エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る


Rolls-Royce Silver Cloud Ⅲ 1964年式
車検 車検切れ 走行 40334Mile 備考 並行輸入 完全レストア車両 右ハンドル車
長さ 534cm 191cm 高さ 162cm 重量 2120kg 排気量 6230cc
取材日2020年12月11日

「人生を一変させる深い味わい・・・。極上コンディション、クラシックロールスの境地に陶酔する。」

英国ビクトリアン後期より英国自動車の歴史を作ったチャールズ・スチュアート・ロールズと技術者フレデリック・ヘンリー・ロイスにより創造され、乗用車製造においては言うまでもなく高級車の代名詞となったロールス・ロイス社。その高級なイメージと共にかけ離れた技術水準の高さから「壊れない」神話が多数存在するのも一つのロールスロイスのアイデンティティです。 
ある紳士がヨーロッパ旅行の最中スイスの山道でクランクシャフトのスプラインを舐めてしまった話、紳士がロールスロイス社に電話して必要部品を送ってもらうよう要請すると、僅か数時間後ヘリコプターでエンジニアが数人到着、その場で修理しあっという間に飛び去ります。帰国後、紳士は修理代の請求が来ないことをロールスロイス社に電話すると「当社の記録にはそのような事実はございません」と言われます、「しかし現に私はスイスで、クランクシャフトを破損し、空輸してもらったんだ」と食い下がると「お客様、ロールス・ロイスのクランクシャフトは壊れません」と言われたエピソードは正にロールスロイス社の生み出す素晴らしい車両を物語っています。

 

“Rolls-Royce Silver Cloud III”
ロールスロイス社が最後に世に送り出したボディ・シャーシ共自社生産の最終モデル

 

シルバークラウドは1955年から1965に製造され、時代を追うごとにIからIIIへと進化します。本日大変幸運にもここでご紹介できる、シルバークラウドIIIは1962年から生産された最終型。それまでのシングルヘッドライトからデュアルヘッドライトに変更され、かのパルテノン宮殿がモチーフのラジエーターグリルも1.5インチ下げられ、より精悍なデザインに変更されます。シルバークラウドIIIは、この精悍でバランスよく威風堂々なボディデザイン、そしてロールスロイス社が最後に世に送り出したボディ・シャーシ共自社生産の最終モデルとして、世界中の愛好家の心を半世紀以上たった今でも鷲掴みにして離さないモデルなのです。
シルバークラウドIIIは、その優雅で気品あふれるボディスタイルは勿論の事、半世紀経過した今日現在触れても感動すら覚える程、高水準技術テクノロジーを凝縮したモデルです。神話化する程頑丈な機関と整備性の高さ、後ほどたっぷり(!)記述する素晴らしいドライバビリティ、そして品位あふれる優雅なボディデザインと、うっとりするほど質感の高いビクトリアンなインテリア空間のミラクルなレベルの融合は、後部座席に乗車される方のみならず幸運にもステアリングを握るドライバーに至福の時間を与える最後の・・・そして安心して今日でもハイレベルなドライブが可能な貴重クラシックロールスロイスなのです。
シルバークラウドIIIの特筆すべきポイントは、前モデルのクラウドIIから新設計で採用されクラウドIIIでさらに進化した伝説的V8エンジンの存在です。総アルミ合金製V8・6230ccは大変効率的に頑丈にできており、「メカニック・ドライバーが余程の事をしない限り壊れない」と言われる程で、かつての神話の裏付けにもなる名機です。このエンジンはロールスロイスらしく神秘的イメージも十分、エンジン詳細スペックは本国でも「非公開」となっており、当時のスペックデータを探してみても“ENOUGH”「十分ある」とのみ表現されているのです。

 

「至福の空間、アンティークのごとく美しく素晴らしい手作りの工芸品・・・。」

 

絵画芸術など美しい物を大切にされる、感性豊かなオーナー様の元に伺うと、実に気さくに「堀川さんに原稿書いてもらうのだからじっくり乗ってみて!」とこの大変貴重なシルバークラウドIIIを数時間私に託してくださったのです!
長きにわたる輸入経験から英国ビクトリアン期のアンティークなど、筆者は最も得意とする部門ですが、このオーナ様のシルバークラウドIIIには、アールデコから大戦終了、ミッドセンチュリーと英国文化が揺れ動く間で近代工業製品へとものづくりが変化する、その最も高いレベルでの顧客満足の追求が作り込みの至る所で見受けられます。
外観からインテリア空間へ・・・一歩踏み入れればそこは「至福の極上空間」、適度な硬さと質感から皮の厚みそのものを感じる事が出来、上品なステッチワークが見事なコノリー社製レザーシートはイタリアンハイエンドソファを超えた味わい、天井のルームランプの形状から各スイッチ類の形状どれ一つ観ても「心が潤う」のです!このインテリア空間は空気が違う!呼吸を通じて体内に取り込まれたシルバークラウドIIIの空気が血液中酸素となって体内へ、そして右脳をぐるん〜ぐるんと刺激するのです。この陶酔感は単なる現代的ハイスペックの車両では決して味わうことの無い、古典的職人によるハンドメイド品、ラリックやガレなどの素晴らしいガラス工芸美術品を観たのと同じ感覚なのです!

