■■■今回紹介のモデル■■■
1985年4月(昭和60年)初度登録の貴重なワンオーナーカーです。
車両は、ボディカバーを使用のうえ車庫保管されています。
今回売却されることにされた理由としては、オーナーさんも高齢になり特に長距離走行時に少し不安を感じ始めたので決断されたとのことです。
掲載にあたりオーナーさんよりモーガンに対する熱い思いを込めた下記コメントを頂きました。
『風と遊ぶライトウエイトスポーツカーのロマンの世界を求める人に』
2021年4月で36年を経過したワンオーナーカーです。
歴代モーガンオートディーラーにメンテナンスを依頼、整備記録は有ります。
新車発注時にオプションでアンダーコーティング施行。2020年に2度目のアンダーコーティング施行。
致命的な錆は有りません。
1984年より「Morgan Sports Car club of japan(MSCCJ)」に所属し活動。(現在は退会)。
1988年、日本テレビ水曜グランドロマン 故大林信彦監督、斉藤由貴主演のテレビドラマ“私の心はパパのもの”に劇中車として使用されました。
2004年、ボディ外装塗装を新車時のオフホワイト(特注色)からアストンマーティンワインレッドに塗り替え。車体解体(分解)のうえ全塗装を行いました。
2017年、デファレンシャルメンテの為、オーバーホールしております。
1950〜70年代の英国を中心とした欧州車のクラシカルスタイルを目指し、時間をかけてアクセサリー及びオーダーメイドのパーツ等を収集しました。(詳細は、車両の仕様項目に記載。)
時代の流れとはいいながら、現在の4輪モーガン車各種タイプも、他の高級スポーツカーメーカーと同様、高速道路を快適に走る方向に向かっています。
モーガン社の車両製造の過程においても、90年代になると、前面ガラスが固定化され、製造工程の効率化が優先され、風と遊ぶスポーツカー乗りの立場からすると、その方向性には疑問を感じています。
わずか年間数百台しか造らない企業であれば、その本来のスピリットに拘るべきではないかと考えます。
特に山間部のワインロードを、前面ウインドを前に倒し、または取り外し、レーシングスクリーンのみで、スパルタンに走る感覚は、まさにバイク乗りに近い世界です。従い、こうしたオープンカーの楽しみを求める方は、程度のいい中古車を探さざるを得ないことになります。
出来ればこうした世界を大事にする方に乗って欲しいとの思いです。
■■車両の仕様■■
◆車検証記載事項
・車名:モーガン
・車台番号:東[41]51166東
・型式:不明
・原動機の型式:東[41]
◆[走行距離計表示値]87,785km(令和3年3月18日現在)
◆現状の付属品・交換パーツ
・ETC
・電源スイッチ(カットオフ スウィッチ)
・キャリア
・2枚羽根スピナー(4個)
・ルーカスクラシックフォグランプSLR/SFT576(2個)
・クロムメッキバンパー(2本)
・クラシックステアリング(Moto−Lita製)
・メイプル自作インパネ(友人工芸家に依頼)
・レーシングスクリーン(2枚)
・工具一式
・オーニングカバー
◆アクセサリー
・ボンネット皮ベルト/金具
・キャリア用ベルト用金具(現在キャリア用ベルトは使用しておりません。)
・フォグランプ用バー
・バッチバー
・日本モーガンクラブ、スウエーデンモーガンクラブバッジ
◆タイヤ/ホイール
・MICHELIN
・195/60R15
・ステンレスホイール(5個)
■■特徴とお勧めポイント■■
・貴重なワンオーナーカー。
・新車時からの整備記録簿が有り、メンテナンスは完璧に近いとのことです。
・オーナーさんが時間をかけて収集した、アクセサリー及びオーダーメイドのパーツ等が有ります。
・テレビドラマ出演歴の有る貴重な車両です。
1988年、日本テレビ水曜グランドロマン 故大林信彦監督、斉藤由貴主演のテレビドラマ“私の心はパパのもの“に劇中車として使用された車両です。(出演時の台本が有ります。)
