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取材日2021年2月11日 |
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「クラシカルなポルシェ356を日常で楽しむ・・・終わらない夢」
1986年公開映画「トップ・ガン」でのあの記憶に残る名シーン・・・・。
トニー・スコット監督による大変美しい映像とドラマチックなウエストコーストの景色、そしてあの告白のシーンに「クラシックポルシェ356!が普段使い乗れたらなんと素敵な事だろう!」と当時アメリカでカワサキに乗っていた筆者はチャーリーが追いかけて来なくても夢見たものです!
「クラシックポルシェ356・・・ クラシカルで何とも流麗な響きなコードネーム・・・。」
このコードネームが表すのは、空気の流れが見えるかの様なフロントからリアへの有機的デザインです。戦前からの葛藤が生み出したミッドセンチュリーのデザイン史、自動車のデザインも第二次世界大戦後エアロダイナミクスを意識して大きく変化します。
1947年という終戦後の混乱期、物資が完全に不足する最中でありながら、本拠地シュトゥットガルトではなく疎開先であったオーストリアのグミュントで356の設計は始まり、翌年に完成した試作車がレースに出場していきなり優勝、初のポルシェの名をつけた高性能スポーツカーとして、後の911シリーズへと脈々と続くスポーツカーの礎を生み出した大変魅力あふれるモデルとして、全世界的に熱狂的エンスージアストの心を掴んで離さず、既に発売から半世紀以上経過した今、更に熱く語られ続ける車です。
「このドラマチックで味わい深いリアルクラシック356を日常で楽しむことができれば・・・」
ここ半世紀、この終わらない夢の提供へと、特に自動車文化が根深くある欧州では様々なレプリケーションビルダーが泡の様に生まれては消え・・・様々なモデルを生み出します。その中で異彩を放つオートモビルビルダーがハンガリー生まれのカナダ人である夫フランク・ライスナーとチェコ生まれのカナダ人である妻ポーラが1959年イタリアでパーツメーカーとして創業したインターメカニカです。
現在カナダ・バンクーバーにあるインターメカニカ社は、カスタムカービルダーとして世界的に知られていますが、その成功への道のりは正に波乱万丈人生物語の険しいものでした。彼らはあらゆる逆境を乗り越え、最終的には挫折を創造的なチャンスに変えて、オリジナルを凌駕するものづくりを実践してきたのです。
フィアットなどのパーツメーカーから創業したインターメカニカは、やがて技術力の向上から小ロットのオリジナル自動車製造を始めます。
1960年代後半にはエレガントでエキゾチックなクラシックフェラーリを思わせる「イタリア」を発表、北米やドイツで好評を得ます。また当時のゼネラルモータース傘下オペルの依頼を受け、これもクラシックマセラティを思わせる「インドラ」をジュネーブモーターショーで発表、その後北米への流通を確立するほどに成長しました。1960年代順調に思われたライスナー夫妻のファミリービジネスでしたが、オペルの親会社ゼネラルモーターズが突然、シボレーエンジンとオペルの部品をインターメカニカに供給することを中止、絶望の淵に立たされながらも一家は1975年にイタリアからカリフォルニアに移住し新たなビジネスチャンスを模索し始めます。
そんなある日サンディエゴ近郊でフランク氏が立ち寄った中古スポーツカーディーラーで、古くも美しいポルシェ356スピードスターが売られているのを見て「顧客が望んでいるのは美しいクラシックポルシェを日常使いできる事だ!」と閃きます。
新しいデザインのイメージと、イタリア時代の古い代理店がバンクーバーに移転してきたという事実が重なったことで、ライズナー家とインターメカニカはカナダに戻り、356をモデルにしながらも現代の環境で存分に走りを楽しめる剛性を追求し、オリジナルを凌駕する車の製造を始めます。
「写真50枚・3本の動画を是非ご覧ください!グリーンメタリックが輝く大変美しいインターメカニカ・ロードスターです!」
エンスーの杜の取材では、大変有難い事にいつも素晴らしいオーナー様との出会いがあります。エンスージアストの皆様は、「極上のコレクションを楽しまれる方」、「極上に仕上げることを楽しまれる方」そして「極上車に乗って楽しまれる方」と様々なタイプの方がいらっしゃいます。今回のオーナー様は「極上車に乗る」事を至福の楽しみとなさっておられるお方でした。
オープンエアモータリングを心から愛され、バイク歴50年以上!見事なクラシックバイクのコレクションもさることながら素晴らしいハンドリングとオープンエアが存分に楽しめる「現代の環境で存分に楽しめるクラシカルなポルシェ356」をイメージしてこのメタリックグリーンがモダンな印象のインターメカニカ・ロードスターを楽しんで来られました。
「外見はクラシックだけどクーラーも使えて走りはモダン、そこが本当に良いんだよね!」
オーナー様、この車をとても大切にされ、30万円以上掛けてプロによるポリマーシークQEST加工作業、ボディミスト除去・磨き〜アルミ・クロームメッキの磨き、ホイールの磨き〜コーティング加工を実施、また普段は完全防塵の立体地下駐車場(写真49参照)にて保管される程です。
ぜひ走行動画をご覧ください!実際にナビシートに同乗させて頂き、撮影しながら走行頂きましたが、サンディエゴならぬ前橋の街並みがとても素晴らしく思え、実に愉快爽快な印象を持ちました。
普段使いから気軽に乗れて、夏にはクーラーオンでコンビニにもいける、その気になれば峠まで引っ張り出して剛性感あふれる軽量ボディで非日常感を存分に楽しむ、これらの魅力に加えてオンリーワンのデザインの魅力を存分に楽しむことが出来る・・・・・!
「取材後書・・・・・」
何気ない日常が一台の車の存在で非日常へと大きく変わる・・・・・。
「クラシカルなポルシェ356を日常で楽しむ・・・終わらない夢」是非追求してみては如何でしょうか。
この素晴らしい車両は現在、群馬県にあります。 個人のため諸費用等はかかりませんが、自動車税(月割り)とリサイクル料のご負担をお願いいたします。また陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。 (お問い合わせに際して) 記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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