ワーゲンポルシェの愛称で1970年から販売されたポルシェ914は、ポルシェとフォルクスワーゲンが共同で製造・販売されたスポーツカーです。ボディをポルシェが担当し、エンジンの供給をフォルクスワーゲンが担当して、既存パーツを出来るだけ流用する事でコストダウンを図り価格を抑えたうえで、走行性能も911に遜色ない高性能を実現したことにより、ポルシェユーザーの間口を広げたエントリーモデル的性格をもつお車です。
オーナー様は昨年の10月に個人の方より購入され、購入後もエンスー車に詳しい知り合いの業者へ依頼し、入念なメンテを行ったとの事です。購入後500km程の走行と少な目な事のほか、購入後のメンテもしっかり成されて来た事、ガレージにて大切に保管されて来られた事などから、今でも安定した走りと抜群のフケ上がりを可能とされています。
尚、こちらのお車は初代オーナーさんが日本にて長く所有されており、現在のオーナーさんまで屋内ガレージ保管を心掛け、専門店にて定期的なメンテナンスをされて好調を維持されて来られたお車の様です。
【 外 装 】
外装は、鮮やかで目を引く人気のイエローの塗装ですが、全体的にキズや凹みなどが見当たらないとても綺麗な状態であり、光沢も良いです。ここまで綺麗な理由として、高速走行時は純正オプションのノーズブラを装着して保護されているため、飛び石痕も無く綺麗な状態との事です。
【エンジン】
エンジンもオリジナルであり、不具合無くインジェクションを維持されたお車です。
エンジンは全て空冷式水平対向で、エンジンとトランスミッションを911と前後逆にしたミッドシップエンジン配置となっており、質量を前後方向の中央に寄せて、運動性能の向上を図っています。また、こちらは412Eの1800ccエンジンを、1971ccにボアアップし搭載され、1973年から販売された914(2.0)のお車です。
【 内 装 】
内装も全体的に綺麗な状態です。シートはオリジナルのブラックレザーで良好な状態ですが、運転席のベルトが当たる位置の破損による補修跡と、助手席側に小さいですが破れがあります。他の気になる箇所としては、経年劣化によるダッシュボードのヒビが見受けられます。また、他はインパネ周りや純正のステアリングも綺麗な状態ですし、 脱着式トップ(トランクに収納可)裏の天井も綺麗な状態です。
尚、純正オプションのエアコンは効きますが、シーズン毎の冷媒ガスの補充をオススメされています。
【足回り】
足回りも問題無くこのままお乗りいただけます。ホイールもガリ傷は無く、タイヤは前後ともブリジストンのSNEAKER (FR:165/80R15 87S)を履いており、溝は7分山程度残っています。安定した走りの向こうにある面白さは、乗った 方しか味わえない本物のポルシェの走りという感じでした。
【付属品】
フロントマスク(ノーズブラ)
【2017年8月の車検時の主な整備内容です】
・車検整備 ・ポイント交換、ギャップ調整
・エンジンオイル交換 ・スパークプラグ点検交換
・オイルフィルター交換 ・ワイパーリンケージ修理
・ガソリンホース交換 ・ワイパーモーターAssy分解修理
・ガソリンフィルター交換 ・ガソリンタンク〜パイプ間ホース交換
・ディストリビューター点検 ・エアーインテークダクトドレーンホース交換
・コンデンサ交換 ・ウォッシャーホースAssy交換
・左サイドマーカーランプバルブ交換 ・ウォッシャーホース脱着交換
・ブレーキフルード全交換 ・各ブレーキ点検(異常なし)
こちらのお車は、現車をご確認いただける方への販売を希望いたします。
記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したもの ですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全て 裏づけを取ったものではありません。
状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事 と異なる場合がある事をご承知おきいただき、現車確認の際に必ず状態をご確認ください。
オーナー様の販売理由としましては、乗り換えによる車庫のスペースの問題で、今回は泣く泣く掲載を決意なさった との事です。今回のお車は、歴代のオーナーさんにより大事にされてきた、本当に程度の良いお車でしたので、 現存数も減っている914をお探しの方にはとてもオススメなお車です!
車は茨城県の坂東市にあります。
個人売買の為、消費税などはかかりません。
ご購入の方は、自動車税45,400円の月割り額と、リサイクル券11,860円の別途ご負担をお願いいたします。
【追記】
2019年9月で車検切れとなりましたが、売却時には車検整備をしてからの引き渡し予定とのことです。