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◆ランドローバー・ディスカバリー3について
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ランドローバー社は2000年にBMWからフォードの傘下に入ります。そして2004年にディスカバリーのフルモデルチェンジがあり、そのときに登場したのがディスカバリー3です。
当初、ボディ構造はフォード仕様になると思われていましたが、ランドローバーのオフロード性能に軍配があがり、「インテグレーテッド・ボディ・フレーム」という独自のボディ構造が採用されました。
また、デザインも階段状のルーフラインや急勾配のフロントガラスなど先代までの特徴を継承しつつ、モダンで洗練されたスタイルになりました。
車種構成としては「S」、「SE」、「HSE」モデルがあり、「S」、「SE」のエンジンは、フォード製 4リッターV6ガソリンエンジン(エクスプローラーで使われているものと同じ) を搭載、「HSE」についてはジャガーの4.4リッターエンジンが搭載されました。
トランスミッションはZF製インテリジェントシフト付6ATとの組み合わせです。
サスペンションは前後輪とも独立懸架となり、全てにクロスリンク式エアスプリングを装備、同時に様々な電子制御システムを採用しています。
急勾配の下り坂で車両を制御するヒル・ディセント・コントロール(HDC)、低トラクション状態でのスピンを防ぐ4輪電動トラクションコントロール(4ETC)、制動時の横滑りを防ぐDynamic Stability Control(DSC)などです。
他にも制動力制御装置としてABS(アンチロックブレーキ)、EBD(4チャンネル・電子制御ブレーキ・ディストリビューション)、CBC(コーナー・ブレーキ・コントロール)、EBA(エマージェンシー・ブレーキ・アシスト)、ARM(アクティブ・ロール・ミティゲーション)などを備えています。
さらにエンジン・トランスミッション、ディファレンシャルなどに複数搭載されている車両コントロールシステムとエアサスを統合して制御し、あらゆる路面状況において最適な状態に合わせる「テレイン・レスポンス」と呼ばれるシステムを搭載、これはダイヤル一つで地形にあった走行モードを選択し、安全に走行できるというシステムです。
因みに最大渡河深度は700mmです。
室内空間もワンボックス車と変わらぬ3列目シートの居住性を有しています。
2009年にディスカバリー4、2017年に現行モデルのディスカバリー5が登場します。
進化するディスカバリー、今後も楽しみなオフロードカーです。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、ランドローバー・ディスカバリー3の「SE」モデルです。
現オーナーさんは約3年前に「エンスーの杜」から購入します。
当時SUVを探していたところ、エンスーの杜に条件の合うSUVを見つけます。
それはボディカラーがグリーンであること、家族全員が乗れること、荷室が広いこと、全ての条件を満たしたのがこのディスカバリー3だったそうです。
特に前後バンパーとドアミラーがボディと同色であったことが決め手ですとお話がありました。スタンダードモデルは素材のブラックカラーなので。
そろそろ次期車をというお話があり、再度エンスーの杜への掲載となりました。
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◆外観
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イギリス車のイメージカラーといえばグリーン(カラー名はトンガグリーン)、ディスカバリーにもよく似合います。
コンディションは日常の足として使用していますのでそれなりの使用感があります。
ルーフには、ガラスサンルーフがフロント、センター、リヤと3個所にあり、室内を明るくしています。フロントはサンシェード付き電動式サンルーフで開閉ができます。センターとリヤはサンシェードがあり、サンシェードを手動で開閉ができます。
リヤゲートは上下2分割式、下側はテーブルやベンチとして使用できます。
現在、リヤゲートのドアロックがたまにロックが解除できず、開かないときがあるそうです。
外観には小キズや擦りキズがあります。ヘッドライトはクスミがあります。
アルミホイールは純正の18インチホイール、タイヤサイズは255/60R18です。
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◆内装
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内装カラーは落ち着きのあるブラウンとベージュのコンビカラーです。
高い視点のコックピットは「コマンドポジション」と呼ばれ、ランドローバー社の伝統です。
また、セカンドシート、サードシートはフロントシートよりさらに高く、「スタジアムシート」となっています。
フロントシートは本革の電動式、ドライバーズシートにはメモリー機能があります。
セカンドシート、サードシートも本革シートです。
サードシートはフルフラットとなり、セカンドシートのシートバックを折り畳むと大容量のラッゲージスペースとなります。
純正タッチパネル式DVDナビゲーション+6連奏CDチェンジャー、harman/kardonスピーカー、クルーズコントロールなど、装備も充実しています。
エアコンはデュアルエアコン、よく効くそうです。
ドライバーズシートのシートクションに少し破れがありました。
セカンドシートはチャイルドシートの取り付け跡が残っています。
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◆機関
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フォード製のV6の4.0リッター・ケルンエンジンを搭載、トランスミッションはマニュアルモード付6速オートマチックトランスミッションとの組み合わせです。
日本では4.0リッターエンジンというと4.0リッター未満となるのですが、搭載のエンジンは4009ccと4.0リッターを超えますので自動車税がワンランク上になります。
駆動方式はフルタイム4WD、電子制御センターデフロック仕様です。
特に不具合はないそうです。
◆仕様
種類:水冷V型6気筒DOHCエンジン
総排気量:4009cc
最高出力:215ps(160kW)/4500rpm
最大トルク:36.7kg・m(360N・m)/3000rpm
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◆足回り
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サスペンションは前後輪とも独立懸架式、全てにクロスリンク式エアスプリングを装備しています。コンピューター制御により路面状況に応じて自動的にスプリングが硬くなったり、柔らかくなったりします。
また、「アクセス」モードを選べば乗り降りがしやすくなり、「オフロード」モードを選ぶことで最低地上高をさらに上昇させることが可能です。
車体が上下する模様を動画で見ることができます。
特に不具合はありません。
◆仕様
ステアリング形式:パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション形式(前):クロスリンク電子制御エアサスペンション+ダブルウィッシュボーン
サスペンション形式(後):クロスリンク電子制御エアサスペンション+ダブルウィッシュボーン
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ベンチレーテッドディスク
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◆メンテナンスについて
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残っているメンテナンス記録簿を以下に記します。
◆2020.7 一般整備 108000km
・オルタネーター交換
・バッテリー交換
・タイヤ交換
◆2019.9 車検 97715km
・ポジションライトバルブ交換
◆2017.9 車検
・ブレーキオイル交換
◆2015.8 車検 59664km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキオイル交換
・スパークプラグ交換
・エアコンフィルター交換
・バッテリー交換
・左リヤガラスチャンネル交換
・エアコンフィルター交換
◆2013.9 車検 39475km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキオイル交換
・エアコンフィルター交換
・フロント/リヤブレーキパッド交換
・フロントブレーキローター交換
・ファンベルト交換
◆2011.9 車検 18819km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキオイル交換
・エアコンフィルター交換
◆2009.9 車検 9988km
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・ブレーキオイル交換
・リヤブレーキシュー&ローター交換
・ステアリングエアバッグ交換
・内気循環フラップレバー交換
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。