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アストンマーティン V12ヴァンキッシュS アルティメイトエディション 2007年式
車検 車検なし 走行 24,000km 備考ディーラー車 6速セミAT 複数オーナー ETC
長さ 467cm 192cm 高さ 133cm 重量 1900kg 排気量 5935cc
取材日2020年10月31日

初代ヴァンキッシュの最終型・世界限定50台の、希少かつ貴重なモデルです。
アストンマーティンのフラッグシップたるV12ヴァンキッシュは、1998年のデトロイトモーターショーでお目見えしたコンセプトカー「プロジェクトヴァンテージ」が礎となっています。

近代アストンマーティンのデザイン言語を構築したイアン・カラムが手掛けたプロジェクトヴァンテージは、DB7で確立したスタイリングをよりグラマラスに洗練させ、V12エンジンを搭載したフラッグシップカーとして相応しい新しく豪華なインテリアを併せ持ち、好評を得ることとなりました。

その3年後の2001年に、プロジェクトヴァンテージをほぼそのまま忠実に再現されたエクステリアを纏い、アストンマーティンにおける21世紀のフラッグシップカーとしてデビューしたのがこのV12ヴァンキッシュとなります。

2004年に追加されたV12ヴァンキッシュSは、ノーマルと同じ6リッターV12エンジンながら466psから527psに強化されたハイパフォーマンス版で、価格も2260万円から2614万円にアップされています。

最終年式の2007年には、最終限定車たるアルティメイトエディションが追加されました。その特徴は、専用カラーのアルティメイトブラック、アップグレードされた内装、サイドグリルのUltimateロゴ、サイドシル上の限定ナンバー入りプレート等が挙げられます。

今回のお車は、その最終限定50台のアルティメイトエディションになります。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は(株)ワークス様の取り扱い車両です。

国産・輸入車問わずエンスージアスティックな車を多く所有する現オーナーさんがコレクションの意味も兼ねてこちらの車両を購入されたのは、2014年の10月のことでした。

購入時の走行距離はおよそ22,300kmで、現在は24,000kmほどですから、6年で1,700kmほどしか走行していないことになりますね。

その理由としては、国内外に複数の会社を経営されているため海外にいることも多く、また近年ますます多忙になったため、どうしても乗る機会が減ってしまったとのことで、それが売却理由でもあります。

現在は車検が切れているため、車両の保守や管理はワークス様が担っており、定期的に動かしていたりメンテナンスを実施しています。

●● 外装 ●●

フルノーマルかつ非常に良い程度が保たれています。

キズが目立ちやすいブラックの塗装ですが、磨きキズは基本的になく、鏡のような艶やかさです。

ゴムやメッキのモール類やエンブレム類、灯火類も全て良好です。

純正19インチホイールもガリキズなく良好です。

気になる箇所としては、

・フューエルリッドのメッキがやや劣化

・サイドグリルのメッキがやや劣化

・ホイールには部分的なくすみ(特に右後輪)

あたりが挙げられますが、いずれも軽微で致命的なものはありません。

●● 内装 ●●

こちらも基本的にノーマルで、非常に良い程度が保たれています。

ブラックでコーディネートされたインテリアは、天井までレザーで設えられていますが、そのレザーのルーフライニングはアルティメイトエディションの専用装備です。

サイドシル上にある限定ナンバー入りプレートにはビニールがかけられたままになっています。

ETCとコムテック製のレーダー探知機が設置されているのがノーマルと異なる点です。

気になる点としては、運転席・助手席ともに座面の使用感がやや見られるところでしょうか。

運転席のサイドサポート部には、ごく軽微なスレも見受けられます。

座った感じは特にヘタリは感じられませんでした。

リアシートは座面前方に接触痕(凹み)はありますが、使用感もなく至ってキレイです。

●● 機関・足回り ●●

フルノーマルです。

あくまで敷地内での移動のみでしたが、特に異音や振動等は感じられません。

初代オーナーからの記録簿が概ね整っています。

それを見ると、2011年に正規ディーラーにてASM(セミAT)の脱着と調整をしている以外は特に修理らしい修理はなく、法定点検や消耗品・油脂類の交換といった標準的なメンテナンスが施されていることがわかります。

●● インプレッション ●●

コンセプトカー「プロジェクトヴァンテージ」の外装をそのまま市販したと言って良いほど忠実に再現されたこのV12ヴァンキッシュは、アルティメイトエディション専用カラーのアルティメイトブラックがビカビカに光る、艶やかなボディが印象的です。

それは単に美しく磨かれコーティングが施されただけでは到底出せない、職人による手作業でのアルミボディメイクによる入念な曲面出しと、何層もの塗料で塗られた塗装をこれまた手作業にてバフ掛けで仕上げられたという触れ込みが納得できる深みを感じます。

DB7からなるイアン・カラム調の近代アストンデザインではありますが、フラッグシップに相応しい凝ったディテールが与えられ、面構成もより複雑かつ現代的になっています。

ドアまで回り込むリアフェンダーの膨らみがグラマラスで、6リッターV12の弩級パワーを象徴しているようです。

足元を引き締める純正19インチホイールは、一見シンプルな外観ながらやはり凝った造形と仕上げで、直線的なデザインながら、曲面で構成されたボディにしっくりと馴染む造形美は巧みなものがありますね。