 

「ロールスロイスエンジンスタート儀式〜ステアリングを握ってみると・・・」

 

寒い冬の朝、ショーファーはきっとこの車でパッセンジャーをお乗せする際に少なくとも数十分の「儀式」を行なった事でしょう。今回の取材は幸運にもちょうどその「儀式」が体験できる12月上旬でした。冬場の冷間時まず一回アクセルを踏みオートチョークをオンにします、キーをオンにしてイグナイトせず、そのまま待つ事2〜3分、燃焼室に電気式ヒーターが入り温めます。ゆったりとした時間を素晴らしい室内で存分に楽しむ時間を取った後にキーをさらに一段捻りイグナイトします。オートチョークの恩恵でツインSUキャブレターにてマネージメントされた総アルミ合金製V8ユニットはすぐに目を覚まします。徐々に8つのシリンダーの脈がそろってきて回転が上がりますが、慌てる事なく「十分」に暖気させてから一度アクセルオンし、オートチョークを解除すると、「シュバンッ!!」と言う実にシャープなV8サウンドを一瞬響かせ総アルミ合金製V8ユニットは安定したアイドリングへと移るのです!もちろん夏場には簡略化されるこの「儀式」ですが、当時の最新と現代においての古典が入り混じる、クラシックロールスロイスならではのなんとも深い味わいが堪能できるオーナー様のみの時間なのです。

ずいぶん昔に「古いロールスはブレーキ踏んでもゆっくり止まる」と某有名自動車漫画で読んだ記憶がありました、しかし良く整備されたロールスロイスにおいてそれは違っていたのです。この当時の最新技術ブレーキサーボが排気圧を利用するので、ポンピングすると実に安定して「グッ」と止まってくれます。個性的な大容量ドラム式ブレーキですが、コツさえわかればとても安心して強力なストッピングパワーを与えているのです!
素晴らしいデザインのステアリングコラム上にあるシフターを4Dに入れます。「スゥー・・・」と実に感動的に走り出し自然なリズムでオートマチックミッションがショックなくこの威風堂々極上ビクトリアンを前に進ませます。全長5.3mの超絶的移動空間ですが、見切りよく全方位死角なし、とてもドライブしやすいのです。
目の前のパルテノン宮殿上にある、Nikeをモチーフに彫刻家チャールズ・ロビンソン・サイクスが製作した“The Spirit of Ecstasy”通称「フライングレディ」マスコットが道先案内人のごとく威風堂々優雅に進む様は車好きならば誰もが「至福」と感じる事でしょう!
走行動画をぜひご覧ください!ほとんど修正舵を入れる事なくまっすぐにこのシルバークラウドIIIは感動的に走ります!道ゆく人のほとんどを振り返えさせながら・・・。

 

 

「取材後書」

 

こんなに素晴らしいロールスロイスなぜ手放されるのでしょう?
オーナー様は笑いながら「生前整理だよ」とおっしゃいます。特に今日「生前整理=片付け」と思われがちですが実は違います。本来の意味合いは「前向きな人生集大成の為の心の整理」なのです。思い出はしっかり胸にそして存分に仕上がった素晴らしいお車は次の大切にされる方へそのような想いで出品されます。実に幸せな環境で大切にされたシルバークラウドIII、この様にしっかりと伝える事ができるのがこの原稿の一番のメリットと思います。

今回の記事をご覧いただき、いつもは使わない擬音表現が沢山あったとお気づきのはず、私の取材メモを読み返してみても、感極まり自分で読み取れない意味不明のメモの羅列だったのです。それほど素晴らしいロールスロイスシルバークラウドIII、「究極の至福」というこの車の存在は持つ方の人生を大きくポジティブに転換する事は言うまでもありません。

すでに半世紀・・・、これだけの個体は出てこない事でしょう。これから最高の状態で所有する事を楽しまれ、時折ドライブしてはその超越した空気を存分に体内に取り込む事ができるのが新オーナー様の特権です。
さらに写真でお気づきの方も大勢おられることと思いますが、この車両には伝統的なフルグラスのイルミネーションでデコレートされた大変美しいマッキントッシュ製のフルオーディオがインストールされています。クラシック〜コンテンポラリーからモダンジャズまで相性ぴったりのハイエンドオーディオで至福の時間をさらにドラマチックに演出する・・・なんとも素晴らしい楽しみではありませんか。

