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TOYOTA CELICA 1600GT LIFT-BACK TA27 (セリカ・リフトバック・1600GT TA27) 1973年式
車検 2021年11月 走行 63,087km
取材時表示(不明)
備考 初期バナナ・テール 機関レストア車 エアコン稼働 2TGエンジン
長さ 421cm 162cm 高さ 128cm 重量 990kg 排気量 1588cc
取材日2021年9月19日

「誕生から約半世紀・・・。当時の若者のハートを鷲掴みにしたセリカ・リフトバック1600GTは、今尚人々を振り向かせる魅力あふれるクルマ・・・!」

気温30度超え、台風一過のとても暑い取材日・・・。

「調子いいからちょっとそこらを乗ってきて〜・・・!」

と、オーナー様から有り難くもお勧めいただき、筆者が体感させて頂けたのは、「1973年式トヨタ セリカ・リフトバック・1600GT、通称TA27・・・名機2TGを積む、言わずと知れた昭和期の名車・・・世界に誇るドメスティック・クラシック・・・JDMを代表するクルマです・・・!

ネーミングの由来はスペイン語で、「天空の」・・・「天国のような」・・・。

トヨタは1970年12月にセリカを日本初のスペシャリティ・カーとしてデビューさせます。
スペシャリティカーというジャンルは、アメリカではすでに確立されていましたが、それを日本に初めて持ち込んだのがこのセリカでした・・・。

当時LT・ST・GT・ETといったグレードがありましたが、後年発売され、カタログ値では最高モデルとなった2000GTも、エンジン・トランスミッションの重量増からグランツーリスモ的な傾向が強く、ソレックスのツイン・キャブレターを備える2T-G型直列4気筒DOHCエンジンに、T50型5速トランスミッションを組み合わせ、990kgのライトウエイトで、走りに特化した特性が若者の心を掴んだ最強モデルがこの1600GTです・・・。

「お話しがとても愉快・・・!自らレストアされた1973年式トヨタTA27・セリカ・リフトバック・1600GT・・・」

オーナー様は地元密着をポリシーとされる、板金〜機械修理まで全てこなされる自動車修理工場の社長様・・・お話がとても愉快なお方です・・・。今から数年前・・・まるで呼び寄せられる様に、このセリカに出会い、それ以後、お客様の車両の修理の間をみては、コツコツとレストア作業に取り組んでこられました・・・。

当初一番の問題であったエンジンも、大変調子の良い2TGを見つけ、載せ替える事で本来の調子を取り戻し、オーナー様の努力の甲斐もあって、現在は、電動アンテナとエアコンのファン・スイッチのみオリジナルで無い事以外、東芝製のヘッドライト(!)や当時物のマフラー(!!)含めて全てオリジナルで構成され、気温30度をこえる暑い日でさえ、当時の純正オプションのエアコンを確り効かせて、オーナー様曰く「普段から気兼ねなく普通に走れる73年式セリカ・リフトバック1600GT・・・」となっています・・・!

セリカは国産旧車を代表する人気の車両・・・、OEM含めてアフター・マーケット・パーツは揃う方ですが、リアのハッチ部分や、ドア周り・・・ウエザー・ストリップを含むゴムパーツなど、代替品を流用するか・・・それでもなかなか見つけにくい部分はじっくり探すか・・・、今後の「終わらない楽しみ・・・」を残した状態のセリカですが、機関に関しては、かの2TGエンジンや、T50型トランスミッション・・・そしてブレーキ関係を中心とする足廻りなど、下廻り動画https://youtu.be/lZDfB8UINTEをご覧頂いてもお分かりの様に、プロ職人による“手”が確り入っているのが好印象です・・・。

「顧客愛に溢れるオーナー様・・・!錆は直しても出るので今はほっといている・・・お人柄がとても爽快・・・!」

私も聞いて驚いたのですが・・・。なんとも顧客愛に溢れるオーナー様、このクルマをなんと・・・!
修理に持ってこられたお客様の代車(!)として、「乗りてぇ奴は乗ってけよ〜(群馬弁)」とお貸しになっていらっしゃったとか・・・!とはいえ・・・半世紀前の貴重なクルマ・・・、言われた方の気持ちも、お察しします・・・。実際には、過去にお二人程代車で使われた事があるとの事でした・・・(驚)

外観はエンジンルーム内含めて数年前に全塗装を施し、一見綺麗に見えるボディも、エンジンフード先端には写真でお分かりの様に錆が出始めています・・・。「直しても出るので今はほっといている・・・」とはオーナー様のお話し・・・。お客様のクルマを優先させるが為のお考えでした・・・。

「お客様のクルマを優先させるのでガレージに入れられない事がある・・・工場は年がら年中ひっきりなしに忙しいので、残念ながらこのセリカをガレージに入れられない・・・それが一番の悩みです・・・。」とお伺いしました・・・。年月をかけてコツコツ向き合ってこられ、今は普通に乗れる半世紀前のセリカ・リフトバック・・・。「手元に置いて今後もじっくり仕上げていきたいものの・・・なかなか向かうことが出来ない・・・。」実はこれが掲載理由でいらっしゃるのです・・・。

普段はこのセリカ・リフトバックを普通に移動のクルマとして使っておられるオーナー様・・・。ちょっと止めていても、このクルマを懐かしむ年代の人達に囲まれたり・・・、質問攻めにあったり・・・、「普通に乗っていても追いかけて来られるんだよね〜」と実に楽しそうにお話し頂くのが印象的でした・・・。

「どなたかこのクルマがお好きな方に引き継いで頂き、早くガレージに入れてあげて欲しい・・・。そして外観の目に付く所などバッチリ仕上げて楽しんで欲しいですね・・・」とお話し頂きました・・・。

