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取材日2023年5月20日 |
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「ノーマル比で70mm張り出した超絶ワイドボディを味わえるのは日本人だけの特権・・・?!30年の空冷の歴史を経て熟成したM64ユニットを積んだ・・・これぞまさに最終空冷97年式993カレラSは、“上がりの車”に最適な、人間の感性に響く究極のエンジンカー!!」
“バタバタバタバタ・・・”ボクサーエンジン特有のドライなサウンドが、4000rpmを超えたあたりで官能的ストレートなサウンドへ劇的に変化・・・右足を固定する勇気があれば、そのまま一気に昇天してしまいそうになる・・・、一瞬で上り詰めるタコメーターの鋭い針の動きと対照的に、走馬灯のようにゆっくりとリフレインする脳裏に焼き付くイメージ・・・!“あの独特のポルシェのエンジン鼓動”は遠い昔に母親の体内にいた時に感じた鼓動と似ている・・・。そう“神秘的”なまでに表現されるまさに「機械を超えた味わい」が、世界中のポルシェ・フリークを見事なまでに中毒化させ、世の中がいよいよEV一色となろうとする昨今、ここまで最後の空冷エンジンM64搭載の993型を“最も美しい空冷ポルシェ”と表現し、高沸させた要因であると思います・・・。 ミレニアム直前までのおよそ半世紀・・・。全世界で唯一ポルシェのみがこだわり続け、ジャーマンクラフトマンシップの奥義で超熟成の域まで磨き上げ、精密機械の域をはるかに超えた“人間の感性”に響く、最終M64ユニットを搭載したポルシェ993の官能性は、人間が生まれながら本能でもつ「大地を自由に走り抜ける喜び・・・」に深く訴えかけ、知れば知るほど「この車でないと味わえない・・・!」唯一無二の世界観を明確に味合わせてくれるもので、人の心に響く乗り味こそが空冷ポルシェ最大の魅力として、もう二度とこのような車が世に出ることは無い・・・!という壮大なオーラを放ち存在するのです・・・。
「日本国内のみにリリースされたノーマル比+70mmのワイドボディを持つカレラSは、ただでさえグラマラスな993を超豊潤ボディへ変化させた・・・!これは間違いなく美しい・・・!」
ただでさえ魅力的でグラマラスな993を70mmワイドボディ化したカレラSの魅惑のルックス・・・。このモデルは当時日本市場のみにリリースされた事から「世界が垂涎するモデル」として、四半世紀経過し、993型が魅惑的ネオクラシックとして昇華した今日、世界中から熱い視線を浴びています・・・。 かつてのターボルックと見紛うまでに拡張された動物的フォルムは、空冷リアエンジンが進化した最終形として辿り着いた境地です・・・。 この車のボディに洗車の際などじっくり手で触れるととても良く理解できるのが、ボデイ段差なくフラットに感じるサーフェイス面です・・・。加えて993型ならでは、ポリエプソイド・ヘッドライトを採用し、いかにも空気の流れを味方につけた流麗かつ低いフラットなフェンダーのデザイン・・・。このジャーマンメイドな工業製品は、作り込みの素晴らしさはもちろん芸術的美しさを感じる傑作品です・・・! この最後の空冷モデルがリリースされたのは今から30年前・・・、1993年から98年の6年間にわたり、993カレラクーペは約2万7900台、カレラカブリオレは約1万7900台、タルガは約4,600台と合計約5万台余りが世に送り出されました・・・。このうち希少性の高いカレラSは約7%の僅か3714台とごく少数であり、皮肉にも欧州の自動車ブランドが軒並みエンジンカーの生産を近年中に取り止め、次世代型へシフトすると発表した今日、ポルシェが威信をかけて世に送り出したクラフトマンシップ満載の時代の工業製品であり、“空冷時代の最高峰、最後の1台"として今日貴重なネオクラシックへと進化したモデルなのです・・・!
