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ポルシェ ボクスター 2.7 2006年式
車検 2023年3月 走行 80,000km 備考 ディーラー車 6MT 複数オーナー ETC
長さ 433cm 180cm 高さ 129cm 重量 1370kg 排気量 2687cc
取材日2022年10月1日

ベストバランスとの誉れ高い2代目ボクスター・987・2.7リッターの程度良好車です。

約30年続いた空冷ポルシェ911初のフルモデルチェンジ版として1996年(H8)にブランニューの水冷DOHCエンジンを引っさげて登場した996と、その駆動系コンポーネンツを前後逆にしミッドシップ2シーターオープンとして仕立てられた986ボクスターは、諸性能及び生産効率が飛躍的にモダナイズされたと同時に新時代のポルシェとしてふさわしい内外装と走行パフォーマンスを得ることに成功し市場に好評をもって迎えられ、当時青色吐息とも言われ窮地に立たされていたポルシェの業績を一気に回復させた立役者とも言えるモデルでした。

2004年(H16)の終わりに登場した2代目ボクスターである987ボクスターは、986の長所を忠実に受け継ぎながらも全方位にわたり大幅にリファインさせ、ポルシェを大いに潤すとともに現在に到るボクスターの人気を確立させました。

2006年(H18)後期(MY2007)にはエンジンのアップデートが施され、2.7リッターはバリオカム・プラスを新採用し5PSアップ、3.2リッターは3.4リッターに排気量が増加し15PSアップ、2009年(H20)にはマイナーチェンジを実施、エンジンが新型となり(2.7リッター・245PS→2.9リッター・255PS・6MT化、3.4リッターは直噴化で295PS→310PS)、ATが5速ティプトロニックSから7速PDKへと進化し、そのまま2012年(H24)に981型へバトンタッチするまで大きな変更なく生産され続けました。

今回のお車は2006年2月登録ですので、前期型でエンジンMC前のモデルになりますね。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は、現在のオーナーさんが、2021年(R3)2月に都内専門店にて購入したものになります。

特徴は、

・スポーツパッケージ(6MT&PASM)

・スポーツクロノパッケージ

・17インチ ボクスターU ホイール

という仕様です。

新車時335,000円のオプションだったスポーツパッケージは、VW製の5MTから高性能なゲトラグ製の6MTへとグレードアップし、無段階調整式電子制御ダンパーシステムであるPASMによって、走りの質と快適性を両立するのみならず、10mm低い車高がもたらされます。

同様に、新車時135,000円のオプションだったスポーツクロノパッケージは、ラップタイム計測に便利なストップウォッチが目立ちますが、キモはエンジンや足回りの統合制御で、スポーツモードを選択することにより専用スロットル制御マップの選択、PASM連動による減衰力アップ、PSM(横滑り防止)作動基準の変更等が反映され、スポーツドライビング時のパフォーマンスやドライビングプレジャーが増強されます。

17インチホイールは標準仕様で一見地味ですが、見栄え重視で不必要に大きなホイールと比較して軽量で、タイヤのランニングコストもリーズナブルと、走りを楽しむにはうってつけです。

これらが組み合わさった、運転好きにはたまらない仕様となっています。

購入した時点での走行距離はおよそ75,500km、現在は80,000kmほどですから、1年半で4,500km程度走ったことになりますね。

主に週末のドライブに使用とのことです。

メンテナンスは購入した専門店か、もうひとつ別の専門店に出しているとのことです。

●● 外装 ●●

フルノーマルかつ良好に保たれた外観です。

小キズはちらほら見られますが、ひと目見て目立つようなキズや凹みはありません。

強いて挙げるとすると、

・運転席側ドアエッジのキズ

・リアバンパー中央付近にある軽い接触痕

・幌の部分的なスレ

・フロントバンパー下の線キズ(もぐらないとわかりません)

あたりになります。

ホイールは4本とも良好ですが、左リアに軽微なガリキズがあります。

上記のスレはあるものの、リアガラスも含め幌の程度は良好です。

オプションのウインドディフレクターが装着されています。

購入後、ボディとホイールにキーパーコーティング(クリスタルキーパー)を施工しています。

●● 内装 ●●

外装と同じくフルノーマルかつ良好に保たれています。

小キズや劣化は幾つかありますが、ひと目見て目立つような大きなキズや凹みはありません。

気になる箇所としては、

・エアコン温度設定&風量設定スイッチのベタつき

・センターコンソール表面全体に見られる細かなスリキズ

・サイドブレーキレバー革部分のスレ、キズ

・運転席側サイドシル上の樹脂部分にあるスレ

等が挙げられますが、どれも987では定番のものです。

オプションのフルオートエアコンの調子は良好ですが、これも987あるあるの、吹き出し口からスポンジが飛んでくることがあるとのことです。

標準のレザレット/アルカンタラコンビシートはホールド感、掛け心地ともに良好で、気になるようなヘタリは感じられません。

●● 機関・足回り ●●

フルノーマルで、モディファイされた箇所はありません。

直近の主な整備としては、

@2022年8月

・幌作動不良修理

・・・エレクトリックモーター交換

・・・フレキシブルシャフト交換

・・・左右ギアボックス同調・作動域調整

・・・右プッシュロッド修正、対策品交換

・・・左右ガイドワイヤー補修

@2022年3月

・オイル&エレメント交換

@2021年9月

・ラジエーター水漏れ修理

・・・左ラジエータークーリングファン交換

@2021年3月(購入時)

