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ロールス・ロイス コーニッシュⅠ クーペ ミュリナー・パークワード コーチビルド 1974年式
車検 一時抹消登録 走行 5桁表記 4,718km
(不明)
備考 ・本国仕様右ハンドル、Km表示車 ・希少メッキバンパーシリーズI ・CORNS輸入物 ・外装ブリティッシュ・グリーン全塗装済み ・内装コノリーレザー張り替え済み ・要ブレーキオーバーホール等、長期ガレージ保管車につき調整必要 ・クロームメッキパーツ錆浮くもりあり ・VIN# CRH11703 ・型式 CR ・車名 ロールス・ロイス
長さ 517cm 183cm 高さ 149cm 重量 2290kg 排気量 6748cc
取材日2022年7月19日

「生産台数僅か437台・・・右ハンドル本国仕様の超希少車ゆえ、何とか蘇らせたいというオーナー様の想い・・・。BG外装〜コノリーレザー内装レストア済みのアイアンバンパー初期型コーニッシュ I クーペ・・・!長らくコレクターの元でガレージ保管されてきた個体は、公道再デビューまであと少し・・・!」

右ハンドルの本国仕様・・・アイアンバンパーのロールス・ロイス コーニッシュⅠ・・・最上級ミュリナー・パークワード架装と聞いて、取材前から筆者の心はずっとざわついておりました・・・。

名前からして麗しい・・・、その名も“コーニッシュ”・・・。もともとは1939年製ベントレーの試作車に初めて使われた美しい名称・・・。それは南フランス、コートダジュールの美しい湾岸道路の名称に由来しており、名は体を表すとはまさにこの事とばかりに、うっとりするほど質感の高さで、これに乗る万人を必ず魅了する・・・、19世紀ビクトリアン・イメージを昇華した、動くミッドセンチュリー的インテリア空間・・・という高い品格を素晴らしく表現しています・・・。

王室貴族を唸らせ続けた英国最高峰コーチビルダー、“ミュリナー・パークワード”の熟練職人による、全てハンドメイドのボディ仮装とインテリアの設え・・・、壊れない神話を欲しいがままにしたロールス・ロイス製シャーシとのミラクルなレベルでの融合は、ショーファー・ドリブンにより後部座席に乗車される御方のみならず、そのショーファーからステアリングを奪い取り、自らステアリングを握るオーナー・ドライバーに至福の時間を与える事ができるという、今の時代には存在しない“至高のクーペ”であり、製造から半世紀近く経った今日「最後の・・・そして安心してハイレベルなドライブが可能な貴重クラシック・ロールス・ロイス」へと昇華したのです・・・!

筆者の心がざわつかない筈ありませんでした・・・。

「失われた英国の伝統・・・英国トップコーチビルダー、ミュリナーパークワード社とは」

現代のベントレー製モデルにおいては、当時の生き残りの匠の存在で、辛うじて「ミュリナーパッケージ」というラインナップが存在しますが、ミレニアムの声が聞こえ始め、合理的・コスト重視の現代ビジネスモデルが当たり前となった時代に、非常に惜しまれながらも姿を消した、英国伝統工芸品、匠職人達のハンドメイドによるボディ架装がなされた、真の英国文化を語れるクルマ達がありました・・・。

王族・貴族と言った世界中の富裕顧客のどんな要望にも応える架装技術、16世紀の馬具製造から始まり18世紀の馬車製造への歴史、その伝統的匠の技術を重んじる20世紀までの英国では、今日の電子制御制ロボット工業による合理的物作りで姿を消した、職人制手工業コーチビルドと言う製造方法が高級車製造では通常の事でした・・・。スタンダードなモデルとは全く異なり、すべて顧客の要望に基づき製造される手法は、特にロールス・ロイス社においては機械製造会社とボディ製造(コーチビルダー)を明確に住み分けしていたのです・・・。

最盛期は200社以上あったコーチビルダー、その中でも英国トップ2のコーチビルダーであったミュリナー社とパークワード社は、歴史の流れの中で合併し、他のコーチビルダーには到底真似ができない、アルミニウムを使ったボディ架装技術とインテリアフィニッシュの良さで戦後の富裕階級顧客の心を大きく掴み、ミュリナー・パークワード社は、英国トップのコーチビルダーとして歴史に名を残し、その後も世界中の王族・貴族の要望を満たし続けたのです・・・。