車検切れのため同乗試乗はできませんでしたが、V12エンジン独特の精緻なフィーリングと、スペックから想像するよりはるかに軽やかな吹け上がりを感じることができました。

527psのパワーと576N・mのトルクという弩級の力がこの滑らかさと精緻さで発揮され、322km/hの最高速と0-100m4.6秒のパフォーマンスを叩き出すと想像しただけで掻き立てるものがありますね。

そしてその野蛮とも言える高性能が内外装でひけらかされず、あくまで大人の高級クーペとして仕立てられているのがアストン流で、歴代連綿と受け継がれてきたスタイルなのだと言えますね。

●● その他 ●●

メインキーのほかスペアキーもあります。

●● まとめ ●●

このV12ヴァンキッシュS アルティメイトエディションは、もちろんその性能や装備が非常に素晴らしいということもありますが、むしろそれ以外の部分に大きな価値がある車と言えるでしょう。

エンジンルームのプレートに「HANDBUILT IN ENGLAND」と誇らしげに銘打たれているように、アストンと言えばほぼ手作業に近い形で職人が組み上げていく工芸品といった意味合いの濃いスペシャルカーです。

DB2/4 MkUからなる歴代のフラッグシップモデルやヴィラージュ系も全てこのヴァンキッシュと同じニューポートパグネル工場から生み出されてきました。

しかしながらこのニューポートパグネル工場は2007年6月をもって自動車生産を終了、その後のモデルはフォード資本の元に建設された大型の量産工場であるゲイドン工場生産となります。

つまりこの初代ヴァンキッシュは、旧来の方式による少量生産で造られた最後のアストンマーティン車ということになります。

そんな初代ヴァンキッシュの、しかも世界でたった50台だけの最終年度限定モデルであるアルティメイトエディションは、コーチビルダーの伝統息づくニューポートパグネル工場生産の、本当に最後の生産モデルという歴史的意義が大きいモデルと言えますね。

ノーマルのヴァンキッシュですらとても希少かつ価値が非常に高く、年式的に程度良好車が減りつつある昨今ですから、この最終限定車かつ程度良好車の価値の高さがわかる大人のエンスージアストにぜひ手にして欲しい1台です。

ニューポートパグネル生産の、本物のアストンの最終モデルは、今後より一層その価値を高めていくことでしょう。

お車は、東京都杉並区にあります。

こちらのお車は(株)ワークス様取り扱いの為、お問い合わせは下記連絡先にお願いします。

車両本体価格の他に、消費税と諸費用が別途掛かります。

以上の記事内容は、ショップさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
2,000万円
画像クリックで拡大出来ます
希少かつ貴重な初代ヴァンキッシュの最終型・世界限定50台のモデルです。
プロジェクトヴァンテージを忠実に表現したエクステリア。
こうして見るとフロントとリアの張り出しが強いのがわかりますね。
オーソドックスなファストバッククーペながら抑揚の強いフォルムが魅力的です。
セクシーなリアスタイル。
獰猛なほどの動力性能を上品なスタイリングに包むのがアストンの伝統です。
美しい高級スポーツカーの王道と言えますね。
クラフトマンシップ息づくボディワーク。
フロントからサイドにかけて目立つキズはありません。
 
灯火類もすべて良好ですね。
 
 
エンブレム類も至ってキレイですね。
ホイールは概ねこのようなコンディションです。
右後ろのホイールにはややくすみが見られます。
モール類は至ってキレイですね。
傷つきやすい要所要所も全く問題ありません。
 
サイドグリルには専用の"ULTIMATE"ロゴが。メッキ部分にややくすみが見られます。
グラマラスかつ優美な曲線美。
フューエルリッドのくすみ。
 
リア周りもグッドコンディションですね。
 
 
 
ボディのコンディションがとにかくいい個体です。
 
 
トランクルームも至って良好ですね。ファーストエイドキットも手付かずです。
 
 
エンジンルームもとてもキレイですね。
自然吸気60° DOHC4バルブV12エンジンは、静粛かつ獰猛です。
ドアひとつ取っても美しい車です。
贅を尽くしていながら華美でない、それでいてスポーティなインテリア。
ASM・・・電動油圧式6速MT(2ペダルMT)にはパドルシフトが装備されています。
座面にはやや使用感が見られます。
レザーのレッドステッチとブラッククロームメッキがアクセントになっています。
ステアリングのレザーはスレなく良好です。
最高速度322km/h・0-100km/h加速4.6sは当時のアストンマーティン車として最速。
整然と構成された美しいインパネ。
細部までこだわって設えられています。
  
専用装備のレザールーフライニング。周辺部はバックスキンレザーで仕上げられています。
こちらの座面もやや使用感が見られます。
座面前方に凹みが見られるものの、使用感のないリアシート。
Bピラー上部にはコートフックが設置されています。
シリアルナンバー入りプレートはアルティメイトエディションの証。


この車両のお問い合わせは

(株)ワークス(担当:松村氏)
東京都杉並区本天沼3-44-12
PHONE:03-5382-5477 FAX:03-5382-5288
URL:http://www.works1990.co.jp
定休日:日曜日、祝祭日

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エンスーの杜車両問い合わせ
y.matsumura@works1990.co.jp

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