■■■モーガンについて■■■
モーガン社は、1913年に設立されたイギリスを代表する少量生産のスポーツカーメーカーです。
1936年から[4/4](水冷直列4気筒エンジンモデル)の製造を始めました。4気筒エンジンに関し
ては、英国フォードと強い関係を持ち、[4/4]が生まれてから採用し続けています。
モーガンの大きな特長はメインモデルが一度もフルモデルチェンジされなく、木材のフレームを使用、
ボディや内装などはほぼハンドメイドで製作されていて伝統に対するこだわりが感じ取れます。
■■車両の状態■■
【外装の状態】
・2004年にボディを解体しオールペイントされた外装は、艶、光沢が有り、綺麗です。
・下廻りを含め致命的なサビは有りません。(2度のアンダーコーティング実施済み。)
・大きなキズ、凹みは有りませんが左リアフェンダーの後部コーナーにタッアップ補修を施して有ります。
・ステンレスワイヤーホイールのリム等にガリキズ等無く綺麗です。
・幌に破れ等無く綺麗で良好です。幌の脱着も大きな力が必要なくスムーズに取り外しが出来ます。
・トノカバーの右側2ヶ所に破れの補修が施されています。(綺麗に補修されています。)
【内装の状態】
・シートの状態は、左右ともに表面にひび割れ等が大きく有りますが、36年間の歴史を物語っている様で趣が感じられました。
・運転席シートの背もたれの右下部に破れ(穴)が有ります。
・友人の工芸家作製のメイプル材(もみじ)のインパネは、クラック等無くバーズアイの節目が綺麗です。
【機関の状態】
・タイミングベルト交換済み。
・エンジンのコンディションは良好で快調です。
・オイル漏れはありませんが少し滲み程度のレベルです。
・ミッションも良好な状態です。
■■モーガン 4/4の履歴■■
1983年 モーガンオート高野へ発注、主要オプションは以下になります。
・スペシャルペイント(オフホワイト)
・ロッキングキャップ
・トノカバー
・アンダーコーティング
1985年04月 <納車>(追加オプションは以下になります。)
・クロムバンパー
・クラシックハンドル等交換
・2枚羽根スピンカーバッチ等収集、取り付け
1985年12月 <3,000km点検>
1987年06月 <定期点検>
・オイル交換
・他
1988年04月 <24ヶ月定期車検>
・フォグランプ、レーシングスクリーン取り付け
1989年01月 <一般整備>
・オイル、エレメント交換
・グリスアップ
1989年02月 <一般整備>
・クロムメッキリヤバンパー交換
・バッチバーステー取り付け
1989年11月 <一般整備>
・ボンネットベルト取り付け
1990年04月 <24ヶ月定期車検>
・サスペンション回りグリスアップ
・アライメント調整
・ブレーキ/エンジン周囲調整
・オイル交換
・タイミングベルト交換
・ホース類交換
・バッテリーマウント交換
・大容量バッテリーに交換
・他
1992年04月 <24ヶ月定期車検>
・ギアボックス点検
・グリスアップ
・ミッションオイル交換
・エンジンオイル交換
・プラグ交換
・他
1993年06月 <一般整備>
・タイヤ交換(エーボン)
1993年09月 <一般整備>
・バルブ修理
・シリンダーヘッド、マニホールド脱着・交換
・エンジンオイル交換
1994年04月 <24ヶ月定期車検>
・サスペンション/エンジン周囲調整
・ミッション/エンジンオイル交換
・ブレーキ周囲点検
1995年05月 <一般整備>
・エンジンオイル交換
・グリスアップ
・ヘッドライトアース修理
1996年04月 <24ヶ月定期車検>
・プラグ交換
・リアブレーキカップキット交換
・フロントハブベアリング類交換
・マフラーマウント交換
・メーター照明交換
・ストップランプ電球交換
・バッテリー交換
・他
1998年04月 <24ヶ月定期車検>
