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コンテンポラリー コブラ427 レプリカ 1991年式
車検 2025年12月 走行 15,678マイル(メーター読み) 備考 D車、左H、4速MT
長さ 401cm 179cm 高さ 123cm 重量 1120kg 排気量 7010cc
取材日2024年6月16日

★コンテンポラリー コブラ427 レプリカに関して
コンテンポラリー社は1980年初頭、アメリカのニューヨーク州で設立され、後にスーパーパフォーマンス社が誕生するまで、世界で一番キットカーのコブラを販売した会社である。

4インチ径の鋼管を使用したメインフレームにジャガーEタイプから流用された4輪独立サスが組み込まれており、コーナリング時の捻れ剛性に強く、走りを重視して作られていることも特徴である。

サスペンションを構成するアームの大半はコンテンポラリーが開発したアルミ製のオリジナルで、ミッションは4速MT、搭載されるエンジンは427キュービックインチ(6977cc)のフォード製V型8気筒OHVで、細かい仕様は同じコンテンポラリー製のコブラでも異なるが、2基のホーリー製キャブレターにより最高出力380psを発揮した。

◆当車について◆
1991年国内登録のD車、2013年2月に購入し、現在3オーナー目、取説・マニュアル関連無し、整備記録無し、シャッター付きガレージにて完全屋内保管、修復歴あり、ETC、スペアキーあり

※型式/不明、原動機の型式/玉[44]41玉、車台番号/東[41]12●●●東、
※車検証の車名はフォードコブラ
※シリアルナンバー/CCX-3-3326
※年式に関しては、国内登録年を年式として表記しています。

◆エクステリア◆
ボディカラーは鮮やかなレッド、白で塗られたストライプがこの車の素性を物語ります。

ボディには艶もあり、全体的に程度は良好ですが、良く見ると下記が挙げられます。
・フロント周辺及び左右のリアフェンダーの前方に石はねによる塗装のチップ
・右のフロントフェンダー前部、左のリアフェンダー前部及び上部、左ドア下の傷
・FRPボディの欠点である塗装のクラック(助手席の後ろ側周辺に3ケ所、右ドア下))
内容的には軽微ですので、タッチペイントで修復が可能なレベルです。

前後のバンパーはレーシングジャッキタイプに交換。
サイド出しのマフラーは白い耐熱塗装がされており、バンテージが巻かれていますが触媒は付いていません。

ワイパーアームが外されていますが、ワイパーのモーターが無いため、ワイパーアームを付けても作動させる事が出来ません。
購入時からこの状態だったそうですが、新車時から付いていなかったのか、あるいは外されたのかは不明ですが、モーターを新たに付ける事は出来そうです。

なおウインドウウオッシャーのノズルも、最初から装備していませんので、車検の際はフロントのスクリーンを外すそうです。

15インチホイールはオリジナルで、スピンナーは叩いて締緩するタイプですが、固く締めても緩んでしまうため、落下防止用のワイヤーが付けられています。
なおスピンナーは車検非対応となりますので車検の際は対策が必要です。

タイヤは車名と同じクーパー コブラ、フロントが2022年47週製造の255/60R15、リアが2022年28週製造の295/50R15で8分山以上あります。

ちなみに修復歴ありとしていますが、前オーナー所有時にサーキット走行で右フロントをぶつけて修理しており、フレームにはダメージが無かったそうですが、モノコックボディの特性上、記載しておきます。

幌はありますが、装着した事が無いため、装着出来るかは不明との事で、もしかしたら縮んでしまっているかも知れません。
またサイドスクリーンはありません。

なお、キーロック出来るのはステアリングだけとなります。

◆インテリア◆
車内はオリジナルを踏襲して下記のモデファイがされています。
・ドライバースシート交換(オリジナルあり)
・電源ソケット増設
・シェルビーアメリカのプロダクトプレート
・カロのフロアマット
・革製の小物入れ

