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インターメカニカ356スピードスター 年式不明
車検 2021年12月 走行 23,591km 備考 並行車、2.0リッターエンジン、ウェーバーツインキャブ、4速マニュアル、アルプスラリー仕様、ナカミチCDデッキ、ETC
長さ 3880mm 1650mm 高さ 1400mm 重量 750kg 排気量 1970cc
取材日2019年4月27日

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◆インターメカニカについて
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インターメカニカインターナショナル社は1959年に設立、イタリアのトリノに本拠を置き、オリジナルデザインのスポーツカーやスーパーカーを生産した自動車メーカーです。
1959年にオリジナルカー「IMP」を開発、ベースはフィアット500、ヒルクライムやレースでアバルトを打ち負かし、優勝するなど輝かしい功績を残しました。

1961年には名車「アポロGT」を開発、フェラーリのような美しいボディにビューイックのV8エンジンを積んだアポロGTは100台ぐらい生産されました。

その後、「アポロGT」をベースにスチールボディの「オメガ」、フォードV8エンジンを載せた「トリノ」(のちにイタリアに変更)、シボレー351エンジンを積んだ「インドーラ」などが生産されました。

そして1975年にポルシェスピードスターのレプリカの生産冶具を開発し、1976年から3年間で600台の356スピードスターを生産します。

その後IM社は、カナダに本拠地を置き、1981年から356コンバーチブルDに基づくモデルの「ロードスター」を開発、85年から生産を開始し、現在に至ります。

現在のラインアップは「356ロードスター」、「356スピードスター」、「GSボディ」、「キューベルワーゲン」です。

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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両はインターメカニカ356スピードスターです。
年式は不明ですが、シャシーや足回りを見ますとVW・タイプ1と似ていますので1970年代に生産されたモデルと思われます。
現オーナーさんは、約5年前に友人の方が海外へ赴任されるため、手放されると話があり、購入します。
購入後は、1950年のアルプスインターナショナルラリーに出場したポルシェ356コンバーチブルをベースに仕上げていきます。

その内容は
・外装はバンパーレス、ボディの取り付け穴を埋めます(外したバンパーはあります)
・ヘッドライトのメッシュカバー装着
・フォグライト装着(4個あるうちの2個にカバーを装着、このカバーが希少です)
・1950 アルプスインターナショナルラリープレート装着(レプリカ)
・ゼッケンサークル貼り付け(ゼッケンサークルを隠すことができるカバー有)
・各種バッジ、シールの貼り付け
・HEUER製のストップウォッチ装着
・メッキホイール新品交換
・タイヤ新品交換

一通り仕上げ、休日のドライブカーとして楽しんでこられましたが、そろそろ卒業しようと思い、エンスーの杜の掲載依頼となりました。

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◆ボディ
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ボディカラーはブラック、ボディはFRP製、多少経年による劣化はあるもののクラックもなく、いい状態だと思いました。
右フロントフェンダーには、ロイター社のバッジ、モービル・ペガサスがあり、左フロントフェンダーには、初期型ウイングコニーとモービル・ベガサスのシールがありました。ロイター社は、本物のスピードスターの製作会社です。
ゼッケンサークルは円周にマジックテープが貼ってあり、カバーの内側にもマジックテープがあり、簡単に脱着することができます。
幌、サイドカーテンはきれいな状態です。ウインドウに曇りはありません。

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◆インテリア
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スピードスターの特長の小さいひさしがあるメーターパネル、大きな3連メーターは後期モデルと同じです。
ステアリングホイールは、バージョンステアリングホイールのリプロです。
ラリーに必要なタイムを計測するHEUER製のストップウォッチを2個装備しています。
シフトレバーはEMPI製クイックシフターに交換しています。
オーディオはナカミチ製CDデッキ装備しています。
シートは本革、多少のひび割れが見られます。
当時の雰囲気を出すため、インパネにフランス製の切手が貼ってありました。
ヒーターは両サイドにあるフラップを開けると、エンジンの熱が室内に入ります。