1998年10月 <一般整備>タイミングベルト破損、交換
・シリンダーヘッドオーバーホール
・バルブ
・タイミングベルト
・ウォーターポンプ
・Vベルト
・関連ホース類
・スパークプラグ交換
1999年07月 <一般整備>
・イグニッションコイル交換
・プラグコード交換
2000年04月 <24ヶ月定期車検>
・マスターシリンダー点検
・フロントキャリパー点検
・リアホイールシリンダーカップキット交換
・バッテリー交換
2002年04月 <24ヶ月定期車検>
2004年04月 <24ヶ月定期車検>
・タイヤ交換(ミシュラン)
・ステンレスワイヤーホイールに交換
・バッテリー交換
<解体/全塗装>
・オフホワイトからアストンマーティンワインレッドに塗り替え
2005年01月 <一般整備>
・アース線引き直し
・カットオフスイッチ取り付け
・キャブレター脱着(チョーク系)
・Fキャリパー脱着
2006年04月 <24ヶ月定期車検>
2008年04月 <24ヶ月定期車検>
2010年01月 <一般整備>
・クラッチワイヤー交換
2010年05月 <一般整備>
・クラッチワイヤー交換
≪2010年〜2017年 車検 一時抹消登録 仮ナンバー取得により走行≫
2017年01月 <一般整備>
・フロントガラス交換
・バッテリー交換
2017年05月 <24ヶ月定期車検>(車検一時抹消登録解除)
・トランスミッションオーバーホール
・タンクホース交換
・ガソリン抜き替え
・トランスミッションオイル交換
・デファレンシャルオイル交換
・ブレーキオイル交換
・ストップランプスイッチ交換
・バッテリー交換
2018年04月 <一般整備>
・オルタネーターハーネス修理
・マフラー排気漏れ修理
2018年09月 <一般整備>
・ヘッドライトスイッチ修理
2019年05月 <24ヶ月定期車検>
・タイヤ交換(ミシュラン)
・ヘッドライトディマースイッチ交換
2019年07月 <一般整備>
・カットオフスイッチ交換
・ETC取り付け
・バッテリー交換
2020年06月 <一般整備>
・オイルタペット交換
・テンションナープーリー交換
・タペットカバー交換
・オルタネーター脱着
・シャフトベアリング調整、研磨
2020年12月 <一般整備>
・トノカバー、シフト周囲の皮修繕
・バッテリー交換
・後輪右側タイヤハウス塗装タッチアップ
・アンダーコーティング施行
2021年03月 <一般整備>
・左リアフェンダー後部をこすり、塗装ハゲ(DIY塗装)
<取材後の感想>
オーナーさん運転のモーガンに同乗試乗させていただきました。オープンにして風を感じながらの短い時間のドライブでしたが快適で大変楽しいひと時でした。オープンカーの醍醐味を感じながらオーナーさんの若々しいドライビングテクニックと36年間の思い出話を堪能させて頂きました。
是非、貴重な程度の良いワンオーナーカーのモーガンをオーナーさんの思いと共に大切に引継いでいただける方をお待ちしております。
現車確認、見学については、オーナーさんも多忙な為、購入を前提とした上でご連絡をお願い致します。
個人売買の為、消費税、諸費用はかかりませんが、リサイクル料(¥11,280−)と、月割りの自動車税(年額:¥45,400−)のご負担をお願いいたします。現状渡しのノークレームとなります。
実車は、静岡県にあります。
【2021年4月28日更新】
2021年4月に継続車検整備を実施しました。(次回車検満了日:2023年5月14日)
価格(430万円)については、応談可とさせていただきます。
現在の走行距離:88,232km
<整備内容>
・エンジンオイル、エレメント 交換
・ブレーキオイル 交換
・タイロッドエンドブーツ 交換
・ワイパーブレード 交換(2本)
・運転席シートの背もたれの右下部に破れ(穴)部分の修理
【2021年10月16日更新】
価格を430万円から390万円に値下げいたします。