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アルピーヌ A110 1300VC 1978年式
車検 2025年3月 走行 59,450km 備考 国内初度登録 昭和53年11月 Pierre Ferryチューン100ps仕様 5速M/T 入手の難しい大変貴重なアンダーカバー有り
長さ 402cm 153cm 高さ 115cm 重量 730kg 排気量 1300cc
取材日2024年10月

【 概要 】

少し長くなりますが、アルピーヌA110 1300VCの紹介になります。
アルピーヌA110は、フランスの自動車ブランド「アルピーヌ(Alpine)」が1962年に発表した小型スポーツカーで、1970年代のラリー界を席巻し、今なお名車として世界中のファンに愛されています。
その軽量な車体と独自の設計思想は、ラリーの歴史に新たなスタイルをもたらしました。
アルピーヌA110の物語は、Jean Rédéléという若きフランス人が、ノルマンディー地方の港町ディエップ(Dieppe)でスポーツカーメーカーを立ち上げた1955年に始まります。
レデレは、アルパインラリーの経験から得たインスピレーションをもとに、「山岳道路を軽快に駆け抜ける車」を目指して「アルピーヌ」と名付けました。
ディエップの工場は、当時として革新的な生産方法を取り入れ、鋼管バックボーンフレームにFRP(繊維強化プラスチック)製の軽量ボディを組み合わせる技術を採用。
この軽量設計が、後にアルピーヌA110がラリーで圧倒的な強さを見せる鍵となります。
A110は、ルノーのR8などの量産車のエンジンやサスペンションを活用しながら、
シャシーとボディを軽く仕上げた設計が特徴です。車両の後部にエンジンを搭載するRRレイアウトを採用し、優れたトラクションを発揮しました。
以下のエンジンバリエーションを持ち
1100cc OHVエンジン(初期モデル)
1300ccゴルディーニエンジン(パワーアップした中期モデル)
1600ccエンジン(競技用モデル)
冷却性能を向上させるため、車両後部の左右エアインテークから空気を取り込み、ラジエーターを冷やす設計が施されています。
後期モデルでは、ラジエーターを車体前方に移動し、冷却効率の向上を図りました。
アルピーヌA110の最大の成功は、1973年の世界ラリー選手権(WRC)での初代チャンピオン獲得です。
A110は、軽量な車体とRRレイアウトの優れたトラクションを武器に、モンテカルロ・ラリーをはじめとする数々の大会で圧倒的な成績を残しました。
この成功は、アルピーヌをラリーマシンの象徴的な存在へと押し上げ、ラリー界に新たな基準を打ち立てました。
当時、競技車両の市販化が義務づけられていたこともあり、A110は一般の愛好家にも手が届く夢の車として人気を博しました。
アルピーヌA110は、1971年に登場したA310に引き継がれる形で進化し、1977年に一度生産を終了しました。
しかし、その後もA110の伝説は色あせることなく、2017年には新型のA110が発表され、往年のスタイルと最新技術を融合させたモデルとして再び注目を集めています。
アルピーヌA110は、その軽快さと性能でラリーの歴史を変えた車として、今なお名車と呼ばれます。
その成功の鍵は、FRP製ボディによる驚異的な軽さと、ルノー製エンジンのポテンシャルを最大限に引き出した設計にありました。
また、スポーツカーとしての乗り心地の良さと高い操縦性は、多くのドライバーに愛され続けています。
A110は、ラリーカーのスタンダードを大きく変え、ラリー界をリードした一台であり、その遺産は新型モデルに受け継がれています。
アルピーヌA110は、まさに「最上のラリーカーは最上のスポーツカー」であることを証明した車と言えるでしょう。
以上のような歴史とヒストリーを守る本車両はガレージ保管され定期的にメンテナンスを受けているお車になります。
整備が行き届いておりますのでエンジンは一発始動、スムースに立ち上がります。アイドリングも安定しております。
下回り、足回りは年式を考慮しますと十分にきれいな状態を保っています。
ノーマルエンジン、オリジナル4速トランスミッション、入手難しい大変貴重なアンダーカバー類、ウィンドウ用のモール、在庫あります。
必要な方は別途ご相談ください。
この度車種整理のため出品となっております。
画像、動画にてご確認いただけますので、ご興味持たれましたら是非一度実車をご覧いただければと思います。
細かなところを撮影したデータもありますので、確認されたい方はご連絡いただければ別途お送りいたします。
動画に付きましても多くアップしておりますので、本ページに掲載の動画からYou Tubeに入っていただき、”もっと見る”からリンクをクリックして確認下さい。