ヒーターは装備されていますが、エアコンは装備されていません。

カーペットには擦れや破れがあります。

水温計は華氏表示になっていますが、華氏212度が摂氏100度になります。

独特な形状の4速MTに、クラッチはかなりの踏力が必要です。

◆エンジン・整備関連◆
大排気量のV8エンジンは重厚感を伴ってスタートします。

アイドリングの回転数は500〜600rpm程で若干低めですが、「独特の揺れ」を感じるために意図的に低く設定しているそうです。
時折エンストする場合もありますが、800rpmに設定すれば問題は無いとの事です。

ボディサイドにはFORD427コブラ(427キュービックインチ/6997ccのエンジン搭載)のエンブレムが貼られていますが、車検証の排気量が7010ccである事から、実際のエンジンは428キュービックインチであると思われます。

ブレーキはAP、ショックはアラゴスタが入っています。

燃料タンクは60Lでガソリンはハイオクです。

オドメーターは確証が無いため参考値です。また車検証の記載事項ではkmと表示していますが実際はマイルとなります。

整備記録はありませんが、メンテナンスは他の車も合わせて知り合いの整備工場に依頼しています。

なおオーナーさんの記憶では
・スターターモーター交換
・バッテリー交換
・配線見直し(アース)
・カットオフスイッチ装着
・ヘッドカバーガスケット交換
・ウオーターポンプ交換
・ブレーキオイル漏れ修理
を行っているそうです。

現状は多少のオイル漏れがあり、フロアにシミが出来ています。

車台番号はフロアのフレームに打刻してあるとの事ですが、リフトアップが出来なかったため確認が出来ませんでした。

◆オーナーさんより一言◆
コブラは以前、伊豆スカイラインを走っているブルーのストライプの入った車が走っているのを見て、その格好良さに一度は乗ってみたいと思っていました。

その後色々探していた所、11年程前に偶然にも友人がこのコブラを乗っていたので、頼み込んで譲って貰いました。

何と言っても速さが魅力で、ドライブやイベントに行くと良く声を掛けられますが、燃費が市街地走行で3〜4km/Lなのが痛い所です。

大事にしてきましたが、年齢的にMT車を乗りこなすのが厳しくなって来たため、手放す事にしました。

なおシェルビーアジアの担当だった方から、この個体を国内登録したと聞いており、当時コンテンポラリーの赤はこの一台のみだったと教えてもらいました。

また知り合いの車屋さんが足立の陸運局に確認した所、昭和40年(1965年)製造と言われたそうで、だから車検はその当時の道交法が適用されているのかも知れませんが、それを証明する書類等はありません。

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
オーナーさんはエンスーの杜の常連様です。今まで多数の味のある車をご掲載、ご売却頂いています。

助手席にて試乗させて頂きましたが、オープンでありながらも意外と剛性感があり、足回りもしっかりしていました。

パワーウエイトレシオ2.9kgを誇るマッスルカーは、低速では2速に入れっ放しでAT状態で走れるトルクがありますし、一旦アクセルを踏み込むと、V8エンジンの咆哮と共に、背中から蹴飛ばされる様な加速をします。

シフトは4速MT、独特のシフトワークとなりますが、慣れれば意外と楽との事です。

パワステはありませんので、駐車時は腕力が必要ですが、走っている限りその必要性はあまり感じませんでした。

クラッチは足が攣りそうになる程、激重ですが、他のコンテンポラリーが掲載された記事を見るとさほど重くは無いようですので、グリスアップや調整、交換で改善されるかも知れません。

またダイレクト感があるブレーキは、サーボ(倍力装置)が無いため、効かせるには強く踏み込む必要があります。

なお遮熱板の無いマフラーが左右に剥き出しとなっていますので、乗降の際には細心の注意が必要です。
※筆者は足に火傷を負ってしまいました(泣)

コブラのレプリカは現在でも新車で販売されていますが、数あるコブラのレプリカメーカーの中では その完成度の高さからERAとともに 非常に評価の高いコンテンポラリー社のこの個体に魅力を感じる方はぜひご検討下さい。