・車検

・ブレーキ回り点検清掃

・オイル&エレメント交換

・ブレーキフルード交換

@2019年3月

・車検

・オイル&エレメント交換

・ブレーキフルード交換

・Fブレーキパッド、ローター、センサー交換

・エアーエレメント交換

・Fワイパーブレードセット交換

@2017年3月

・車検

・オイル&エレメント交換

・ブレーキフルード交換

@2015年2月

・車検

・オイル&エレメント交換

・ブレーキフルード交換

・ウォーターポンプ交換

等があります。

●● インプレッション ●●

艶やかさのあるバサルトブラックメタリックのボディと変に弄られた形跡のない佇まいから、一見してコンディションの良さがわかります。

小キズの類はもちろんありますが、16年経っていることを考えれば、歴代、車好きによってしかるべき扱いを受けてきたのであろうことが伝わってきます。

同じ987の2.7でも、ティプトロの個体とMTでしかもスポーツパッケージやスポーツクロノパッケージ装着車ではオーナー層の質がかなり異なるので、後者は比較的荒れていないケースが多いですが、この個体についてもそれが当てはまるようです。

標準の17インチが控えめかつ上品でいいですね。

乗り心地やハンドリングへの悪影響もなく、実際、車格とパフォーマンスからすると17インチがベストバランスと思えます。

オープンボディや足回りへのダメージの蓄積という面でも有利なサイズです。

PASM装着によって10mm低められた車高は、たった1センチでありながらノーマルサスよりもスポーティに映ります。

内装に目をやると、やはりノーマル状態で好ましいですね。

987でほぼ確実に劣化してしまう部分、エアコンスイッチの塗装やセンターコンソール表面のキズ等は見られますが、そこ以外は至って良好なコンディションです。

PASMのスイッチとスポーツクロノパッケージのストップウォッチが走り好きには嬉しいですね。

助手席にて試乗させていただきましたが、2.7リッターのフラットシックスは重厚感と軽快感を両立させながら実に気持ちの良い加速を味わわせてくれます。

強烈というほど力強くはないものの、公道では持て余し気味くらいのパフォーマンスという絶妙な塩梅は ”踏めるポルシェエンジン”
として出色で、素晴らしい加速感とポルシェサウンドの快感を日常的に味わいたい向きには最右翼と言えるでしょう。

それは、同じボクスターでもSにはないキャラクターです。

印象的なのは乗り心地の良さで、下手なサルーン顔負けなくらいフラットな乗り心地で、嫌な突き上げ感などとは無縁です。

それでいてコーナーではしっかり踏ん張るダンピングも兼ね備えているので、これはよほど飛ばさない限りSPORTモードは使わないんじゃないかというくらい良いチューニングです。

PASM未装着のノーマルサスも良い印象でしたが、それを大きく上回るバランスの良さで、これはミッドシップ2シーターという素性の良さにPASMの高性能が加わった恩恵なのでしょう。

機械的信頼性の高さや、2シーターとしては容量十分な前後のラゲッジも含め実用性もバッチリな987ボクスターの2.7・6MTは、車好きにとってのトータルバランスがとにかく高い1台と言えますね。

●● その他 ●●

コンディション維持のため、走行距離は多少延びていきます。

色調の微妙な違いや小キズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。

●● まとめ ●●

比較的流通量の多い人気スポーツカーであるボクスターといえども、MTの流通量は全体の約3割で、しかもそこに6MT・PASM・スポーツクロノパッケージと条件を加えると、とたんに希少車に近い領域に入ってしまいます。

そこに2.7、黒内装、黒外装、程度良好、フルノーマル・・・と条件を加えていくとすると尚更ですね。

ありそうでなかなかないこういった車を、程度良好な個体があるうちに堪能しておくことは、価値のわかる人にとっては良い選択だと言えますね。

オーナーさんは現在でも気に入って乗られているものの、家族構成の変化に伴い、売却を希望されています。

お車は、東京都杉並区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(20,880円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
245万円→230万円
画像クリックで拡大出来ます
程度の良い987ボクスター2.7・6MT・スポーツクロノ装着車です。 
718への系譜を強く感じるスタイリングです。 
986やカレラGTとの類似性も強く感じられます。 
グラマラスなヒップラインがポルシェらしいですね。 
 
黒ボディ、黒幌、黒内装で決まっています。 
PASMによって車高が10mm下げられています。 
近年のモデルよりもえぐみのない上品さが持ち味です。 
フロントからサイドにかけて目立つキズはありません。 
 
 
 
灯火類やエンブレム類も良好です。 
 
 
 
ホイールは4本とも概ねこのような状態です。 
左リアに軽微なガリキズがあります。 
運転席側ドアエッジのキズです。 
細かいキズはややあります。 
ストーンガードにヒビ割れはありません。 
幌の程度も良好です。ややスレた部分があります。 
リア回りも良好です。 
 
 
 
リアの灯火類やエンブレム類も程度良好です。 
 
バックカメラ装備で安心です。 
リアバンパー中央部分に軽い接触痕があります。 
フロントバンパー下の線キズ。 
下回りも良好です。 
トランクはフードも内側も至ってキレイですね。 
まずまず広めのラゲッジスペースが確保されています。 
ゴルフバッグ1個+アルファを飲み込むリアトランク。 
 
程度良好なフルノーマルのインテリア。 
 
 
987になって質感が大幅に向上しました。 
 
 
あると嬉しいスポーツクロノパッケージ。 
エアコン温度設定&風量設定スイッチのベタつき。 
レザレット/アルカンタラシートは質感高く劣化しにくいのが特長です。  
走り好きはこだわりたいゲトラグの6速。 
センターコンソール表面全体に見られる細かなスリキズ。 
 
 
ブック類も整っています。 


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