「マニア垂涎の初期型右ハンドル・・・アイアンバンパーを備え、ツインSUキャブレターでマネージメントされるロールス・ロイス社製OHV V8 6748ccの超静寂ビックトルクエンジンを持つコーニッシュ Iは、まさにビクトリアン・ビューティ・・・実に優雅で美しい・・・。」

今回ご紹介する、実に環境の整った室内環境で保管される初期型74年式コーニッシュ Iは、外装と内装が数年前の前オーナー時代にリフレッシュされた物と伺いました・・・。貴重な初期型モデルとして、数年間ガレージで眠っていた個体を、なんとか意志を引き継いで頂き、もう一度晴れて公道で走らせて欲しいという、この個体を譲り受けられた現オーナー様の強いご希望でこの度の出品となっています・・・。

まず一瞬で心が動くのが、本国仕様右ハンドル初期型コーニッシュ Iの風格に実によく似合う、数年前に再塗装されたブリティッシュ・グリーンのボディカラーを持つ威風堂々な外観です・・・!直線と曲線がミラクルなバランスで交差する匠職人の手によるボディの作り込みは、到底機械生産では出せない素晴らしい物で、巧妙なペイントワークと相まって実に「豊潤・しっとり感」満載・・・!私の角膜を通して伝わるその質感は、思わず「素晴らしい・・・・!」と感嘆の声が漏れる程です・・・!

重厚なドアを開け、インテリアに目を移すと、これも数年前にコノリー社レザーを用いて張り替えが実施されたインテリア空間が現れます・・・。
触らずとも十分に「あの厚み」が感じ取れるタンカラーのレザーシートは、ステッチワークにうっとりするほど・・・。安心感極まりない車上の座り心地は、世界の王族・貴族が納得するハイエンド・ヨーロピアン・ソファの如く素晴らしい物でした・・・。
名門コーチビルダー・ミュリナーパークワード・・・。その匠のクラフトマンシップは随所で見られ、インテリア・アクセントとして見事に存在する、極めて上質のウオルナットの美しい木目だけを厳選してアレンジされたウッドワークなど、まるでチッペンデール作のアンティーク・ファニチャーを見るような美しさ、加えてドアノブの造形・・・。極めつけは伝統工芸アート的各スイッチの造形など、素晴らしくビクトリアンな空気が漂う空間なのです・・・。

パルテノン宮殿上にある、ナイキ像をモチーフに彫刻家チャールズ・ロビンソン・サイクスが製作した“The Spirit of Ecstasy”通称「フライング・レディ」マスコットが道先案内人のごとく、威風堂々優雅に進む様は車好きならば誰もが「至福」と感じる事でしょう・・・。ちょっと高めの見晴らしの良いドライバーシートに座ると、この車がゆうに5mを超えるサイズとは思えない程、見切りが良いことに気が付きます・・・。

気品高く流麗なアルミを多用した造形は、まさにミュリナー・パークワードのお家芸とも言えるもので、素晴らしい造形美の数々は工業製品の域を超えた伝統工芸品・・・。一見したところスティール製のボディを持つ量産モデル、シルバーシャドウに似ているようにも感じられますが、実は全く別物・・・。コーニッシュは熟練工がアルミパネルを手叩きするという手法で一台一台手造りしたものとなり、その製作にはシルヴァーシャドウの二倍程の工程と製作期間を要した、究極のハンドメイドなのです・・・。
よってこの独特の車内に座っているだけで感じ取れる感覚は・・・ロボットで作られた現代のハイスペックなクルマでは決して味わう事は出来ない物・・・。まさに「古典的職人によるハンドメイド品」のみが持つ空気感・・・。時代背景を同じくして製造された工芸品、ラリックやガレ、ドームなどの素晴らしいガラス工芸美術品を観た脳裏に響く“あの感覚”と全く同じ物なのです・・・!

