましたが、あまり乗ってあげられないことが苦になり始め、売却を決意されます。
よくあるパターンなのですが、でも大切にしてこられたことはお話を聞いて理解できました。
大切にして頂ける方にお譲りしたいということでした。

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◆外観
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ボディカラーは当時のカタログカラーのイエローカームでオールペイントされています。
元色はトロピカルレッドとのことですが、ドンガラにして塗装しているため、元色を見ることができませんでした。
メッキパーツである前後のバンパーは輝きがあり、きれいな状態です。
クーペモデルでは必修の雨除けのドアバイザーも付いています。
ボディサイドのストライプは当時のオプションの同様とのことです。
ヘッドライトに光を当てると反射するテープを貼り付けています。これはオーナーさん自らのカスタマイズ、イカリングヘッドライト化です。
ナンバープレートライトはメッキケースタイプに交換しています。
フロントウインドウガラスの内側に薄いキズがありました。触感では感じないのですが目では確認できます。
車両の保管は日の当たらない場所で屋根保管しています。
洗車は全体に水をかける方法ではなく、布に水を含ませ、埃をふき取るのみです。
旧車の天敵は水、洗車は気を使いますね。
下回りを見ると塗装表面の剥がれがあり、下地の錆止め塗装が見えました。
アルミホイールは、14インチのハヤシレーシング、前後のオフセットが異なります。
タイヤサイズはフロントが185/60R14、リヤが195/60R14です。
オリジナルのホイールはありません。

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◆内装
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オリジナル度の高い車内、清潔感のある内装となっています。
インパネのシルバーカラー部は再塗装、天井は張り替えています。
それ以外は、オリジナルのままのようです。
ステアリングホイールはオリジナルのものに革巻きをしています。
ダッシュボードにはひび割れがあるため、日焼け防止用のカバーを装着しています。
フロアマットには当時物のディーラーの社名が入っていました。
エアコンが装備されていますが、効きは今一歩、現代車のように効きはよくありません。
オーディオは当時物のカセット付きのデッキが付いていました。

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◆機関
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エンジンは名機の18R-Gエンジン、ソレックスのツインキャブです。
エアクリーナーは社外品のファンネルに交換しています。純正のエアクリーナーはありますのでお付けします。
前オーナーさんがエンジンの腰上をOHしているようです。
きれいなヘッドカバーは再塗装していると思われます。
エキゾーストシステムは防錆塗装をしています。
エンジンは直ぐに掛かりました。調子はいいようです。
◆エンジン仕様
・エンジン種類:直列4気筒DOHC 8バルブ エンジン
・総排気量:1,968cc
・最高出力:145ps/6,400rpm
・最大トルク:18.0kg・m/5,200rpm
・燃料装置:ツインキャブレター

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◆足回り
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前後のコイルスプリングは社外品に交換、リヤのショックアブソーバーはコニー製に交換、ダウンサスとなっています。
◆足回りの仕様
・ステアリング形式:ボールナット式
・サスペンション形式(前):マクファーソンストラット
・サスペンション形式(後):5リンク
・ブレーキ形式(前):ディスクブレーキ
・ブレーキ形式(後):ドラムブレーキ

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◆メンテナンスについて
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残っている整備記録簿を以下に記します。
2015.1 車検 78,458km
2017.1 車検 81,614km
2019.1 車検 83,938km
・LLC交換
・ブレーキフルード交換
・ホイールシリンダーASSY交換
・フロントブレーキホース交換
・リヤブレーキホース交換
・ピットマンアーム交換
・タイロッドエンド交換
・クーラントブースター注入
・ワイパーゴム交換
・ナックルストッパーカバー交換
・ホースクランプ交換
2021.1 車検 86,443km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルエレメント交換
・ブレーキフルード交換
・トランスミッションオイル交換
2023.1 車検
・LLC補給
・ブレーキフルード交換

以上です。

レストアと記載していますが、証明となるものはなく、前オーナーさんが購入した前のことと聞いています。走行距離も証明できるものはありませんので不明とさせて頂きました。

助手席にて試乗させて頂きました。ゴーというキャブレター独特の吸入音は堪りません。
走行は特に問題はなく、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。

コンディションを維持するため、たまに運転しますので走行距離が伸びることをご承知おき願います。

車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 420万円→380万円
画像クリックで拡大出来ます
衝撃吸収バンパーは好みの分かれるところです 
リヤウインドウガラスにスモークフィルムを施工しています 
リフトバックのスタイルは、マスタングと重なります 
 
サイドビューもカッコイイ 
特にこのアングルから見るスタイルは堪りません 
 
ライト類 
 
イカリング仕様のヘッドライト 
割れがありますがストックパーツあります 
サイドマーカーとドアハンドル 
ストライプは当時物を真似て作成 
エンブレム類 
ドアバイザー、リヤエアアウトレットグリル 
前後のアンダー部 
左サイドシルアンダーボディ部 
右サイドシルアンダーボディ部 
マッドガード 
ハヤシレーシングのアルミホイール、懐かしい! 
コックピット 
メーター類 
センターのメーター類、時計動いていました 
カセット付きオーディオ 
フロアコンソール 
グローブボックス 
ダッシュパネルの割れ 
ドライバーズシート 
パッセンジャーシート 
リヤシート 
ディーラー名が入るフロアマット 
天井 
ペダル類 
ドアトリム、クォータートリム 
 
見にくいのですが内側にキズがあります(触感に感じないキズ) 
エンジンルーム 
 
ソレックスのツインキャブレター 
きれいなカムカバー 
 
銘板 
エンジンオイルパン部 
トランスミッション部 
ラゲージルーム 
リフトバックカバー健在、スペアタイヤと工具 
各サスペンション部 
リヤディファレンシャル部 
エキゾーストマフラー 
ストックパーツ 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp

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