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スバル 360 スーパーデラックス オーバートップ 1968年式
車検 2024年11月 走行 41,630km
(メーター読み)
備考 後期型、オールペイント、白の88ナンバー(軽自動車扱い)
長さ 299cm 130cm 高さ 136cm 重量 640kg 排気量 356cc
取材日2023年2月26日

★スバル 360 スーパーデラックス オーバートップに関して
1958年に登場、航空機技術を応用した超軽量構造を採用し、限られた空間で必要な居住性を確保するための新しいアイデアが数多く導入された量産型軽自動車であり、そのコンパクトなデザインから、「てんとう虫」の通称で呼ばれている。

モノコック構造の超軽量車体後部に空冷エンジンを横置きしたRRで、後方ヒンジの前開きとし、ドア開口面積を前輪直後まで確保して、乗降性を良好にするようにされている。

1963年にマイナーチェンジされて登場したスーパーデラックス オーバートップは、オーバートップ(4速)を装備しており、搭載される空冷2サイクルエンジンは、356ccの排気量から、最高出力25hp/5500rpm、最大トルク3.5kg-m/4500rpmを発揮し、最高速度は110km/h、高速巡行速度は80km/hであった。

◆当車について◆
2021年12月に購入、オーナー歴不明、取説・マニュアル関連あり、整備記録は一部あり、屋外にてボディカバー保管、修復歴あり、ETCなし、スペアキーあり

※型式/K111、原動機の型式/EK32、車台番号/K111-301●●●
※年式に関しては1968年(昭和43年)と聞いているそうですが確証はありません。

◆エクステリア◆
ボディは昨年オールペイントされたばかりで、色艶は良好で、ドアの内側の元色に合わせて塗られていますので違和感はありません。

ルーフはアクセントを入れたいとの意向で、ライトグレーで塗られていますが、センス良く仕上がっています。

バンパーはオリジナルではメッキに黒のモールが付く様ですが、シルバーで塗られています。

車高は5cm程下げられていますが、元に戻す事は可能です。
なおオリジナルの状態は、ホイールハウスのクリアランスが大きく、リアタイヤは逆ハの字(ポジティブキャンバー)になっています。

ルーフはFRP製で、リアウインドウはアクリル製ですが、製造より55年経過した現在でも透明感があり、LとIKIS?の打刻、更には当時のステッカーもそのまま残っています。

左のフロントフェンダーには初代のオーナーのイニシャルである「K」のエンブレムが付けられています。

ホイールキャップには所々に歪みがありますが、概ね良好です。

タイヤはダンロップのSP10、2019年14週製造の145SR10で、8分山以上あります。

修復歴に関しては、オールペイントした際に、ボディサイドにパテで修復した跡があったとの事で大きなダメージでは無かったようですが、モノコックボディの性質上、その様に記載しています。

気になる点としては、左サイドのサイドシル部分のパテが剥げている箇所があります。

また鬼門の錆に関しては、下回りを含めて比較的軽微で腐りも無く、保管状態が良かった事が伺えます。

◆インテリア◆
車内はオリジナルの状態を保っています。

当時オプションだったヘッドレストは黒ですが、赤は無かったとの事です。
リアシートは大人2人が乗るにはちょっときついですが、子供であれば普通に乗れます。

ビニールレザーのシートはオリジナルのままですが、残念ながら経年劣化による破れがあります。
ただ、同じ様なシート地が販売されているので、張り替えは可能との事です。

ミッションは4速MT、オーバートップが4速扱いとなりますが、使い方は至って普通です。

純正のラジオは屋根の淵にラジオ用アンテナ線を内蔵しているため、聴く事が出来ます。
またCD及びUSB対応のオーディオがダッシュボードの下に付けられています。

ヒーターは緩やかながら効きます。

クーラーはありませんが、フロントのベンチレーションやサイドウインドウの三角窓、リアのサイドウインドウを開けると風が通り抜けるため夏場でも凌ぎ易いそうです。

オドメーター41,630kmは確証が無いため参考値ですが、もしかしたら、実走行かもしれないとの事です。

気になる点として、左ドアのウインドウを巻き上げる最中に途中でガラスがずれてしまうため、補正が必要ですが、大した事では無いと思います。

なおフロントトランク内にはスペアタイヤは装備されていません。

◆エンジン・整備関連◆
エンジンはチョークを引いてスタートさせます。
暖まっていれば軽くアクセルを踏み込むだけで始動出来ます。

アイドリングは時々バラつく事がありますが、許容範囲だと思います。
フケ上がりも良好で、異音や異臭、オイル漏れはありません。

燃料パイプにはコックが付けられており、長期間乗らない場合は、キャブに余計なガソリンが行く事を防いでいます。

整備記録は前オーナー時の物が1枚あるだけですが、購入してからはキャブの調整(フロート、ニードルの変更)や、バッテリー、タイヤを変えた程度との事です。

◆オーナーさんより一言◆
この360は2年程前に、知り合いの車屋さんから紹介されて個人売買で手に入れました。

ボディには傷や凹み、錆があったため鈑金に出して、オールペイントしました。

市街地走行では普通に乗れますが、25馬力しかありませんので、山道に行くとパワー不足で上りがきついです。
高速では80km/hの巡航は可能ですが、100km/h近く出すとちょっと怖いです。