そして・・・キーをひねりエンジンをイグナイト! 何もむずかる事なく一瞬でアルミ・シリコン合金製ブロックとアルミ製シリンダーヘッド、そして鋳鉄製湿式シリンダーライナーを持つ6748cc伝統のOHVエンジンは目を覚まし、一瞬の咆哮の後、実に静寂なアイドリングへと移行します。それを表現するなら平穏そのもの、実に「豊潤な静寂」がありました・・・。

実に味わい深いこの感覚・・・、是非動画でもじっくりとご覧ください・・・。

「何方かご意志ある方にクラシック・ロールス・ロイスを生き返らせてもらいたい・・・。現オーナー様の真摯な願い・・・」

残念ながらあの実に芳醇な、「ズンッ・・・!」と踏むと膨大なトルクでマジックカーペット如く「スゥー・・・」と加速するOHVロールス・ロイスV8エンジンの走りを堪能することは、今回叶いませんでした・・・。

現在この車両は抹消登録中・・・。現オーナーのご意思で、長い眠りからやっと覚めた際に、燃料ラインこそ安全の為手を入れられ、エンジン始動は問題なく往年のスムーズさを感じられる様になりましたが、暫く動かしていなかった為か、若干ブレーキの固着が見られる等、本格的に車検を取得して公道走行を実施するには、相応のメンテナンス作業が今後必要と思われます・・・。

また、数年前にブリティッシュ・グリーンでリフレッシュされたボディ全体はサビも無く綺麗な状態ですが、右ライトカバーを除く各メッキパーツ(左ライトカバー、フロントバンパー、リアバンパー、ドアハンドル、トランクリッドハンドル、各サッシ類)には錆浮が見られ、もちろん味わいとしてこのままでも走行に影響は無い物の、クラシック・ロールス・ロイスを荘厳かつ流麗に乗るには、再メッキ作業が必須と思われます・・・。

貴重な個体とはいえ早合点することなく、この辺りもじっくり動画をご覧ください・・・。

「何方かご意志ある方にクラシック・ロールス・ロイスを生き返らせてもらいたい・・・。」それが現オーナー様の真摯な願いです・・・。それを大きく感じた今回の取材だったのです・・・。

「1974年式ロールス・ロイス・コーニッシュ I クーペ ミュリナー・パークワード コーチビルト取材後書き・・・」

英国ビクトリアン後期より英国自動車の歴史を作ったチャールズ・スチュアート・ロールズ卿と技術者フレデリック・ヘンリー・ロイス卿により創設され、今日乗用車製造においては言うまでもなく最高級車の代名詞となったロールス・ロイス社・・・。

アルミ・シリコン合金製ブロックとアルミ製シリンダーヘッド、そして鋳鉄製湿式シリンダーライナーを持つ伝統のOHV、V8 6230ccユニットは大変効率的に頑丈にできており、「メカニックやドライバーが余程の事をしない限りまず壊れない・・・」と言われる、かつての「ロールス・ロイスは壊れない」という神話の裏付けにもなった名機です・・・。
このエンジンはロールス・ロイスらしく神秘的イメージも十分、エンジン詳細スペックは発売当時から今日も「非公開」となっており、当時のスペックデータを探してみても“ENOUGH”「十分ある」とのみ表現されているのです・・・。
「160万キロにも及ぶベンチテストを経て顧客にデリバリーされる「壊れない神話」を持つこのロールス・ロイス伝統のエンジンにとって走行数万kmはまさに慣らしが終わった所、このエンジンが美味しいのはまさにこれから・・・」英国本国の文献読みあさって見つけた実に懐の深い一文です・・・。

「絶対乗った方が良いよ、生活が変わるよ・・・」

とは以前ロールス・ロイス所有歴40年のエンスージアスト様から言われた言葉です・・・。
貴重なロールス・ロイスを再生して、今日の環境でドライブするのに理由などきっと必要ありません・・・。所有することで心から喜びが湧き起こる感覚を、限りある人生の中で取り入れることが出来れば、発想や思考がどんどん豊かな物になる事でしょう・・・。まさに “人生あがりの一台”として最もマニアックなアイアンバンパーを持つコーニッシュ Iは豊かな感性を表現してくれる一台であると思う次第です・・・。

