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取材日2024年3月 |
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ーーーーーーーーーーーーーーーー 車との出会いは、人が車を選んでいるように思えますが、実際には車がオーナーを選んでいるかのような瞬間があります。 オーナー様にとって忘れられない一台がありました。 ところがある日、偶然ある車屋さんでこのクルマで見かけました。 日本に数台しか輸入されていないモデルでもあり、このチャンスを逃したら2度と手に入れるチャンスはないと思い、オーナー様は一目惚れで購入を決めました。 購入時には、エンジンとミッションもしっかり整備して納車されました。 エンジンの始動を確実にするためにMSD BLASTERを取り付け、ヘッドライトをLED化しました。 元々のボディカラーは美しいブルーでしたが、80万円以上をかけてマットブラックにラッピングしました。 内装も特に美しくレストアされており、皮張りシートや天井はほぼ当時の状態に再現され、美しさを保っています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ジェンセン・モーターズは、もともとは1934年に設立されたコーチビルダーです。 つまり、車台(シャシー)に車体を架装する自動車のボディー製造からその歴史をスタートさせています。 映画俳優クラーク・ゲーブルから、フォード・V8のシャシーをベースにしたカスタムカーの製作を依頼されたことをきっかけにジェンセンの名があまねく知られることになりました。 そのジェンセンで最も成功したモデルが、今回ご紹介する高級スポーツGT(グランドツーリングカー)のジェンセン インターセプター(Jensen Interceptor)です。 もともとシャーシーと製造を得意とするジェンセンが、当時最強のパーワーを誇ったクライスラーのOHVエンジンとイタリアのデザインを組み合わせたモデル。 世界最高の技術を持った国境を越えたコラボレーションが、究極の高級スポーツGTを生み出したのです。 近年、ジェンセン・インターセプターは特にイギリスで再評価されています。 熱心なファンによって当時の工場が買い取られ、現在もパーツを製造する工場が運営されているためか、新品パーツの90%が手に入る(2016年当時)そうです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー レッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムやバイクレーサーのフィル・リードなど、多くのセレブもオーナーとして名を連ねています。 また、 アストンマーチンと肩を並べるグランドツーリングカーであるとの評価の表れでしょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー このインターセプターの前身にあたるモデルのC-V8は、快適な長距離ドライブを可能にする、究極のGT(グランドツーリング)カーとして登場しました。 担当したのは社内デザイナーで、ずんぐりした奇抜なデザインで、GTカーとしてのデザインにマッチしていなかったこともあったのでしょう。 そこで、経営陣は社外のデザイン、しかもイギリスでなくイタリアのデザイナーに白羽の矢を立てたのです。 社内は大騒ぎになったようですが、この決断が新たな名車を生む結果につながりました。 インターセプターのデザインを手がけたのはイタリアのカロッツェリア、トゥーリング。 そのチーフデザイナーはフェデリコ・フォルメンティで、アルファ・ロメオ1900CSSやアストン・マーティンDB5のデザインを担当しているそうです。 この大胆な取り組みが身を結び、大ヒット。 1969年に登場したジェンセン・インターセプターはMk.I/II/IIIまでシリーズが続き、合計6408台が製造されました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 搭載されているエンジンは、クライスラーの「ヘミ」エンジンです。 パワフルでありながら耐久性に優れ、修理がしやすいOHVエンジンの特性が、この車の魅力を一層引き立てています。 ジェンセン・インターセプターは、国境を超えた開発により、1960年代半ばから1970年前半にかけて爆発的な人気を博しました。 この時代、アメリカンマッスルカーが大きな注目を集めていた中で、ジェンセン・インターセプターはそのパワーと洗練されたデザインで際立っていました。 クライスラーのOHVエンジンを搭載したこの車は、アメリカの「ビッグ3」(GM、フォード、クライスラー)によるパワー競争の中でも、特に高い評価を受けていました。7,190ccの大排気量で、その時代のマッスルカー全盛期の中でも最強の性能を誇っていたのです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1970年に追加されたトリプルキャブレターの「SP」モデルは、285馬力から390馬力にパワーアップしました。映画「ワイルド・スピード ユーロミッション」で見せるパワースライドのシーンは、このSPモデルのようです。 ジェンセン・インターセプターは、ジェンセン・モーターズの最大のヒットモデルとなり、その製造数、デザイン、性能の全てで、当時としては画期的な存在でした。 そして、その魅力は今もなお色褪せることがありません。 そして、それを愛する人々の情熱によって、今日もその伝説は生き続けています。 現在、この車の伝説を引き継ぐ、新しいオーナーを探しています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 過去の整備記録や修理歴など含めて現オーナー様から詳細ヒアリングを実施、事故歴の有無含めて取材しております。大きな事故歴があった場合、また現オーナー様の所有歴が極端に短く詳細がわからない場合は取材をお断りし、購入されるお客様に可能な限り安心をお届けする工夫を実施しております。 本記事内容は、オーナー様へのインタビューと試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。 何卒宜しくご検討下さい。 参考資料: |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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