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取材日2020年12月11日 |
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「人生を一変させる深い味わい・・・。極上コンディション、クラシックロールスの境地に陶酔する。」 英国ビクトリアン後期より英国自動車の歴史を作ったチャールズ・スチュアート・ロールズと技術者フレデリック・ヘンリー・ロイスにより創造され、乗用車製造においては言うまでもなく高級車の代名詞となったロールス・ロイス社。その高級なイメージと共にかけ離れた技術水準の高さから「壊れない」神話が多数存在するのも一つのロールスロイスのアイデンティティです。
“Rolls-Royce Silver Cloud III”
シルバークラウドは1955年から1965に製造され、時代を追うごとにIからIIIへと進化します。本日大変幸運にもここでご紹介できる、シルバークラウドIIIは1962年から生産された最終型。それまでのシングルヘッドライトからデュアルヘッドライトに変更され、かのパルテノン宮殿がモチーフのラジエーターグリルも1.5インチ下げられ、より精悍なデザインに変更されます。シルバークラウドIIIは、この精悍でバランスよく威風堂々なボディデザイン、そしてロールスロイス社が最後に世に送り出したボディ・シャーシ共自社生産の最終モデルとして、世界中の愛好家の心を半世紀以上たった今でも鷲掴みにして離さないモデルなのです。
「至福の空間、アンティークのごとく美しく素晴らしい手作りの工芸品・・・。」
絵画芸術など美しい物を大切にされる、感性豊かなオーナー様の元に伺うと、実に気さくに「堀川さんに原稿書いてもらうのだからじっくり乗ってみて!」とこの大変貴重なシルバークラウドIIIを数時間私に託してくださったのです!
「ロールスロイスエンジンスタート儀式〜ステアリングを握ってみると・・・」
寒い冬の朝、ショーファーはきっとこの車でパッセンジャーをお乗せする際に少なくとも数十分の「儀式」を行なった事でしょう。今回の取材は幸運にもちょうどその「儀式」が体験できる12月上旬でした。冬場の冷間時まず一回アクセルを踏みオートチョークをオンにします、キーをオンにしてイグナイトせず、そのまま待つ事2〜3分、燃焼室に電気式ヒーターが入り温めます。ゆったりとした時間を素晴らしい室内で存分に楽しむ時間を取った後にキーをさらに一段捻りイグナイトします。オートチョークの恩恵でツインSUキャブレターにてマネージメントされた総アルミ合金製V8ユニットはすぐに目を覚まします。徐々に8つのシリンダーの脈がそろってきて回転が上がりますが、慌てる事なく「十分」に暖気させてから一度アクセルオンし、オートチョークを解除すると、「シュバンッ!!」と言う実にシャープなV8サウンドを一瞬響かせ総アルミ合金製V8ユニットは安定したアイドリングへと移るのです!もちろん夏場には簡略化されるこの「儀式」ですが、当時の最新と現代においての古典が入り混じる、クラシックロールスロイスならではのなんとも深い味わいが堪能できるオーナー様のみの時間なのです。 ずいぶん昔に「古いロールスはブレーキ踏んでもゆっくり止まる」と某有名自動車漫画で読んだ記憶がありました、しかし良く整備されたロールスロイスにおいてそれは違っていたのです。この当時の最新技術ブレーキサーボが排気圧を利用するので、ポンピングすると実に安定して「グッ」と止まってくれます。個性的な大容量ドラム式ブレーキですが、コツさえわかればとても安心して強力なストッピングパワーを与えているのです!
「取材後書」
こんなに素晴らしいロールスロイスなぜ手放されるのでしょう? 今回の記事をご覧いただき、いつもは使わない擬音表現が沢山あったとお気づきのはず、私の取材メモを読み返してみても、感極まり自分で読み取れない意味不明のメモの羅列だったのです。それほど素晴らしいロールスロイスシルバークラウドIII、「究極の至福」というこの車の存在は持つ方の人生を大きくポジティブに転換する事は言うまでもありません。 すでに半世紀・・・、これだけの個体は出てこない事でしょう。これから最高の状態で所有する事を楽しまれ、時折ドライブしてはその超越した空気を存分に体内に取り込む事ができるのが新オーナー様の特権です。 これに乗られるお方の感性が、そして魂が歓喜の声を上げる!日常がこの上なく素晴らしく、人生が豊かに日々ドラマチックに変化する事でしょう。
この素晴らしい車両は現在、群馬県にあります。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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1250万円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
画像クリックで拡大出来ます | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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