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◆機関
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エンジンは、フォルクスワーゲン製で2.0リッターエンジン、キャブレターは、ウェーバーのツインキャブ、ミッションは4速マニュアル、シフトレバーは、ショートストロークです。
エンジンオイルの滲みはありますが、特に問題はないそうです。
オーバーヒート対策のため、エンジンオイルクーラーを装着しています。
ダイナモからオルタネーターに変更しています。
点火系はポイントレス化のため、始動性が良好です。

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◆足回り
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サスペンションはポルシェ356と同じトーションバー式、フロントがダブルトレーリングアーム、リヤがシングルトレーリングアーム、ブレーキはフロントがディスクブレーキ、リヤがドラムブレーキ、ステアリングはウォームアンドローラー式です。

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◆メンテナンス
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残っていますメンテナンスを以下に記します。
◆2009.12.1 走行距離:20,694km
・車検整備
・ホイールシリンダーO/H(ピストンカップ交換、フロントL/R)
・ブレーキフルード交換
・アクスルシャフトブーツ交換(左)
・ミッションオイル補充
・バルブカバーガスケット交換
・エンジンオイル交換
・ファンベルト調整
・エンジンリッド、ストライカー調整
◆2013.12.16 走行距離:21,800km
・車検整備
・エンジンオイル交換
・ファンベルト調整
・エンジンオイル交換
◆2015.1.16
・BOSCHシルバーバッテリー交換
・ジェネレーターブラシ交換
・BOSCHボルテージレギュレター交換
・ミッションオイル交換
・点火プラグ交換
・BOSCHプラグコード交換
・BOSCHディスビキャップ&ローターKIT交換
・PERTRONIXイグナイターポイントレスKIT取り付け
・キャブ調整、点火時期調整
・バルブクリアランス調整
・バルブガスケット交換
・ファンベルト交換
・エンジン内燃料ホース交換
・WEBER IDF用エアクリーナー交換
・HELLAキルスイッチ取り付け
・BOSCHユニバーサルIGスイッチ交換
◆2015.1.23
・リヤデッキリッドリリースケーブル交換
・オーディオ交換
◆2015.3.15
・フォグライト(シビエイエロー)取り付け
・フェイヤーマスター取り付け
・フロントバンパー取り外し
・リヤバンパー取り外し
・フロントナンバーステー取り付け
・ワイヤメッシュヘッドライトグリル取り付け
・シビエフォグライト(ミニオスカー)取り付け
・BOSCHスモールリレー交換
・フォグライトスイッチ交換
・フロントラリープレート取り付け
・前後バンパー穴埋め
・356スタイルホイール交換
・コンチネンタルタイヤ交換
・ストックホイールボルト交換
・ATEブレーキマスターシリンダー交換
・ブレーキホース/パイプ交換
・ブレーキオイル交換

車は愛知県にあります。
法人登録の為、消費税がかかりますが掲載価格は消費税込みの価格です。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
ラリーアルプスのフロントフェイス 
ゼッケンサークルをカバーで隠しています 
メッシュグリル付きヘッドライト 
 
フォグライト 
フォグライトカバーは希少です 
独特の丸みのあるボディ 
 
サイドビュー、素敵ですね 
ロイター社のバッジとモービル・ペガサス 
丸いお尻が可愛いですね 
テールライトLH 
テールライトRH 
エンジンフードグリル 
 
 
丸みが特長のウインドウガラス 
幌カバー 
幌を被せた状態のフロントビュー 
 
幌を被せた状態のリヤビュー 
 
幌の内側@ 
幌の内側A 
コックピット 
3連メーター 
HEUER製ストップウォッチとナカミチCDデッキ 
 
フランスの切手 
モデルとなったミニチェアカー 
EMPI製のクイックシフター 
ドライバーズシート 
パッセンジャーシート 
荷物スペース 
ABCペダル 
ドアトリムLH 
ドアトリムRH 
エンジンルーム 
 
 
左バンク 
右バンク 
エンジン下部 
2本出しのエキゾーストマフラー 
フロントサスペンション部 
リヤサスペンション部 
 
電磁式燃料ポンプ 
15インチスチールホイール 
 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp

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