【外装の状態】(取材日の状態になります。)

・ボディ塗装面はツヤがありきれいな状態です。
 取材時天候が悪かったので発色がイマイチの感は拭えませんが、 晴天のもとであれば感動するようなブルーになると感じられました。
 各メッキパーツ類もきれいな状態です。
・ガラスはフロント、リア、ドアともにクリアな状態で表面のゆがみ等も見られません。
 モールにひび割れ見られますが、未使用の予備品あります。(全部揃っているかは未確認。)
・車のサイズは
全長 402cm 全幅 153cm 全高 115cm 車両重量 730kg
 現代では考えられないような軽さです。

【内装の状態】(取材日の状態になります。)

・インパネは樹脂素材ですので天然素材ほどにはやれ見られませんが、ダッシュパネルのヒビ、
 ドアパネル内張りの劣化等ある程度は歴史を感じさせる状態です。
・フロアはカーペットが張り巡らされてきれいな様子です。
 カーペットをめくったフロアの状態のそうひどくはなさそうです。
・シートはカバーを使用されております。
 シート本体はサポート部に破れが発生しています。
・天井は垂れ見られません。

【機関の状態】(取材日の状態になります。)

Pierre Ferryチューン搭載になります。
エンジンスペックは、
 水冷直列4気筒 OHV(Overhead Valve)(国【01】664)
 排気量:1300cc
 最高出力:100ps
・トランスミッション:5速マニュアルトランスミッション
・エンジンは一発始動、スムースに立ち上がります。アイドリングも安定しております。
・画像でご確認いただけます様にエンジンルームは整理されたきれいな状態になります。
※ノーマルエンジン(1300VC)とオリジナル4速M/Tが予備として保管されています。
 譲渡につきましては別途相談可能となります。

【下回り、足回りの状態】(取材日の状態になります。)

・タイヤはMICHELIN XAS FF 165HR13 82Hです。
・サスペンションは
 フロント:ダブルウィッシュボーン
リア:スウィングアスクル
・ブレーキはフロントリアともディスクブレーキになります。
・下回りは特にダメージ見られません。

【 計器・電装系 】

・メーターは動作異常見られません。
 走行距離はメーター読みで59,450kmです。

■車検証記載事項

・継続検査
・自動車重量税 ¥25,200-
・【走行距離計表示値】 58,400km(令和5年3月)
・【旧走行距離計表示値】57,600km(令和3年3月)

【 お問い合わせに際して 】

・車両は三重県にあります。
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
 エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナー様の依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
・記事内容は担当者が取材時間の中で、オーナー様のコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
・状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。
・掲載していない取材写真も揃えてありますので、ご覧になりたい箇所ありましたらお問い合わせください。
・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。
・エンスーの杜のご利用が初めての方には、詳細にご説明したものをメールにてお送りしますので、お問い合わせの際にお申し出下さい。
・個人売買の為、消費税などかかりません。
・別途かかる費用につきましてはご負担ください。
 預託証明書(リサイクル券)記載の預託金
 自動車重量税の月割分

