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◆バーキン・セブンについて
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ロータスセブンに源を発する、ピュアオープンスポーツカーのバーキン・セブン。
バーキン・セブンは南アフリカが発祥地です。チャップマンが新しいスポンサーを探し求めた先が南アフリカだったのがきっかけです。サウスアフリカ・ロータス・プロジェクトが立ち上がった矢先チャップマンは突然の死を遂げます。チャップマンの意志を継ぐべく、ミセス・チャップマンがサウスアフリカ・ロータス計画を継続しました。そこで誕生したのがバーキン・セブンです。1983年から本格的に生産を開始しましたが、当時頭を持ち上げてきたアパルトヘイトの問題から南アフリカは急激な不況に襲われ、ロータスの刻印が打たれたバーキン・セブンは、わずか20台ほどで生産が終了となります。チャップマンの計画は終わってしまいました。その時、ジョンバーキンワトソン氏率いるバーキン社が名乗りを上げます。そのままセブンを作り続けることになりました。元々クラブマン・レース用に設計されたセブンでしたが、バーキンが目指したのはストリートだったそうです。ストリートでの扱いやすさと、耐久性を重視した設計であることがバーキン・セブンの大きな特長です。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、2.0リッターのZetecエンジンを搭載したS3(シリーズ3)です。バーキン S3は1998年からニューシャシーとなり、車体剛性が向上しているのは勿論の事、ブレーキ関係もツインマスターシリンダーとなり、調整が出来るようになっています。
エンジンは直列4気筒DOHCエンジン、ニコルソン マクラーレンのチューニングにより150psを発揮し、更なるチューニングによりパワーを250psまで引き出すことが可能だったそうです。
しかしながらコスト面で僅かしか作られなかったそうです。希少なモデルといえます。
現オーナーさんは個人売買で購入し、タイヤを新品に交換、エンジンオイル交換、点火プラグ交換、エキゾーストマニホールドにバンテージを巻き付け、スペアタイヤステーを短くカットなど、いざこれからというときに、どうしても欲しい車が出てきたそうです。大切にして頂ける方に引き継いで頂きたいということでエンスーの杜への掲載となりました。
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◆ボディ
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購入時にアルミパネルのくすみがありましたので、オーナーさんが2日掛けてピカピカにします。ボンネットは多少の凹みやキズがあります。FRPのフェンダーに目立ったクラックはありませんでした。
スペアタイヤステーは短くカットしています。
左右のヘッドライトカバーのフェンダー側に凹みがあります。これは、フロントフェンダーステーが上下したときに当たったためです。そのため、ヘッドライト本体を内側にオフセットしているそうです。
サイドミラーは、バイク用ミラーに変更、純正ミラーはありますので付けて頂けます。
幌、幌骨、サイドカーテンは持っていらっしゃいます。ウインドウスクリーンに少し汚れがありましたが清掃できれいになるレベルです。
ホイールはワタナベのアルミホイール、タイヤサイズは、フロントが185/60R14、リヤが195/60R14です。
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◆インテリア
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ノーマルのインテリアですが、シートベルトはシュロスの4点式シートベルトに交換しています。純正の3点式シートベルトもありますので付けて頂けます。
スイッチ、計器類に不具合はありません。
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◆機関
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ニコルソン マクラーレンがチューニングしたZetecエンジンです。プラグカバーにニコルソン マクラーレンの文字の浮き出しがあります。
ウェーバーキャブレターのサイズは45Φ、ツインキャブの奏でる吸気音は最高です。
エキゾーストマニホールドはタコ足、マフラーはサイド出し、どちらもステンレス製です。
ラジエターはアルミ製です。
トランスミッションは5速マニュアルです。
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◆足回り
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ノーマルの足回りです。
ステアリング形式:ラック&ピニオン式
サスペンション形式(前):ダブルウィッシュボーン
サスペンション形式(後) :パラレルトレーリングアーム
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ディスク
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。