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◆ルノードーフィン・ゴルティーニについて
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1956年、ルノー4CVの後継モデルとして登場したのがルノードーフィンです。そのなかでもチューニングの魔術師の異名を持つアメデ・ゴルディーニによって生まれたスポーツセダンがルノードーフィン・ゴルティーニです。
ゴルティーニのチューニングは、エンジンの排気量はそのままに、それまで垂直に配置されていたバルブを傾け、燃料室をドーム型からウェッジ型に改良、そして大径バルブ、大口径キャブレターなどを採用することで、エンジンパワーをアップさせます。
ルノードーフィン・ゴルティーニはラリーでも活躍します。特にツール・ド・コルスでは強く4回の総合優勝を飾っています。
1968年に生産中止となり、ルノーからゴルティーニの車名が消えることに、しかし、ゴルティーニの名はルノーの歴史の中で燦然と輝いています。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は1965年モデルのルノードーフィン・ゴルティーニです。
現オーナーさんは約8年前に友人の方より購入します。この個体はドイツにあったレスト車両を友人が日本へ2010年に輸入、それを現オーナーさんが購入したそうです。
休日のドライブとイベントに参加してきましたが、そろそろ車の整理をしないといけないと思い出し、エンスーの杜への掲載依頼となりました。
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◆外観
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きれいなボディです。ボディカラーは白ですが、フロントフードからルーフ、エンジンフードまで白の2本ラインが入っています。
丸型のヘッドライトは、イエローバルブ、古いフランスには、イエローヘッドライトが良く似合いますね。
リヤにあるオレンジのターンシグナルライトは、後続車の視認性を確保するため、追加で取り付けています。本来はなくてもOKです。
各メッキパーツは輝きがあります。メッキが輝いていると全体の雰囲気が締まります。
スチールホイールは再塗装、ホイールカバーは、メッキを施しています。
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◆内装
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こちらもきれいな赤と白のコンビのインテリアです。お洒落ですね。
ダッシュパネル、メーターは新品に交換しています(前パーツもありますので欲しい方にはお付けします)。
シート、天井、ドアトリム、フロアカーペットはレストア済みです。
ウッドのステアリングホイールとタコメーターは当時物です。
ただし、タコメーターの配線は繋げていません。
助手席側にあるスイッチユニットは飛行機のもの、ダミーで装備しています。
4点式シートベルト付きです。
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◆機関
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ゴルティーニのチューニングによる845ccエンジンを搭載、トランスミッションは4速マニュアルミッションです。キャブレターは新品と交換しています。
ヘッドカバーのGマークがゴルティーニエンジンの証です。
エンジンの始動は一発、アイドリングも安定していました。
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◆足回り
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ノーマルの足回りです。
◆足回りの仕様
ステアリング形式:ラック&ピニオン式
フロントサスペンション形式:ダブル・ウィッシュボーン+コイル
リヤサスペンション形式:スイング・アクスル+コイル
ブレーキ形式:ディスクブレーキ
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◆メンテナンス
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ご自身でできることは、オーナーさんが手を掛けています。
詳細は車の見学時にオーナーさんとお話しください。
更新記事(2020.1.7)
令和2年になりましたので価格の値下げを行いました(450万円→380万円)。ゴルティーニを愛して止まない方、ぜひこの機会に!!
更新記事(2023.3.27)
車両の外観をオリジナルに近い形に戻しました。
そのため、外観を中心に写真を入れ替えました。ただし、動画については以前の仕様となっていますので、ご承知おき願います。
以下がその内容です。
・ホイールを純正ホイールに交換
・アクセサリーの革バンドを撤去
・フォグライトを撤去し、純正バンパーに変更
上記に伴い、価格の見直しを実施しました。(380万円→350万円)
車検切れの状態は変わっていません。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。