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
1400万円
画像クリックで拡大出来ます
運転席側フロントビュー、バンパーはエアロタイプになります。 
運転席側サイドビュー 
運転席側リアビュー 
リアビュー、エンジンフード一体型のスポイラー装備のためノーマルのリアビューとはかなり違った印象です。 
助手席側リアビュー 
助手席側サイドビュー 、ALPINE RENAULTロゴ入り。 
助手席側フロントビュー、前後タイヤフェンダーのフレアボリュームはかなりあります。 
フロントビュー、車幅が結構狭いのでライト類の主張が強いです。 
運転席側前方から見るルーフ、周囲の映り込みからとてもきれいな塗装面と分かります。 
フロントトランクフード、とてもいい艶が出てます。ヒンジのメッキ状態も良好です。 
正面から見るフロントトランクフード 
フロントトランクフード裏面 
フロントトランク内は燃料タンクとスペアタイヤで占められています。 
バッテリーはスペアタイヤの影になる位置にセットされています。 
ヘッドライト、フォグランプ、リアウィンカー、バックランプ、特に曇りなく視認性上々です。 
リアエンジンフード、ラジエター冷却用のエアインテークが左右の設けられています。 
エンジンフード一体型のスポイラーはかなりの角度がついています。 
フロントウィンドウ、クリアです。 
独特な形状のリアウィンドウ、クリアです。モールの状態はひび割れ有りです。(モールは新品予備品あります。) 
運転席側ドアウィンドウ、映り込みから分かりますように歪み見られません。 
運転席側ドアの様子、塗装はきれいな状態です。ウィンドウレギュレーターの動作良好です。 
運転席側ドアラッチ部の様子、サビ見られません。他のドアのラッチ部も同様の状態です。 
助手席側ドアの様子、塗装はきれいな状態です。ウィンドウレギュレーターの動作良好です。 
助手席側ドアの内張りはホックが外れており、抑えが効かない状態です。 
コクピット全景 
ドライバー目線からの眺め、革巻きのmomo製ステアリングはグリップ部にスレが見られます 
メーターは左に回転計、水温計のコンビメーター、中央に油圧計、電圧計、時計が配され、右には速度計、燃料計のコンビメーターの構成です。走行距離はメーター読みで59,450kmです。 
ダッシュボード上面はメータークラスター上部に若干のシワやヒビと助手席側前部にテープを剥がしたような跡が見られます。 
ABCペダル、踏面は特に減りなど見られません。 
フロアマットをめくった様子。 
ドライバーズシート、カバーが使用されています。 
シートカバーをめくった様子。擦れによる破れが発生しています。 
リアラゲッジスペース、日焼けの影響でしょうか部位によって若干色味に違いがあります。 
天井の内張りに垂れは見られません。表面は若干汚れ見られます。 
エンジンルームの様子、エンジンフードの裏面の様子。 
エンジンルーム上部から、Pierre Ferryチューンになります。吸気管にしっかりと刻印されています。縦置きエンジンです。左から吸気系、ヘッドカバー、点火系となっています。 
ファンベルトの様子 
エンジン下面から、フィルター周りの漏れは見られません。 
マフラー、マフラーカッターの様子。 
フロントタイヤはMICHELIN XAS FF 165HR13 82Hです。ホイールは特徴的な「3穴ホイール」です。アルピーヌは当時、軽量化と個性的な設計のためにこの3穴方式を採用していました。 
フロントタイヤトレッド面、あまり使用感有りません。 
フロントサスペンション、アーム類はかなりガッシリとした様子で、コンペティションにおいても性能を発揮していた様子が伺われます。 
フロント下周り、若干割れている箇所が見られます。 
リアタイヤはMICHELIN XAS FF 165HR13 82Hです。2015年第44週製造ですので交換が必要かと思われます。 
リアタイヤトレッド面、あまり使用感有りません。オリジナルから後輪はネガティブキャンバー付いています。  
リアサスペンション、アクスルシャフトは結構太いです。ショックのブーツはひび割れ見られます。 
アクスルシャフトデフ側、ブーツからのグリス漏れありません。 
リア下周り様子 
トランスミッションの様子。 
ノーマルエンジン、オリジナル4速トランスミッション、入手の難しい大変貴重なアンダーカバー、モール類、必要な方は別途ご相談お願いします。それぞれ詳しい画像もYoutubeにアップしています。 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 近畿
TEL/090-2779-3823(シバサキ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
enthu_kinki@icloud.com

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