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後期型の1986年モデル。3299ccエンジン形式930/66で300ps。
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今回の個体は、後期型の1986年モデル。エンジン形式930/66で300ps。
ポルシェ930turboは、1979年から2993cc→3299ccへ。ターボウイング変更、インタークーラーを装着し260ps→300psへ進化しています。

4000rpmで最大トルクを発生。5500rpmで最大出力の300HPを叩き出します。
トルク、出力カーブを見てみると最高出力までほぼ一直線。

ミッションは４速。カレラが５速なのも納得できます。
930turboは、４速で十分ですね。

カレラは87年からG50ミッション、ボルグワーナーシンクロが採用されますが、930turbの４速は、G50の感触に近く、かっちりと気持ちよくギアチェンジできます。

930turboも1987年以降のU Sモデルは、燃費、排ガス規制の影響かエンジン型式930/68になり286psに抑えられてしまっています。

あと、1986年モデルの特徴として、電動シートが標準装備され、ボディの錆補償も10年に延長されています。

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turboルックでありません。ほとんどノーマルの930turbo 　　
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ほんとに貴重な本物の930turboのご紹介です。

930カレラは低速トルクが細く、5-6000rpm以上回してパワーバンドをキープして走る楽しさがあリますが、930ターボ低速トルクがたっぷりで2000rpmも回すと明確にブーストがかかって、とどこまでも加速し続ける感覚が押し寄せます。

930カレラでは5000rpmを回ったあたりからアクセルと加速が一致してくる感じですが、出足ではパワー不足を感じる。

その点ターボは、軽い。軽く感じる。
トルクたっぷりでスタートすると出足から軽快な走りを見せる。

踏み込んでいくと、シートに貼り付けられ、さらにモリモリと加速度が増す。
この加速に終わりが見えない。前方にまるでブラックホールがあるように吸い込まれる感覚。

この強烈な加速が永久に続きそうな感覚。4000rpm以上、首都高ではちょっと踏めない。
前方の車に追突しそうになり、ブレーキを踏むことになりそうですから。

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930turboの本物は、ほとんどマーケットに載りません。
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オーナーさまは
この個体を知人から譲り受けたそうです。

なるほど、元オーナーが知り合いならそのドライビングスタイルもわかりますから、クルマの程度も想像できようというもの。

その上で、専門店でエンジンをフルオーバーホール。
ブーストを0.8→0.9に上げているので、計測したわけではありませんが、新車時のエンジンスペックの300ps以上は出ているのではないかと思われます。

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turboエンジンをフルオーバーホール
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整備箇所は後で詳述しますが、turboエンジンを数百万円かけてフルオーバーホール。

サンバイザーに、オーバーホール後、10000kmまで慣らし運転が必要という注意書き。
写真をご覧ください。
現在OH後 約3000kmを過ぎたあたりなので、そろそろ全開が楽しめます。

エンジンは絶好調です。turboの走りをこれから本格的に楽しんでください。

乗せていただいた感じ
ボディ、足回り、ブレーキもしっかりメンテナンスされています。このパワーだとブレーキが心配ですが、パワーに負けないようしっかりと整備されています。

距離計は故障修理して走行不明ですがそんなに長距離は乗っていないと感じました。
ぜひ、見学で確かめてください。

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ホイールとマフラー以外は、ノーマル
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B＆Bのマフラー、ターボブーストコントロール
張り出したフェンダーとピタリと合わせるためRUFのホイール以外はノーマルです。
純正ホイールも付属しています。

ブーストも0.8→0.9で止めています。もっと上げられるそうですが、0.9で十分だそうです。

サスペンションのヘタリはほとんど感じらせません。リアも下がっていないし、乗り心地も硬すぎることはありません。

エアコンは付いていますが、渋滞になると効かなくなるそうです。オーバーホールしてあるので走行中はなんとか冷えますが「諦めてください」とのこと。
エンジンルームのturboの排熱はなんとも仕方がないそうです。

塗装面は綺麗なソリッドブラック。張り出したリアフェンダー、ポルシェのボディーラインの美しさが、映り込みによってひときわ際立つ色です。

マンガ「湾岸ミッドナイト」でもブラックバードの愛称で登場していたことを思い出します。

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エンジンOH 2023年11月29日
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