およそ半世紀にわたる様々な環境、社会背景を生き抜いてきた歴史のサバイバー・・・。現在の状態は下の写真50枚と詳細説明でご確認ください・・・。
仕上がった機関を普段は楽しみ、終わらない夢をガレージでじっくり仕上げる楽しみを持つセリカリフトバック1600GT・・・これもまた国産旧車に触れる大変魅力的な選択肢と感じた次第です・・・。

「筆者の取材後記・・・」

「調子いいからちょっとそこらを乗ってきて・・・!」その言葉に誘われて豊かな田園地帯を、エアコン効かせてじっくりドライブさせて頂きました・・・。キャブレターの心地よさ・・・、大変レスポンス良い2TGエンジンの軽やかな吹け上がりと軽量ボディ・・・カチカチと決まる5速トランスミッション・・・。
実に気持ちよくドライブさせて頂き、「目から鱗・・・」の体験に思わずニンマリとしていました・・・。

下の詳細説明にあるように・・・まだまだ触れる所を残した個体ではあります、しかしそれらはアイデア次第で手探りでも楽しめる部分・・・。自分色で確り染めていける最も楽しみな「最後の化粧・・・」の部分であると思うのです。

「誕生から約半世紀・・・。当時の若者のハートを鷲掴みにしたセリカ・リフトバック1600GTは、今尚人々を振り向かせる魅力あふれるクルマ・・・!」

「ガレージの中の決して終わらない楽しみ・・・」は、きっと一度きりの人生大いに豊かなものへと昇華してくれる事でしょう・・・。
一台の車の存在・・・とは大きなものだと心から思う次第です・・・。

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このとても素晴らしい「1973年式 トヨタ セリカ リフトバック」は現在、群馬県にあります。

個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。
自動車税の月割精算、リサイクル預託金は、ご好意でオーナー様がご負担頂けるとの事です。
よって購入価格は掲載価格のみとなります。
陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

本記事内容は、2021年9月19日10時より、曇天の元、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、実車試乗体験したものを元に、執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
480万円
画像クリックで拡大出来ます
1973年式 TOYOTA CELICA 1600GT LIFT-BACK TA27
車検は令和3年11月まで、現在走行63087km表示していますが不明と致します
バナナ・テール・機関レストア、エアコン稼働車、2TGエンジン状態良いものへ載せ替え済み
東芝製4灯ヘッドライト・・・!オリジナルから健在です。
ボディはエンジンルーム含めて全塗装してあります
別途下廻り動画ご確認ください、エンジンフード先端除き、錆なし状態ご覧いただけます。
ジャパニーズ・マスタングと言われたファーストバックスタイルは今見ても秀逸
バンパー同色ペイント済み、ダックテールが素晴らしく魅力的
ボディに大きな凹みや傷はありません
ノーマルの車高を保持する車両です
エンジンフード先端のサビ・リアのグリルを除き良い状態の車両です
ハニカム構造のグリル・・・バッジも健在
ホイールは当時物ロンシャンを選択・・・タイヤは交換時期です
バンパー下廻りはこの通り・・・さび・傷・当てなく綺麗です
オリジナルの東芝製ヘッドライト・・・
水が溜まりやすいエンジンフード先端、ここに錆が集中・・・
フェンダーミラーはオリジナルルックの新品交換済み
樹脂パーツ健在、造形豊かな意匠は健在です
アクセントパーツ健在です
ルーフの状態もよし、メッキモール類は磨いてあげたい所・・・
リア・ハッチのゴムパーツは状態よく残ります
リフトバックのエンブレム健在です
バナナテール、レンズは白濁あり、グリルは剥がれがあります
給油口蓋にある2000GTエンブレムはエンブレム・チューン・・・当時の名残
ここの剥がれは補修してあげたい所・・・
なんと!当時物のタイコ部分・・・補修痕が確認できるもすごい事です・・・
下廻り各所はサビなし良い状態、リフトアップ状態を動画撮影していますのでご覧ください
給油口・・・汚れあります、綺麗にしてあげたい所・・・
ボディサイドのエンブレムは健在です
このあたりもサビなしの状態です・・・
オリジナルステアリングは経年相応、割れや欠けはありません
シートは破れ、ほつれはありません・・・。磨けば光る部分です
当時の若者を熱狂させたインパネは健在です・・・!
オリジナル純正オプションのエアコン健在!シフトブーツは新品が付属します
年式相応のインナードアパネル・・・外れ・壊れはありません
当時未来的デザインであったヘッドアップディスプレイ、サンバイザー共に健在
+2のリアシートは足元カーペット共、状態良く残ります
未再生・未塗装で残るシート下、フレーム補強部分
運転席カーペット下、サビなし、状態よし、カーペットくさりなし
リフトバックからのラゲッジ・ルーム、カーペットは傷みあり
リアハッチの水抜き周辺・・・ここには錆痕ありません・・・反対側も同様でした
リア・ハッチ下ウエザー・ストリップは要交換・・・ハイエースの物が代用できるとか・・・
赤く結晶塗装された2TGユニット・・・キャブレター周辺もオリジナルが色濃く残ります
確り手が入ったエンジン・・・コンプレッサーが稼働する音が動画でご覧いただけます!
コーションプレートとフェンダーのボルト箇所・・・大きくサビなしも変色あり
エンジンフード内側・・・大きな傷みは先端のみ
リフトアップした状態で撮影、ブレーキ類オーバーホール済み、オイル漏れ見られません
トランスミッション部・・・油脂漏れ・・・オイル汚れはありません
マフラータイコ部含む下廻り全体像・・・このあたりは確り手が入っています
開口部全オープンのイメージ、是非仕上げてお楽しみください
 


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