「生産台数僅か437台・・・右ハンドル本国仕様の超希少車ゆえに何とか蘇らせたいというオーナー様の想い・・・。BG外装〜コノリーレザー内装レストア済みのアイアンバンパーを持つ初期型コーニッシュ I クーペ・・・!長らくコレクターの元でガレージ保管されてきた個体は、公道再デビューまであと少し・・・!」

是非我こそは・・・と思われるエンスージアストの方がおられれば、現オーナー様のご意志を引き継いで頂ければ幸いです・・・。

超希少車との出会いに静岡県御殿場市までお越しください・・・。

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このとても素晴らしい「1974年式 ロールス・ロイス コーニッシュⅠ ミュリナー・パークワード コーチビルド」は現在、静岡県御殿場市にあります。

本車両は、個人様からの出品依頼ですので、消費税や諸費用等はかかりません。
また現在一時抹消登録中車両ですので、自動車税月割計算は不要となります。
搬出並びに陸送等は購入者様の方でご手配をお願いいたしますが、筆者の業務でも、クラシックカー輸送業務を取り行っております。ご希望がありましたら是非ご相談ください。

【お問い合わせに際して・・・】
このページの車両は、車の個人売買情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様のご依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。

本記事内容は、2022年7月19日13時より、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、助手席試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。

掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。

何卒宜しくご検討下さい。

777万円
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1974年式 ロールス・ロイス コーニッシュⅠ クーペ ミュリナー・パークワード コーチビルド
車検 一時登録抹消 走行五桁表記 4718km(不明)
本国仕様右ハンドル、Km表示車
希少メッキバンパーシリーズI
CORNS輸入物
外装ブリティッシュ・グリーン全塗装済み
内装コノリーレザー張り替え済み
要ブレーキオーバーホール等、長期ガレージ保管車につき調整必要
クロームメッキパーツ錆浮くもりあり
VIN# CRH11703 ・型式 CR ・車名 ロールス・ロイス
生産台数僅か437台・・・右ハンドル本国仕様の超希少車ゆえ、何とか蘇らせたいというオーナー様の想い・・・。
長らくコレクターの元でガレージ保管されてきた個体は、公道再デビューまであと少し
威風堂々でエレガント・・・コーニッシュの品格
左ライトカバーのクロームメッキに錆浮あり
ラジエーターグリル上クロームメッキに錆浮あり
ナイキ像をモチーフに彫刻家チャールズ・ロビンソン・サイクスが製作した“The Spirit of Ecstasy”通称「フライング・レディ」マスコットは健在
グリルのメッシュは綺麗な状態です
フロントバンパークロームメッキに錆浮あり
左ライトカバーは綺麗な状態で残ります
アルミ叩き出しボディの非常に美しいライン
ボディコンディションは下回り含めて良い状態です
ハンドドローイングされたピンストライプは見事に再現されている
伝統的ミラーは良い状態
ドアハンドルのクロームメッキは再メッキが必要
サッシも磨き込みが必要
三角窓サッシも磨き込みが必要
リアウインドウ周りは良い状態で残る
英国伝統的スタイル、ルーカス製ランプカバーは良い状態
リアバンパーのクロームは再メッキが必要
右ドアハンドルも再メッキが必要
上質感あふれるインテリア・・・コノリーレザーを用いてレストア済み
上品なオリジナルステアリングは風格あるスタイル
メーターパネルのウッドも良い状態
コンソールのレザーも張り替え済み
km表示されるメーターパネル、スミスの計器が並ぶ
ドライバーズカーの雰囲気を醸し出すセンターコンソール
ミュリナー・パークワードのプラークが埋め込まれるウオルナットパネル
レストアが施され雰囲気の良いインテリア
インナードアパネルも良い状態で残る
ミュリナー・パークワードのスカッフプレート
オリジナルで残るステアリングコラムが美しい
ドライバーズシートの状態もこの様に美しい
ナビシートも同様に美しい状態
コノリーレザーで張り替えられたリアシートは座り心地も素晴らしい
レストアされ良い状態のルーフ
ツインSUキャブレターがコーニッシュⅠの特徴
始動性もとてもよい伝統のOHV V8エンジン
インシュレーターは張り替えが必要
トランクも良い状態で残る
あと少し・・・手を入れてあげれば・・・メッキバンパーのコーニッシュⅠが蘇る


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