まだ手を付けたい箇所はありますが、新たな車が手に入ったため、車庫事情により手放す事にしました。

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
オーナーさんはエンスーの杜の常連様です。
色々と味のある車をお乗りですが、今回はこのキュートな360をご出品頂きました。

VWのタイプ1を圧縮してコンパクトにしたようなスタイルですが、そこはスバルならではの様々なノウハウが伺えます。

現在の車の主流である大型ボディ、大馬力、安全性、快適性、信頼性とはどれにもあてはまりませんが、ノスタルジックさに勝るものはないと思いますし、車の原点を堪能するのも面白いと思いますので、ぜひともこのまま動態保存して頂きたいです。

なお、価格の中にはパーツ類(段ボール箱5個分)も含まれており、エンジン本体やエンジン関連の補器類、足回り等が主で、殆ど中古品ですが、全てお付けするそうです。(明細あり)
但し、状態の保証は出来ませんので、おまけ程度とお考え下さい。

よって、引き取りの際は積載車で来られて、車とパーツ類を載せて帰られる事をお勧めします。

また車のみ欲しいので、その分値引きして欲しいとか、パーツのみ欲しいと言うのもご遠慮下さい。

◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、自動車販売店ではありません。
また掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントは2023年2月26日の取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールでの価格交渉はご遠慮下さい)

◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんの都合上、日程は日曜日でお願い致します。

◆購入される場合◆
・車両代金のみ 
※自動車税やリサイクル料の精算はありません。
※個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。

 140万円→130万円
 
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1 応年の名車、スバル360
2 ボディはレストアされオールペイントされている
3 ルーフはライトグレーで塗られている
4 車高はオリジナルより5cm程低くしてある
5 屋根のふちにラジオ用アンテナ線を内蔵
6 空冷のエンジンをリアに搭載
7 リアのスリットはエアーインテーク
8 キーロック付きのガソリンタンクの蓋、容量は25L
9 バンパーはシルバー一色で塗られている
10 バルブはハロゲン、リフレクターの焼けは無い
11 ボディの色艶は良好
12 夏場には重宝するベンチレーター
13 天井部分はGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製
14 リアウインドウはアクリル樹脂製
15 ホイールキャップには凸凹がある
16 ドアは前ヒンジタイプ
17 左サイドに傷や凹みは無い
18 ファーストオーナーのイニシャルが付けられている
19 夏場には有難い三角窓は問題無く開閉する
20 リアウインドウはチルトが可能
21 右サイドにも傷や凹みは無い
22 ダンロップの10インチタイヤは8分山以上
23 テールランプには艶がある
24 新車時のステッカーの色褪せは軽微
25 リアウインドウに打刻されたマーク
26 テールランプはブレーキとウインカーを兼ねている
27 オリジナルのバンパーはメッキに黒のモール
28 テールランプのゴムモールには切れがある
29 フロント下部周辺の錆は軽微
30 右のサイドシルやフロアの状態も良好
31 左サイドのサイドシルにはパテの剥がれがある
32 マフラーの錆は表面に僅か程度あるだけ
33 乗降が楽な開口部、ドア下は綺麗
34 シンプルなドアの内張
35 オリジナルが保たれたシンプルな車内
36 実走行距離ではないかと思わせるオドメーター
37 ダッシュボードのクラックは無く、純正のラジオは聞く事が可能
38 CDとUSB対応のケンウッドのオーディオ
39 OT(オーバートップ)が4速となる、フロアにはチョークとヒーターのレバー
40 オリジナルのベンチシートには切れがある
41 黒いヘッドレストはオプションだったとの事
42 緩やかに効くヒーターの吹き出し口
43 リアシートも座面に切れがある
44 小物置きとしても使用出来るスペース
45 天井の垂れは無い
46 スペアタイヤは搭載されていない
47 バッテリーは交換、フロアは無い
48 エンジンに水が掛からない仕組みになっている
49 2ストのエンジン、オイルは自動で混合される仕組み
50 希少な整備マニュアル付き
 


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エンスーの杜 神奈川
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