これに乗られるお方の感性が、そして魂が歓喜の声を上げる!日常がこの上なく素晴らしく、人生が豊かに日々ドラマチックに変化する事でしょう。

 

この素晴らしい車両は現在、群馬県にあります。
個人のため諸費用等はかかりませんが、自動車税(月割り)とリサイクル料のご負担をお願いいたします。また陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。
(お問い合わせに際して)
このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物でオーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
1250万円
画像クリックで拡大出来ます
1964年式 Rolls-Royce Silver Cloud Ⅲ
内装・外装フルレストアを数年前に受けた車両
世界の王族・貴族のショーファードリブンカーの代名詞ですが
気品あるドライブを心から楽しめる、エンスージアストにとって至福の車
1900年代初頭クラシックのオープンホイールの流れを汲む古典的かつ圧巻のサイドビュー
数年前のフルレストアが「長年乗っている」感を醸し出す「良い加減」な外装オーバービュー
気品あふれるリアクオータービュー
古典ロールスならではの曲面で構成されたまさにハンドメイドで構成されたリアビュー
作り込みの品質・品格はやはり格別
リアバンパー上のRRエンブレムが格式を表す
“The Spirit of Ecstasy” 彫刻家チャールズ・ロビンソン・サイクスによるマスコットはNikeがモチーフ
1900年代初頭からのRRの伝統、特徴的なラジエータのデザインはパルテノン宮殿がモチーフ
シルバークラウドⅢの大きな特徴、威風堂々なデュアルヘッドライトがアイデンティティー
シルバークラウドⅢとなって1.5インチ低くなったフロントデザイン
ハンドクラフトならではの質感あふれる流麗なフロント〜サイドのラインは美しいの一言
質感あふれる重厚な作り込み、2分割で開くエンジンフード
アクセントで描かれたラインもハンドペイントならではの質感、味わい満載で美しい
アール・デコ様式の流れ、リアトランクハンドルとリバースランプの造形も語れる逸品
エンジンスイッチオンで電磁制御されるフューエルリッドカバーはアルミ製
英国高級アンティーク家具に使われる珠目ウオルナット材によるウッドワークはまさにビクトリアンスタイル
素晴らしいハンドワークでオリジナルを超えて修復されたコノリー社レザーによるシート
ドアトリムにもふんだんにコノリー社レザーがあしらわれる、まさに至高の空間
アルミ製ドアを開ければ至福の時が過ごせる究極の移動空間、万人が笑顔になる事必至
王室御用達の素晴らしい空間
ハンドワークにより数年前に再現されたコノリー社レザーのリアシート
ネオクラシックのメルセデス1台が購入可能な程でマッキントッシュパワーアンプ〜フルオーディオシステムがインストールされる(右下パワーアンプ)
コノリー社レザーによるリアドア内張も素晴らしい
ハンドクラフトであることが魂を震わせる意匠
英国伝統のピクニックテーブル、ウオルナット材の作り込みが美しい
現在世界中で枯渇する高級木材、ウオルナット材の珠目が本当に美しい
ずっと見ていられる意匠、アール・デコ様式なインテリアランプも気品あふれる
エンジン負圧を利用するブレーキ、それが分かれば素晴らしいストッピングパワーを持つ
パワーアシスト付き素晴らしい質感の細身なステアリング、修正舵ほぼなしで真直ぐ走る
スイッチ類の意匠も味わいあふれる質感、操る至福あり
サンバイザーの軸部の素晴らしい意匠、これぞロールスロイスの作り込み
「ロールスロイスは壊れない」神話を生み出した機関、よほどのことをしない限り壊れない
琥珀色が美しく生える、ブレーキオイルのケースは当然ガラス製
1960年代から存在、総アルミニウム合金製のV型8気筒OHV6230cc「S2」ユニット
アルミ製トランクリッドと広大な容積をもつリアトランク、マッキントッシュ製フルオーディオが設置
リアトランク内張もレストア済み
品格あふれるシルバークラウドⅢのエンブレム
ハンドペイントである事実、良きものづくりがされた時代の証
ドアハンドルの意匠、最初に触れる部分も品位溢れるデザイン
サイドミラーはこのデザイン
作り込みの素晴らしいアルミ製エンジンフード
大変よくメンテナンスされたことがわかる下回り
存在感あふれるホイールキャップも素晴らしい状態
ウインドウシールドワイパーさえ美しいのです
1960年代オリジナルルーカスの専用フォグランプ
洗車のしすぎでしょうか、塗装浮き、塗装クラックがこの箇所に


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 ながの
TEL/070-6566-0829(ホリカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
ptenthu@gmail.com

※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが報告されています。
担当者より24時間以内に返信が無い場合は、お電話でお問い合わせください。

※メーラーが開かない場合は、メアドをコピーしてください。


  エンスーの杜  トップページに戻る   車両一覧に戻る   上に戻る