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アウトビアンキA112アバルト 1985年式
車検 2021年10月 走行 89,500km 備考 ディーラー車 5MT 複数オーナー ETC
長さ 327cm 148cm 高さ 136cm 重量 690kg 排気量 1050cc
取材日2020年8月8日

JAXモノ、最終型、程度良好なA112アバルトです。

イタリアにかつて存在した、フィアットの先行開発や市場調査としての性格が強いブランドだったアウトビアンキで、最も長く作られ、最も有名なのがこのA112です。

中でもスポーティグレードのアバルトは、アバルトの名称がフィアットグループの市販車にグレード名として付けられた最初のモデルであるとともに、アバルト創始者のカルロ・アバルト氏が手掛けた最後のモデルとしても知られ、現役時代もさることながら1985年の生産終了後も現在に至るまで高い人気を誇るモデルとなっています。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は最終1985年式のJAXモノで、現オーナーさんが2019年11月に専門店にて購入されたものです。

その後3,000kmほど走行し現在に至ります。

特徴としては、多数イジっている個体の多いA112アバルトにおいて、モディファイが最小限なところが挙げられます。

調子維持のため2日に1回は乗るように心がけ、雨の日は乗らないとのことです。

●● 外装 ●●

基本的にノーマルです。

おそらく共色でオールペンされており、塗装の状態は至ってキレイです。

純正ホイールもややキズはありますが概ね良好です。

タイヤは車両購入後に新品交換されています。

外観上唯一のモディファイ箇所としては、CSC製マフラーが挙げられます。

気になる箇所としては、リア回り(バンパー、ランプ、ガーニッシュ)の接触痕(キズ、クラック)が挙げられますが、パッと見ではさほど気にならないレベルです。

エンブレム類の欠品はありません。

●● 内装 ●●

こちらも基本的にノーマルです。

モディファイ箇所としては、

・オーディオ(CDデッキ、スピーカー、デッドニング)

・ステアリング(MOMO)

・フロアマット(KARO)

・ETC

あたりが挙げられ、これらは以前のオーナーさんの手によるものとのことです。

天張りもまた以前のオーナーさんによって黒地のライナーに張り替えられています。

不調箇所としては、

・デジタル時計

・油圧計

が挙げられます。

また、運転席の座面に部分的な破れがありますが、普段はシートカバーで保護されています。

クーラーはありませんが、ヒーターは問題なく効くとのことです。

●● 機関・足回り ●●

こちらも基本的にノーマルです。

モディファイ箇所としては、

・ストラットタワーバー

・プラグコード

・ショートシフター

あたりが挙げられます。

2020年3月に以下のメンテナンスが実施されています。

・エンジンマウント交換

・ABCペダル及びパッド交換

・ステアリングラックカラー交換

・ブレーキマスターシリンダー交換

・ブレーキ回り点検

・フロントロアアーム左右交換

・エンジンブローバイ回り加工、エアエレメント交換

・シフトリンク回り点検・締付、シフトノブ修理

・配線回り点検、ヒューズボックス修理、ラジオ取付

・ラジエーターリザーブタンクホース加工製作

・ドアハンドル左右交換

・エンジン調整

・アライメント調整

●● インプレッション ●●

紺色のボディも艶やかなA112を目の当たりにすると、その小ささに目を見張るとともに細やかな造形へのこだわりが感じられ、そこがいかにも美意識の国イタリアの小型車だなと感じます。

ノーマルホイールに80タイヤという組み合わせが清々しくていいですね。

今どきの軽自動車よりも小さな車格ですが、アバルトチューンの1050ccエンジンのサウンドが凡百の小型車との素生の違いを主張しています。

インテリアは’70~’80年代のフィアット車の文法に沿ったもので、プラスティッキーながら端正かつ機能的にまとめられています。

助手席にて試乗させていただきましたが、700kgそこそこの車重にアバルトチューンの1リッターユニットはじゅうぶん以上のパワー感で、何よりグッと踏み込んだ時のサウンドが気持ちよく、ポンポン跳ねつつもキビキビとした走り味も相まって、タウンスピードの領域でスポーツドライビングを堪能することができます。

3ドアハッチバックですからその気になれば荷物も沢山積め、コンパクトで見切り良く運転しやすいといった、実用車としてのポテンシャルもバッチリなこのA112アバルトという車は、まさにホットハッチの鏡のようなモデルと言えますね。

●● その他 ●●

以下のものをお付けできます。

・純正ウッドステアリング(キズ、スレ、クラックあり)

・社外フロアマット(汚れ、スレあり)

●● まとめ ●●

見て良し、使って良し、乗って良しのA112アバルトですが、御多分に洩れず程度良好車のタマ数は近年だいぶ少なくなってきています。

その中でもノーマルに近い個体となると、イジって楽しまれることが多かったキャラクターだけに、本当に限られた存在と言えるでしょう。

そんな、車齢35年経ったA112アバルトなのに程度良好で、かつノーマルに近いという価値の高さがわかる方に乗って欲しい1台ですね。

オーナーさんは他にもエンスー車両をお持ちのため、車両整理の一環で売却を希望されています。

お車は、東京都杉並区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(10,100円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD
画像クリックで拡大出来ます
JAXモノ、最終型のA112アバルトです。 
オーソドックスな2ボックスながらディテールに拘りが溢れています。 
品がありますね。 
日本車では真似のできない造形美。 
 
軽自動車並みのサイズ感は日本の狭い道でもスイスイです。 
 
 
フロントからサイドにかけて目立つキズはありません。 
 
灯火類も良好ですね。 
 
エンブレム類の欠品もありません。 
 
 
ドアハンドルは新品に交換されています。 
ホイールは概ねこのようなコンディションです。 
お洒落なルーフアンテナ。 
 
塗装の状態はご覧の通りキレイですね。 
 
 
 
リア回りも良好ですね。 
 
 
 
キズやクラックが幾つかあります。 
 
 
 
CSCのマフラーは見た目も音も良いですね。 
エンジンルームも良好です。 
社外のタワーバーが装着されています。 
 
トランクルームも至って良好ですね。 
 
 
 
下回りも良好です。 
 
シンプルで機能的、かつ格好いいインテリア。 
運転席の座面に部分的な破れがあります。 
黒いライナーで張り替え済みです。 
ダッシュボードも良好です。  
前オーナーの趣味で、スピーカー交換とデッドニングが施されています。 
 
デッキはここに格納されています。 
 
 


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TEL/090-2540-5952(ヤマナカ)

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