なお、年式に関してははっきりしない所がありますし、メンテナンスや車検に関してはこの手の車を扱える主治医をお持ちか、ショップをご存知の方で無いと維持は難しいと思います。
特に車検に関しては、陸運局や係官によっては通らない場合もあり得ますので、ご注意下さい。

◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は車屋では無く広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけ取ったり、動作確認を行って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントもあくまで2024年6月16日の取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、ご自身の主観と異なったり、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・貴重な車を壊したりしないために、取材担当者が運転しての状態確認は行っていません。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールや電話での価格交渉は本気度が分かりかねますのでご遠慮下さい)

◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんの都合上、日程は日曜日限定でお願い致します。

◆購入される場合◆
・車両代金 
・自動車税(127,600円)を、購入月の翌月より3月までの未経過分の精算をお願いします。
・リサイクル料(12,590円)の全額負担をお願いします。
※ 個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。

 720万円
 
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1 応年の名車コブラのレプリカモデル
2 完成度の評価が高いコンテンポラリー社製
3 軽量なボディは全てFRP製
4 このスタイリングに魅了されるエンスージアストは多い
5 マフラーはサイド両出し、427のエンブレムボディ両サイドのみにある
6 サイドミラーは視認性が良くないとの事
7 ロールバーは運転席のみに設置
8 バックランプは未装備
9 ヘッドランプは英国製のルーカス
10 電動ファンはラジエーターの前後に設置し、合わせてオイルクーラーも装備
11 レーシングジャッキとして使用可能なバンパー
12 ボンネットはエアーダクト付き
13 ワイパーはモーターレス、ウインドウの両端には風の巻き込み低減用のディフレクターが付けられている
14 右フロントフェンダーの傷
15 フロントは255/60R15、ホイールのスピンナーは車検非対応
16 触媒レスのマフラーは白の耐熱塗装にバンテージが巻かれている
17 エンジン熱排出用のエアーアウトレット
18 剥き出しのマフラーは乗降時には要注意
19 スピンナー脱落防止用のワイヤーを設置
20 左ドア下の傷
21 左ドア下のクラック
22 右のリアフェンダー前部の石はね(左側も同様)
23 同じコブラの銘柄の295/50R15のリアタイヤ
24 幌を止めるためのピンが付けられている
25 幌取付金具周辺のクラック
26 何かが当たって出来た様なクラック
27 295サイズでも余裕があるリアフェンダー
28 テールランプもルーカス
29 ほぼオリジナルの状態が保たれている
30 運転席はバケットタイプ、シートベルトは2点式だが、リアには4点式のシートベルトを付けられるフックが付けられている
31 革製のコブラの小物入れが付けられている
32 水温系は華氏表示、エンジンオフでもOにはならない
33 メーター類はスミス、スピード計はマイル表示
34 シェルビーアメリカ製では無いためシャーシーナンバーに打刻は無い
35 4速MTは独特なシフトワークを要する
36 激重のクラッチ、マットは右H用
37 ヒーター用のダクト、カーペットの破れがある
38 軽々と開く軽量のドア、ドアノブは内側にしか装備されない
39 キルスイッチを装備、トランクはこの位置までしか開かない
40 バッテリーは奥にあるので、交換は一苦労
41 ショックはアラゴスタ、白いオイルフィルターはダブル
42 丸型の鋼管フレーム、フューエルフィルターは状態が分かる透明タイプ
43 錆は殆ど無い下回り
44 ジャガーEタイプのインボードブレーキ
45 エアクリーナーへのエアーインテーク
46 427キュービックインチ(6997cc)のエンジンは実際は7010ccある模様
47 電装系はMSDとハイテンションコードで強化しており、始動性も非常に良く高回転まで気持ちよく吹けあがる
48 大型の電動ファンにホース類はサムコ
49 バルクヘッドの部分もFRP製
50 コンテンポラリー クラシック モーターカーのシリアルプレート
 


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