「万能プレイヤーのポルシェの魅力を最大限引き出す・・・エンスーマインドを満たす“ティプトロニックSのポルシェ”という選択肢・・・」
ポルシェ程、万能的スポーツカーとしての魅力を感じるクルマは無いのでは・・・と常に感じる筆者です・・・。 “カキーン“という独特の金属音を響かせ、いつの時代もタイトなコクピットに座るだけで、356から脈々と続く歴史と世界観を感じ、いざステアリングを握りアクセルを踏むと、いつもの街並みでさえ官能的サウンドと共にいつの間にか”その気“にさせてくれ、コンビニ段差を物ともせず乗り越え、高速道路〜ワインディングを自在に駆け抜け、その気になればそのままサーキットも走れる・・・!イタリア産の猛牛達やロッソな馬達には到底できない事を懐深く許容してくれる・・・まさに万能プレイヤーです。 そのポルシェをティプトロニックSで駆る・・・。 BOSCHとZFが維新をかけて創造し、耐久性も高く評価されるポルシェのティプトロニックは、単なるオートマチックではないトランスミッションとして、縦方向、横方向にかかるGフォースをセンサーで感知し変速させ、アクセル開度や加減速をインテリジェント・シフト・プログラムで制御するポルシェのスポーツ性能にマッチしたシステムです・・・。
「完全空調付きガレージをポルシェのために・・・ポルシェ・エンスージアストのオーナー様とエクスクルーシブ仕様、ワイドボディを持つ最終型993カレラS・・・!」
オーナー様は、予てより筆者が大変お世話になっている超弩級のエンスージアスト様・・・。国内外リアル・クラシックから、現代のハイ・パフォーマンス・カーまで数多くの素晴らしい遍歴と、長年のコレクション歴から深い見識を持たれ、日本全国をフルサイズ・キャンピングカーで、奥様と愛犬を連れて旅される・・・、とてもおおらかで素敵なお方です・・・。 最終空冷993型に関しても想い入れが深く、今まで数台乗り継がれて来られた程・・・、ノーマルルックな993から、かねてより探しておられた、よりダイナミックなワイドボディを持つ、このカレラSへ数年前に乗り換えられ、クラッチレスでどこにでも行ける万能ポルシェ最終空冷モデルを深く味わって来られました・・・。 ポルシェのフロアパネルこ交換はレストアの際に、クラシックであればあるほどよくある事ですが、
「つい夢中で撮影した素晴らしくクールな個体・・・!動画でも是非じっくりとご覧ください・・・!」
何時間でも眺めていられる・・・見る角度を変えると刻々と表情を変える曲面で構成された実にクールな外観・・・! エンスージアストであれば誰もがまず間違いなくこの外観にやられてしまう事間違いありません・・・! 美しいブラックの外装に、エクスクルーシブ仕様としてのカーボンをあしらったレッドレザーの内装が、コントラスト良く実にコンテンポラリーな最終993カレラSは、まるで生き物の様なワイドボディに見事にマッチする大型のターボウイングがセットされます・・・!少し上から眺めてみるとボリューム感溢れるリアの造形が、このターボウイングで更に・・・更に強調され、走りをイメージすると同時に圧巻のオーラにまずやられてしまう事でしょう・・・! 更に・・・! ビルシュタインダンパーとアイバッハ・スプリングで実に絶妙に・・・大人のセンス良く車高バランスが出された様も圧巻・・・! それに何と言っても空冷サウンドが魅力・・・! この個体の特徴とも言える「可変バルブ付エキゾースト」が更に魅力を引き立たせています・・・! ボディへのポリマー加工はもちろん、経年変化が見られたストーンガードの張り替え、サンルーフ周りのゴムモール、ドアノブ取り付け部のゴムシールなど、気になるところは補修作業を実施済み、 ポルシェ・エンスージアストならでは、愛車に対する気遣いが素晴らしいと感じたオーナー様・・・。 ポルシェに乗るとリセット出来る・・・。やはり特別な空間として少しの時間を使っての高速メインのドライブなど、「素敵なポルシェがあるライフスタイル」を楽しんで来られました・・・。 現在機関・外観・インテリアに不具合は全く無く、写真でご覧いただける様に、フロントの誰もが避けられない飛び石痕が若干あるのみ、事実上大変良いコンディションの個体です・・・。
「97年式最終ポルシェ993 カレラS 取材後書・・・」
97年式最終空冷ポルシェ993カレラS・・・絶妙なボディスタイルに魅惑のM64型エンジン・・・。 じっくり眺めての取材をさせて頂きましたが、フェンダーの造形やパネルの肉厚、前述のフラットなガラス面とボディの面の感触など、現代の車などとは比較にならない程、とても素晴らしい作り込みと製造精度の高さに感嘆の声を上げずにいられませんでした・・・。 キーを捻りアイドリング・・・ドライですがジェントルな993空冷サウンドは今まで聴いてきた過去の空冷サウンドとは明らかに異なり、現代マッチしたジェントルなイメージです、それが可変バルブでダイナミックに変化し、「官能的空冷サウンド」を響かせる様に感動さえ覚えた程です・・・。 ポルシェはエンスージアストにとってやはり魅力的な存在・・・。いつかはナローにと思い続けて十数年の筆者でしたが、最後の空冷モデルを万能ティプトロで乗る・・・EV全盛の時代を迎えるにあたり、絶滅危惧のエンジンカーの最高モデルに大いに魅力を感じる自分を見つけたのです・・・。 「ノーマル比で70mm張り出した超絶ワイドボディを味わえるのは日本人だけの特権・・・?!30年の空冷の歴史を経て熟成したM64ユニットを積んだ・・・これぞまさに最終空冷97年式993カレラSは、“上がりの車”に最適な、人間の感性に響く究極のエンジンカー!!」 最高の空冷ポルシェがあるライフスタイルは、これを持つ人の人生を大きく前向きに変える事間違いありません・・・。まさに探しても出ない・・・出会いを待つしかない個体の登場に上記をタイトルした取材だったのです。 是非至高の空冷見学に香川県までお越しください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。 【お問い合わせに際して・・・】 本記事内容は2023年5月20日午後17時より約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと頂いた資料、また試乗体験したものを元に執筆作成したものです。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込は、このページの一番下よりご連絡下さい。 何卒宜しくご検討下さい。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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商談中 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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